地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人入出国空港分析」の使いかたを解説していきます。この機能では、
- 「指定した時期」に
- 外国人が入出国に利用した全国の空港
を表示することができます。
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地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人出国空港分析の操作メニュー解説
操作メニューについて、
①の都道府県指定で詳細に見たい都道府県を指定し、
②の「表示方法の指定」では「実数で表示する」と「訪問率で表示する」という2つから選択が出来ます。実数の場合は利用人数で、訪問率の場合はパーセンテージでの表示となります。
③の「表示レベルの指定」では、全国を表示するか、都道府県別に表示するかを選択出来ます。
④の「表示年・期間の指定」からは、現在2015年の1-6月期のみしか選択出来ないようです。
⑤の「入国空港の指定」では、全国、北海道、東北、首都圏、北陸・中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄などの地域の選択、さらにその地域にある空港を選択出来ます。
⑥の「出国空港」に関しても同様に選択が可能です。
⑦の「指定した空港で分析」をクリックすると⑤、⑥で指定した空港を入国、もしくは出国で使用した外国人が、入国から出国までの間に2時間以上滞在した都道府県を棒グラフで表示します。
また、⑧の「指定した都道府県で分析」をクリックすると、①で指定した都道府県に入国から出国までの間に2時間以上滞在した外国人が利用した空港が円グラフで表示されます。表示は上部に入国と出国に当該空港を利用した外国人、下部左に入国で使用した空港、下部右に出国で使用した空港が表示されています。
地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人入出国空港分析で東京都のインバウンドを分析する
それでは使い方を実際に見ていきましょう。今回は例として東京都のデータを見てみます。
まず①で東京都を指定、
②は実数表示で見てみましょう。
③の表示レベルに関しては都道府県とします。
④の表示期間に関しては選択が出来ないのでそのままです。
⑤の入国空港に関しては、今回は「成田国際空港」を指定します。
⑥の出国空港に関しても同様に「成田国際空港」としました。
こうして見ると、 2015年1月-6月の間に成田国際空港を入出国に利用し、東京に2時間以上滞在した訪日外国人観光客は1,850,811人 だったという事がわかります。
この状態で「指定した空港で分析する」をクリックすると、2015年1月-6月に入国空港と出国空港として成田国際空港を利用した訪日外国人観光客が、2時間以上滞在した、つまり訪問した都道府県が棒グラフで表示されます。
こうして見ると千葉県は空港までの移動、および出入国手続きで2時間以上滞在はあたりまえ、次いで東京都を訪問した外国人が圧倒的に多く、神奈川県がその次に多いということがわかります。
「指定した都道府県で分析する」をクリックすると、①で指定した都道府県に入国から出国までの間に2時間以上滞在した訪日外国人観光客が、「入国の際に利用した空港」、「出国の際に利用した空港」が円グラフで表示されます。
東京都ということで見ると、入国と出国の間の2時間に利用した空港は当然東京から近い「成田国際空港」「東京国際空港(羽田空港)」が圧倒的に多い事がわかりますが、東京から近いとは言えない「関西国際空港」「中部国際空港」の利用者も一定数いるという事もわかります。つまり、成田や羽田から入国し、ゴールデンルートなどを楽しんで関西国際空港から出国する、といったインバウンドの流れもここから読み取ることが出来ます。
まとめ
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人入出国空港分析」の使い方について解説してきました。この機能を使うことで、入国空港、出国空港を中心とした視点から外国人の行動を追うことが出来ます。
<参考>
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