Airbnb(エアビーアンドビー)などの民泊サイトを活用した「民泊ビジネス」は日本で盛り上がりを見せています。しかし、民泊ビジネスを検討している人にとって、空き室を所有していても、運用ノウハウがない限り、それらを宿泊施設として訪日外国人観光客に貸し出すのは難しいことです。こうした問題を解決してくれるのが「民泊運用代行サービス」。民泊運営に必要な業務を代行してくれるサービスです。
株式会社ファミリアリンクの提供するAirbnb・民泊代行サービス「faminect」(以下、ファミネクト)は代表的な民泊運用代行サービスとして知られています。今回は同サービスの概要やサービス形態などを詳しく解説します。
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目次民泊サービスとは?:Airbnb(エアービーアンドビー)を例にAirbnb(エアビーアンドビー)のしくみ・特徴なぜ民泊に注目が集まっているのか?民泊ビジネスの抱える問題点民泊ビジネスと法的要件合法的に民泊ビジネスを行なうには?民泊ビジネスには、法的問題のほか、近隣トラブルも課題となるまとめ:今後の民泊市場の法的・ビジネス的動向に注目民泊サービスとは?:Airbnb(エアービーアンドビー)を例に日本でも急速に広まりつつある民泊ビジネス。業界の中でも最も有名なAirbnb(エアビーアンドビ...
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[運用実績]月の売り上げは30万円~60万円で推移か
ファミネクトは、Airbnbなど民泊サービスの運営代行を通じて、訪日外国人観光客、部屋を貸し出すホスト、ローカル地域と「家族(family)のようにつながる(connect)」をコンセプトに、日本の良さ、おもてなしを発信しているサービス。
ホームページ上では、運用実績として2件の民泊代行事例が確認できます。
一件目の事例として挙げられている東京都新宿区・都庁前周辺の1DKでは、訪日外国人観光客1泊につき、13,059円の売り上げ。月平均は、324,357円を記録しています。
2件目の事例として挙げられている目黒区・池尻大橋周辺の2LDKでは、訪日外国人観光客1泊につき、25,098円の売り上げ。月平均は577,254円を記録しています。
[特徴①]ファミネクトは日本初の民泊完全運営代行サービス:5つ星の最高評価獲得へ多彩な代行サービスを提供
民泊運用代行サービス・ファミネクトは、民泊運用代行サービスとして、
- 各種民泊サイトのアカウント作成・管理
- プロカメラマンによる部屋・物件の写真撮影
- ゲスト向けの英語ハウスマニュアルの作成
- ネイティブスタッフによるメール・電話応対
- ハウスクリーニング予約
- 水漏れや電気系統トラブルなど緊急時の素早い対応
- 鍵の管理・受け渡し
- 民泊サイト上のレビュー管理
- 宿泊価格の自動調整
などを実施。Airbnbなど民泊サイトのゲストやホストが、より安心して民泊を利用できるように、さまざまなサービスを提供しています。
[特徴②]英語、フランス語、中国語など8か国語に対応。
民泊運用代行サービス・ファミネクトの対応可能言語は、「日本語」「英語」「中国語(北京語・広東語)」「台湾語」「韓国語」「マレー語」「フランス語」「ポーランド語」の8か国語。
物件ページの作成、ゲストとの電話・メール対応などがこれらの言語で可能とのこと。
[特徴③]Airbnb他、HomeAway、agodaなど多くの民泊サービスに沿ったサービスが提供可能。
- 民泊サイト最大手である「Airbnb」
- Expediaグループの「HomeAway」
- オンライン旅行予約大手「agoda」
- 中国・台湾人観光客の集客力が高い「自在客」「住百家」
- 台湾でスタートした民泊サービス「AsiaYo!」
など、多くの民泊仲介サイトに対応。それぞれの民泊仲介サイトに合ったサービスの提供が可能です。
[特徴③]簡単4ステップで民泊運用代行サービスの申し込みが可能に
ファミネクトの申し込み手順は、
- 無料相談フォームに必要項目を記入
- 担当者がメールか電話で連絡
- 審査後に運営代行が可能な場合には、アカウントを登録
- 民泊運用代行サービスの提供開始
となっており、申し込み手順が簡単なことも、民泊運用代行サービス・ファミネクトの特徴です。
[料金形態]運営代行・完全運営代行の2種類にわけて提供:それぞれ売り上げの10%と20%+清掃費
運営代行・・・民泊運営の売り上げの10%+清掃費
完全運営代行・・・民泊運営の売り上げの20%+清掃費
の2種類にわかれています。
右記の表から確認できるように、完全運営代行プランのほうが、運営代行プランよりも多くのサービスを受けることが可能になります。
まとめ:民泊運用代行サービスfaminect 多彩なサービス提供がウリか
- 比較的シンプルな料金プランや申し込み手順
- 多彩なサービスの提供
この2つが特徴として挙げられます。
民泊運営代行だけでなく、民泊向けWi-Fi、インターネット固定回線(民泊光)、民泊保険等、他社の民泊代行業者にはない、多彩なサービス提供が強みとなっています。
国内の民泊運用代行サービスを活用することにより、訪日外国人観光客の増加というトレンドを、インバウンド収益という形で還元することができるかもしれません。
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今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
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参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
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