訪日外国人観光客の目線から日本を見た場合、一体どのような場所に魅力を感じて日本を訪れているのでしょうか?文化、食、観光名所などいろいろな観点があると思いますが、世界120箇所以上の観光ガイドを発行しているRough Guidesの情報を元に観光名所としての視点で「東京中心部」について見ていきましょう。
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皇居東御苑
皇居の東側に位置する、約21ヘクタールの庭園は外国人観光客とっては皇居の近くであるということ、そして元江戸城の一部であることなどもあって人気となっています。御苑内には日本庭園、皇居に関連した施設もあり、入園料も無料であることも人気の理由です。
北の丸公園
元々江戸城の北の丸があった場所で、重要文化財に指定されている田安門、清水門、桜や梅の花、ヒカリゴケなども有名です。また敷地内にある国立近代美術館も観光名所として知られており、公園の北にある武道館に関しては、その天井の形状が奈良の法隆寺へのオマージュ、富士山の形を模したものとして紹介されています。
靖国神社
北の丸公園の向かいにある靖国神社は、太平洋戦争で亡くなった方を弔う場所として、そして神風特攻隊のメンバーが出撃の際に「靖国で会おう」と語ったなどのエピソードと共に紹介されています。また8月15日の終戦記念日には多くの参拝客、政治家が参拝するというエピソードも紹介されています。靖国神社の敷地内にある美術館である遊就館に関しても、太平洋戦争に関する展示が英語でも見ることが出来るとして、零戦、人間魚雷の回天などの紹介もされています。
秋葉原
東京の中でも家電が最も安く手に入る場所として紹介されており、アニメ、漫画ファンにとって必ず行くべき場所とされています。また海外からすると非常に珍しいメイドカフェ、オーディオ部品の山である東京ラジオデパートもディープな日本の一面とされています。
六本木
夜の街として有名な六本木ですが、様々な施設、建物があるとして東京ミッドタウンが紹介されています。サントリー美術館、デザイン専門施設である21_21 DESIGN SIGHTに加えて、東京ミッドタウンから近くの国立新美術館などの芸術施設が特に人気のスポットとして紹介されています。また駅からすぐ近くの六本木ヒルズも様々なショッピングなどが楽しめるとして紹介されており、巨大な蜘蛛のオブジェの「ママン」、森美術館なども人気のようです。
東京タワー
東京の象徴として紹介されており、展望台からの景色、ライトアップされた際の美しさなどが紹介されています。また、この美しい東京タワーを眺めるのには、ザ・プリンス パークタワー東京のスカイラウンジがおすすめの場所として紹介されています。
増上寺
徳川家と繋がりの深い寺として紹介されており、当時は風水学的に江戸を守る役割を持っていたことが紹介されています。また戦災を免れた重要文化財の「三解脱門」、中央に位置する「大殿」なども、日本の長い歴史を感じさせる建造物とされています。
<参考>
- ROUGH GUIDE:Central Tokyo
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