国内企業によるインバウンド対策事例に学ぶ、訪日韓国人観光客の集客方法

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1990年代以降、訪日韓国人観光客の人数はほぼ首位か2位で推移しています。2015年には350万人ほど訪れており、重要な訪日外国人観光客だと言えるでしょう。企業が訪日韓国人観光客誘致のために行っているインバウンド対策を確認してみましょう。訪日韓国人観光客の多くが訪問する関西の企業について調べてみました。

 

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西日本への訪問率高い訪日韓国人観光客

訪日韓国人観光客の32%が福岡に訪れています。大阪も人気の観光地で30%、京都も15%です。自国から3時間以内で到着できる西日本への訪問率が高くなっています。東京へは20%の訪日韓国人観光客が訪れています。

訪日韓国人観光客の日本旅行での目的

訪日韓国人観光客は日本食に期待する人が76%で日本酒も27%の人が目的にしています。日本の自然の観光にも36%が期待し、繁華街の街歩きには35%、ショッピングを楽しみにしている人は51%となっています。

 

関西の企業のインバウンド対策事例

訪日韓国人観光客が多く訪れる大阪を拠点とする企業の阪急・阪神グループのインバウンド対策を確認してみましょう。訪日外国人観光客向けの阪急全線乗降フリー乗車券の「Hankyu Tourist Pass」を販売しています。1日券が700円、2日券1200円と、阪急を利用する人にはかなりお得な乗車券です。

業績伸ばす阪急グループ企業のインバウンド対策

阪急全線乗降フリー乗車券の「Hankyu Tourist Pass」は2012年には3千枚、翌13年には9千枚、14年度は4~6月のわずか3月間で1万3千枚となっています。韓国企業と連携してのインバウンド対策が効を奏しているようです。韓国のナショナルフラッグキャリア・大韓航空はじめ韓国の航空会社3社、旅行代理店18社と提携しています。

 

観光客のニーズ踏まえた企業のインバウンド対策

訪日外国人観光客の9割近くがスマホやタブレットを携行、Wi-Fi(ワイファイ)を無料で利用したいというニーズが高くなっています。鉄道企業を中核とする阪急・阪神グループではインバウンド政策として訪日外国人観光客向けに阪急線全87駅・阪神線全49駅などで利用できる無料のWi-Fi(ワイファイ)サービスを提供しています。

総合力活かした企業のインバウンド対策

阪急・阪神グループでは企業の総合力を活かしてインバウンド対策を推進しています。阪急西宮ガーデンや阪急三番街などのショッピング施設をはじめ阪急阪神ホテルズでもホテルの全客室やレストランや主要な宴会場などでWi-Fi(ワイファイ)環境を整備して無料でデータ通信を提供しています。

 

まとめ:訪日韓国人観光客の満足度を高める企業のインバウンド対策

訪日韓国人観光客で日本の旅行に満足した人は94%、また96%の訪日韓国人観光客が再訪したいと考えています。訪日韓国人観光客が日本旅行中にあると便利だと感じた情報は無料のWi-Fi(ワイファイ)についての情報です。

企業のインバウンド対策として阪急・阪神グループでは交通費節減策としてのパスと無料Wi-Fi(ワイファイ)設備を提供して業績を伸ばしています。

 

訪日韓国人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日韓国人観光客

2000年代から、日本語を学ぶ学生が増えています。その理由は、日韓交流の増加により日本語が就職に有利と判断され始めていること、日本文化に対する関心が高くなってきていることなどが挙げられます。実際に、韓国の日本語学習者数は約91万人(2006年)と世界の中でもトップで、世界の日本語学習者の約3割(30.6%)を占めていることになります。

訪日韓国人観光客の特徴

日本の製品やコンテンツに強い関心を持っており、距離的にも近い韓国はインバウンド消費を狙ううえで無視できない国のひとつです。リピーターが多く、自分の興味に合わせた旅行プランを練る傾向のある韓国人観光客は、東京都などの定番観光スポット以外にも足を運びます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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