訪日豪州人観光客向けのインバウンド対策としてオーストラリア人を採用するメリット、デメリット

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

訪日豪州人観光客が生活するオーストラリアは日本よりも収入レベルが高い反面、労働時間は少ない傾向があります。訪日豪州人観光客の誘致のために残業の文化がないオーストラリア人を採用するにあたっては労働環境面で調整が必要だと考えられる反面、得られるメリットも高いと予想できます。

オーストラリアの雇用情勢に触れながら、訪日豪州人観光客のインバウンド対策に繋がるオーストラリア人スタッフの採用についてご紹介します。

 

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

オーストラリアでインバウンド誘致をするための起業について

オーストラリア政府はスモールビジネスを奨励しており資本金1ドルから起業できるため、日本から参入する企業も増えています。インバウンド誘致のためにオーストラリアで観光事業の会社を起業する場合、「現地法人の設立」が現地の企業と同等の活動ができる起業形態になります。

オーストラリア現地で採用する場合の注意点

オーストラリアで採用する場合、正社員は週当たりの労働時間が38時間以上となっていますが、日本と違い残業をする文化がありません。どれだけ遅くまで残業をする人でも21時には退社します。

その他、キャッシュジョブと呼ばれるオーストラリアならではの非正規雇用形態や、日本のバイトよりもフレキシブルなカジュアルワークと呼ばれる雇用形態も存在します。そのため、採用においては日本とは違う労働環境を考える必要があるでしょう。

日本の企業が採用したオーストラリア人の労働に関する印象とは

日本の企業で働くオーストラリア人の日本の労働に対する印象は、第一に「働き過ぎ」だということです。社畜という言葉が生まれて久しいですが、オーストラリアに限りらず海外からすれば日本人の労働環境は異常だとされています。

オーストラリア人の採用において労働環境の整備は必要か

訪日豪州人観光客を誘致するインバウンド対策としてオーストラリア人を採用するにあたって、クリエイティブ系の職種を除き、終電までの残業が当たり前のような会社での雇用は難しいでしょう。海外の労働者が働きやすい環境づくりは不可欠だと考えられます。

また、日本の優秀な企業の多くは残業に頼らないワークスタイルを確立しており、これからの企業の在り方は、楽しく働けてストレスを溜め込まず、生産性の高い環境づくりが必須となるでしょう。そのひとつの例として、海外に習い自宅勤務を取り入れる企業も多くなってきています。

 

オーストラリア人を採用するメリットとデメリットとは

訪日豪州人観光客を誘致するインバウンド対策としてオーストラリア人を雇用することで得られるメリットとしては、母国語が英語なので観光業界では翻訳、通訳、観光案内など幅広い仕事に従事できることです。

また、訪日豪州人観光客を誘致するに当たっては、現地の習慣や文化を知っていなければ分からないニーズもあり、サービスの深化において有効だと考えられます。

日本よりも平均給与が高いオーストラリア人の採用について

オーストラリアの一人当たりのGDPは世界で12位となっており、26位の日本と比べて高く、また平均月収も254,733円で世界で8位と高水準です。

日本は19位となっています。また、オーストラリアのカジュアルワーク(アルバイト)の平均時給は17ドル(約1800円)と言われていますので、オーストラリア人を採用する場合は日本人よりも高い給与を支払う必要があるかもしれません。

 

まとめ:訪日豪州人観光客を誘致するためのオーストラリア人の採用

オーストラリア人を採用するにあたり、労働環境や賃金の面で敷居が高い可能性があることが分かりました。しかし、訪日豪州人観光客をインバウンド誘致することを考えた場合、現地人目線で仕事を考えることができるスタッフがいるだけで戦略は全く変わってくるでしょう。

また、日本人を現地人レベルに教育するコストも削減できるため、インバウンド対策としてオーストラリア人の採用は有効だと考えられます。

【11/26開催】インバウンドの受け入れを「仕組み化」で乗り切る!宿泊・観光業の人手不足を解消する革新的ソリューションを紹介


外国人観光客の爆発的増加に伴い、スタッフの人手不足に直面する宿泊・観光業界。
さらには多言語対応やあらゆるサポートも求められ、キャパシティが限界状態にある事業者も少なくはないでしょう。

そこで訪日ラボでは、「人手不足を補いながらインバウンド対応を強化する」実践策を紹介するセミナーを開催します。

DXによる業務効率化や自動化、多言語対応の仕組みづくり、24時間・22言語対応の医療通訳付きオンライン診療、そして多言語での口コミ・MEO対策の無理のない運用方法まで、“少ない人員でも安心して外国人観光客を受け入れられる仕組み” を解説します。

<セミナーのポイント>

  • 人手不足の現場でも実践できる、インバウンド対応・業務効率化のヒントがわかる!
  • 多言語対応や医療連携など、“安心・安全な受け入れ体制”を整える具体策が学べる!
  • 集客から滞在サポートまで、インバウンド受け入れを総合的に学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【11/26開催】インバウンドの受け入れを「仕組み化」で乗り切る!宿泊・観光業の人手不足を解消する革新的ソリューションを紹介

【インバウンド情報まとめ 2025年11月前編】中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に10月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか:インバウンド情報まとめ【2025年11月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!

その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに