欧州圏の訪日外国人観光客には馴染みがあり、訪日英国人観光客はその約1割以上が利用しているゲストハウスとは、どのような宿泊施設なのでしょうか、またどのようなサービスが求められているのかもあわせて見てみましょう。
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データから見る訪日英国人観光客のゲストハウス利用
訪日英国人観光客の平均的な宿泊数は11.5泊。ゲストハウスを利用した場合の平均宿泊数は14.3泊と、かなり長くなる傾向があります。
宿泊施設の利用傾向としては、ホテルが82.3%、旅館が26.8%、ゲストハウスが12.3%(複数回答)。年齢層男女別で見ると、20代男女、30代男女、40代男性の割合が高く、ひとり旅、カップルが多く、友人、家族が続きます。
訪日英国人観光客はどのようにゲストハウスを利用しているのか
バックパッカー的にゲストハウスを利用する訪日英国人観光客をはじめとする欧米人は、あまり綿密な計画を立てずに、訪日してから集めた口コミなどの情報を元に旅程をその時その時で決める傾向があります。
宿泊先もゲストハウスで情報交換したり、オーナーに尋ねるなどして前日に問い合わせることも少なくありません。
ゲストハウスとはどのような宿泊施設なのか
ゲストハウスは素泊まりでベッドとトイレ、シャワーなどを基本的に提供してくれる安い宿で、簡単なキッチンや洗濯機などを備えている所も多く、宿泊者が集えるサロンがあって宿泊者同士の交流がしやすいのも特徴です。
多くは民家や宿泊施設をリノベーションして作られているので、古民家や町屋を転用した和風な雰囲気のある建物もあり、訪日英国人観光客にも人気があります。
最近のゲストハウスの傾向
従来のゲストハウスといえば、広い部屋に2段ベッドがいくつも詰め込まれているタイプでしたが、最近はボックスタイプ(ポッド型)の個室のようになっているベッドが壁に作りつけの部屋が増えています。
部屋も男女混合だけではなく、女性専用のドミトリー(相部屋)や、個室を備えているゲストハウスも少なくありません。
訪日英国人観光客はどのようにゲストハウスを探すのか
前述の通り、実際に訪日してから旅行者同士の口コミで宿を探す訪日英国人観光客もいますが、多くはインターネットで検索して予約するのが一般的です。
格安ホテルの検索サイトBooking.com、バックパッカーに利用されているHostelworld、個人宅だけではないAirbnb(エアービーアンドビー)などのサイトでは、英語で検索、予約などができます。
ゲストハウスの訪日英国人観光客の迎え方
日本全国にあるゲストハウスが訪日英国人観光客を迎えるには、世界中から集客するためにまず英語のサイトがある検索エンジンに登録することが第一です。
ゲストハウスを利用するような訪日外国人観光客は現地に住む人の生の情報を求めていますので、英語でその地域の観光地や歴史が説明するようなサービスも必要です。
まとめ:訪日英国人観光客の利用をもっと期待できるゲストハウス
高級なホテルもエコノミーな宿も全ての宿泊施設の予約が特に取りにくい現状にある東京では、宿泊施設の増加が急務になっています。
民泊の活用も言われていますが法的にグレーゾーンのシステムを増強するよりも、きちんと届け出のされている手頃な価格のゲストハウスが増える方が、利用客は安全に利用することができてメリットが多いと言えます。
プライバシーに配慮したタイプのゲストハウスも増えてきていますし、これからますます訪日英国人観光客のゲストハウス利用が期待できます。
訪日英国人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日英国人観光客
「ジェントルマン」発祥の地、イギリスからやってくる訪日英国人観光客はマナーやエチケットには敏感な性格を持ちます。基本的に相手との間に距離を置いた付き合い方をするため、欧米系の顔だからといって対米国人に接するときのような、あまりにもフレンドリーな態度は控えたほうが賢明です。
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