訪日タイ人観光客は若い女性が多く、ショッピング目的の人で日本旅行する人が多いのが特徴です。約80万人(2015年)という人数はインバウンド市場観光客数シェア6位となっています。訪日タイ人観光客の日本旅行での目的を確認してみましょう。訪日タイ人観光客は様々な目的を持って日本旅行を楽しんでいます。
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訪日タイ人観光客の日本旅行の特徴
訪日タイ人観光客は女性の比率が55.3%です。男女ともに若い世代が多く、40歳代以下の女性だけでおよそ40%程度、男性も約30%となっています。日本旅行の同行者は家族連れ、友人連れが多く、それぞれ32.8%・26.9%となっています。
日本旅行は滞在型の訪日タイ人観光客
訪日タイ人観光客の日本旅行の滞在日数は4〜6日以内が47.6%、7~13日の旅行者は36.5%です。2週間以上の日本旅行者はわずか12%しかいません。初回訪問者は36.4%と少なめで、日本旅行6回以上のリピーターも17%いるほど、比較的リピート率が高い傾向にあります。
ショッピング目的の日本旅行が多い訪日タイ人観光客
訪日タイ人観光客は日本食に79.7%の人が期待しています。その次の目的がショッピングで67.1%です。そのほかの都市型のレジャー目的では繁華街での街歩きに期待する人が48.7%、テーマパーク20.5%、そして美術館や博物館に期待する人が19.7%となっています。
日本の自然観光目的の人も多くなっている訪日タイ人観光客
四季の移り変わりの少ない訪日タイ人観光客は日本の自然にも関心が強くなっています。日本の自然や景勝地観光を目的にする人が53.5%、そして温泉の人気も高く33.9%が期待しています。また日本の四季の体感を目的にしている人が19.4%となっています。
日本旅行で日本文化も体験したい訪日タイ人観光客
訪日タイ人観光客は日本の歴史や伝統文化体験を目的にする人も24.5%と多く、さらに現代文化体験は20.8%。さらに映画やアニメに関連する地域への訪問を目的にする”聖地巡礼“や音楽などの舞台鑑賞目的も多く、それぞれ6.6%・7.1%となっています。
訪日外国人の「聖地巡礼」とは? 約100万人のインバウンド観光客の満足度84.9%
「聖地巡礼」という俗語をご存知でしょうか?もともとは宗教上の聖地や霊場などを参拝して回ることを意味します。有名なものでは、イスラム教において人生のうち、1度はメッカを訪れなければならないとされている「ハッジ」ではないでしょうか。しかしながら、現在ではその「聖地巡礼」の原義から転じて『アニメや漫画などの舞台やモデルとなった場所や縁のある場所を「聖地」と呼び、その「聖地」を訪れる』という意味がメジャーとなってきています。いまやインバウンド需要においても重要な要素となりつつある、この意味での「聖...
訪日タイ人観光客の日本旅行での満足度
訪日タイ人観光客は日本食の満足度が高く97.0%、そして繁華街での街歩きやショッピングには、それぞれ90.6%・91.7%が満足しています。また日本の自然や文化についても訪日タイ人観光客の満足感は高く、景勝地観光や四季の体感そして伝統文化体験などに8〜9割以上の人が満足しています。
まとめ:日本旅行好きな訪日タイ人観光客
訪日タイ人観光客は日本旅行でグルメ・ショッピングなどが主な目的です。一方で日本の自然や歴史・伝統にも注目も高くなっています。訪日タイ人観光客は日本旅行全般にも満足度が高く、「大変満足」の人の割合が70%以上で、全観光客平均を12ポイント以上も上回っています。リピーターも多い日本旅行好きの台湾人や香港人を遥かに上回る高水準となっています。
<参照>
訪日タイ人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日タイ人観光客
タイ人は1人あたりGDPが6,000ドル弱で(世界94位)程度で、インバウンドが盛んな国の中ではそこまで経済力があるほうとは言えません。しかしながら、訪日タイ人は、そのあまり高くはない経済力に対してかなり高額の支出をしています。「豊かさ」を表すGDPを例にとって見てみましょう。
訪日タイ人の特徴・国民性・旅行スタイル
2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。中国や台湾をはじめとした訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率が最も著しい国の一つです。タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均です。
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
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この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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