訪日米国人観光客の情報収集の傾向:Google検索やFacebookの口コミなどを活用

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訪日外国人観光客が旅行前や旅行中に観光情報を収集する手段を知ることでニーズを把握でき、的確なインバウンド対策ができるでしょう。ここでは、人気の情報サイトやアプリなどをご紹介するとともに、訪日米国人観光客の情報収集の動向について解説します。

 

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訪日米国人観光客の旅行中の情報収集ツールはインターネットが主流

訪日米国人観光客が、訪日旅行中に情報収集する際に最も多く使う手段はインターネットです。利用デバイスは、スマホおよびパソコンで、それぞれ48.1%・35.4%の訪日外国人観光客が役に立ったと回答しています。

対して観光案内所の利用は少なく、空港内・空港外がそれぞれ16.0%・16.6%となっており、全国籍平均よりも低い数値となっています。

訪日米国人観光客の主な検索手段はGoogle

アメリカでの検索エンジンシェア率は圧倒的にGoogleが優勢となっています。

アメリカ、ワイワン、タイ、フランスにおける2012年11月〜2015年11月のGoogleシェア【PC】:globalmarketingchannel.comより引用

アメリカ、ワイワン、タイ、フランスにおける2012年11月〜2015年11月のGoogleシェア【PC】:globalmarketingchannel.comより引用

アメリカ、台湾、タイ、フランスにおける2012年11月〜2015年11月のGoogleシェア【モバイル】:globalmarketingchannel.com

アメリカ、台湾、タイ、フランスにおける2012年11月〜2015年11月のGoogleシェア【モバイル】:globalmarketingchannel.com

時期によって多少の変動はあるものの、PCでの検索の場合はおおよそシェア率は80%程度、スマホでの検索の場合は90%程度の水準となっています。

 

旅行前の訪日米国人観光客の宿泊や航空券に関する情報検索手段

訪日米国人観光客が、旅行前に宿泊施設や航空券を予約する際によく用いられる人気の検索ツールは、スマートフォンアプリの「KAYAK」です。広告代理店がネット上で表示している価格を一括検索できるため、価格や飛行時間、評価などをチェックでき、その利便性の高さから人気があります。

旅行中の訪日米国人観光客の情報検索手段

また、旅行中の訪日米国人観光客が情報収集する際に用いられる検索手段は、Google検索エンジンやFacebookのほか、「Michelin Travel」や日本の観光庁が運営する「JAL Guide to Japan」、日本政府観光局JNTO)が運営する観光サイトなどがあります。

 

訪日米国人観光客に人気なその他の情報検索手段

訪日米国人観光客をはじめとした訪日外国人観光客に人気の情報収集サイトは、ロンドン発祥の地域密着型シティガイドの東京版「Time Out Tokyo」や、日本の観光に特化したキュレーションサイト「Japan Travel.com」などです。ホテルやレストランの口コミ検索をする場合は「TripAdvisor」がよく利用されています。

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近年インバウンドビジネスの高まりとともに、

アジア圏はアプリ、欧米圏はFacebookを利用する傾向が高い

中国、台湾、香港などアジア圏の訪日外国人観光客は、ガイド性の高いアプリを利用する傾向が高い反面、欧米圏ではFacebookの普及率が高いため、生の口コミを頼る傾向が強くあります。

観光客向けに情報を整然とした英語で書いたサイトよりも、Facebook上の個人が店の名前と写真を掲載して「いいね」がたくさんついているFacebookの情報の方が説得力があると感じるようです。

 

まとめ:訪日米国人観光客を誘致するにはFacebookでのインバウンド対策が有効

訪日米国人観光客は旅行前も旅行中もFacebookで口コミを参考にする傾向が強いため、自社のFacebookページを活用するなどでインバウンド対策が可能だと考えられます。

<参照>

訪日米国人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日アメリカ人観光客

ニューヨーク人口密度は1,800人/km2(日本でいうと東京の1/3くらい。埼玉と同じくらいの人口密度)。国全体の人口密度は33.7人/km2(日本でいうと東京の1/200くらい。北海道の1/2くらいの人口密度)

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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