成田でのトランジット時も観光が楽しめる!観光庁が提供するインバウンド向け成田周辺観光ルート8選[前編]

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2017年3月の全国籍の訪日外客数は220.6万人(前年同月比9.8%増)となり、昨年3月の201万人を19万人以上上回って過去最高を記録しました。

これからも訪日外国人観光客数は増加していくことが予測され、各自自体・企業はインバウンドに関連したビジネスやサービスの導入を進めています。

訪日外国人観光客に限らず、国外に旅行をする際、数時間にわたる中途半端なトランジット(乗り継ぎ)の時間のつぶし方は、誰もが頭を悩ませるところ。

日本では、観光庁が主体となり、主要空港として知られる成田国際空港周辺を短時間で周遊することができる観光ルートを整備しています。

 


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Narita Transit Programとは:成田空港でのトランジット(乗り継ぎ)時、日本の自然や文化等を体験できる魅力的なモデルコース

観光庁では、2020年に訪日外国人旅行者数2000万人に向けて、「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014」に基づき、2015年3月1日より「Narita Transit Program」を開始しています。

これは、訪日外国人観光客トランジット(乗り継ぎ)を理由に成田国際空港に滞在する際、成田国際空港周辺を短時間で周遊することができるモデルコースを観光庁が設定し、訪日外国人観光客に提供するもの。

当初は、5つのみのモデルコースを提供していましたが、現在では計8つまで拡充されています。また、モデルコースは、ボランティア同行型とセルフツアー型の2つに分かれています。

具体的にどのようなモデルコースなのでしょうか?今回は、ボランティア同行型モデルコースについての具体例を見ていきましょう。

 

[ボランティア同行型①]成田山新勝寺での日本文化体験ツアー

成田山新勝寺での日本文化体験ツアー:成田空港トランジット(乗り継ぎ)観光ルート例

成田山新勝寺での日本文化体験ツアー:成田空港トランジット(乗り継ぎ)観光ルート例

1,000年以上の歴史を持ち、観光地としても高い評価を受ける成田山新勝寺を訪れるツアー。

30分で成田山表参道を歩きながらグルメやショッピングを楽しみ、その後60分かけて成田山新勝寺の観光を楽しみます。

 

[ボランティア同行型②]日本の郷土料理体験ツアーin芝山町

日本の郷土料理体験ツアーin芝山町:成田空港トランジット(乗り継ぎ)観光ルート例

日本の郷土料理体験ツアーin芝山町:成田空港トランジット(乗り継ぎ)観光ルート例

成田国際空港からバスで約15分の場所にある芝山町の和食を提供するレストラン「フワリ」で地元の食材を使った日本食が楽しめる観光ルート。約30種類の料理が楽しめるとのこと。

オプショナルツアーとして、「いちご狩り」や成田空港を離着陸する航空機を一望できるという「ひこうきの丘」へのガイドツアーなども提供可能。

 

[ボランティア同行型③]日本の田園風景体験ツアーin多古町

日本の田園風景体験ツアーin多古町:成田空港トランジット(乗り継ぎ)観光ルート例

自然に囲まれた多古町を観光できるツアーです。多古米が有名な同町では、美しい稲作風景を楽しむことができます。日蓮宗の本山である日本寺も訪れることができます。

 

[ボランティア同行型④]房総のむらで江戸時代を体験しよう

房総のむらで江戸時代を体験しよう:成田空港トランジット(乗り継ぎ)観光ルート例

房総のむらで江戸時代を体験しよう:成田空港トランジット(乗り継ぎ)観光ルート例

参加体験型の博物館として、房総の伝統的な生活様式などを紹介している「房総のむら」を訪れるモデルコース。

同施設では、150年前の江戸から明治への移り変わりの時代の雰囲気を体感できます。訪日外国人観光客から大人気である忍者や侍のコスプレを試着しながら、江戸の街並みを楽しむことができます。

 

まとめ:観光庁の取り組みで成田でのトランジット(乗り継ぎ)時にも訪日客におもてなし!

今回は、観光庁が設定したトランジット(乗り継ぎ)で成田国際空港に滞在する訪日外国人観光客向けの8つの観光モデルコース「Narita Transit Program」から、ボランティア同行型のものをご紹介しました。

短時間で成田国際空港周辺の観光を楽しめるため、訪日外国人観光客にも人気の観光モデルルートとなっています。次回は、セルフツアー型4コースをご紹介します。

<参照>

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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