津山城、B’zの稲葉浩志氏の出身などということで、日本人には馴染み深い観光地である岡山県津山市ですが、津山市は 「津山市観光アクションプラン」 で観光客、訪日外国人観光客に関する今後のプランをまとめています。なお、岡山県に宿泊する訪日外国人観光客の数は増加しており、平成28年度は223,084人となり、対前年比で137.4% となっています。
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津山市観光戦略アクションプランの目的
津山市では平成26年に、市の今後の経済成長を実現するための指針となる津山市成長戦略を策定し、観光分野を、市の今後の経済成長を実現するため成長のエンジンとなる分野の一つ であるとしました。津山市観光戦略アクションプラン は、こうした環境の変化も鑑み、津山市成長戦略との整合性を図りつつ、観光振興施策を具体的に進めていく行動計画(アクションプラン)として策定されました。なお期間は平成27年度から平成31年度までの5年間とされています。
津山市がある岡山県を訪れる観光客の動向
岡山県の観光客数については平成23年に落ち込んだものの、その後緩やかな回復基調となっています。平成28年については対前年比120%の成長 を見せています。県内と県外の観光客数を見ていくと、全体に占める割合は県外観光客が減り続ける中、県内からの観光客が増えている ことが伺え、平成28年に関しては県内からの観光客が対前年比で129%となり、県外からの観光客の割合が減リ続けています。
岡山県のインバウンド観光の動向
岡山県におけるインバウンド観光の動向は、訪日外国人観光客数が長期的に増加傾向にあり、過去10年間では4倍近い伸び を示しています。地位別に見ていくとアジア各地域からの来訪が増えてきており、国別では、台湾から訪れている訪日外国人観光客が最多、続いて香港と中国が続いています。
津山市観光戦略アクションプランの訪日外国人誘致の方針と施策
津山市観光戦略アクションプランでは訪日外国人をより沢山津山市に誘致するために、下記の重点方針と施策を定めてアクションに落とし込んでいます。
【重点方針】
- 海外での「岡山」の認知度向上
- 東アジアからの誘客拡大 東南アジア市場の開拓
- 広域連携による観光ルート形成
- ソウル線、上海線、台北線などの航空ネットワークの拡充
【施策】
- 海外での認知度向上 トップセールス、情報発信、旅行商品化促進
- 広域連携 国・他県等との連携、民間企業との連携
- 新たな市場開拓 東南アジア市場開拓、ターゲットを絞った誘客
- 受入体制の充実 多言語対応の改善・強化、おもてなし意識の向上、消費増加対策
- 交通アクセスの充実 航空ネットワークの拡充、2 次アクセス手段の確保
増加しているアジアからの訪日外国人観光客をさらに呼び込むために
津山市観光戦略アクションプランでは増加傾向にあるアジアからの外国人をより津山市に誘致するために、下記の重点方針と施策を定めてアクションに落とし込んでいます。
-
観光まち歩きアプリの開発
- 外国人も含めた来訪者向けに、ホテルや食事処、土産品、まち歩きのルート等、お勧め情報を紹介するアプリを通じてスムーズに楽しめる津山市観光を提案。また、伝統工芸品を組み合わせた施設を紹介するなど、津山ならではのコンテンツを充実させる。
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アジア地域からの観光客に特化した情報発信
- 旅行会社へのプロモーションや、留学生・近隣の外国人在住者によるSNS等を活用した情報発信に取り組み、海外での情報拡散と誘客を図る。
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SNS等を活用した外国人目線による情報発信
- アジア地域からの留学生や近隣の外国人在住者の協力を得て、外国人の目線での津山市観光の魅力を発信し、海外での情報拡散を図る。また、外国語パンフレットを駅・空港等に配置し、海外からの来訪者への情報提供に取り組む。
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海外プロモーションによる外国人観光客の誘致
- アジア地域の富裕層に向けたグルメプロモーション等、津山市ならではの素材を活かしたプロモーション活動に取り組む。
まとめ:インバウンドの地方誘致においてはターゲットの明確化が鍵
今回例として見た津山市の場合、市を訪れる訪日外国人観光客の中でも アジア地域から訪れる人が多い ということから、多くの施策をアジア地域向けに振っています。 訪日外国人観光客と一括りにしてしまうと、欧米人のイメージがどうしても強くなりますが、実際に日本を最も訪れている中国、台湾、韓国、香港出身の訪日外国人観光客をターゲットとして絞り込んだ施策を打ち出すことは、非常に効果的だと言えるでしょう。
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<参考> - 平成28年岡山県観光客動態調査結果の概要について - 岡山県外国人旅行者宿泊者数について - 津山市観光戦略アクションプラン
【6/11開催】欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?
本ウェビナーでは、株式会社movと株式会社大阪メトロ アドエラの共催により、欧米豪向けインバウンドをターゲットとした「ローカルイマーシブ “地域にどっぷり浸かる没入体験”の提供」をテーマに最新情報をお届けします。
2025年大阪・関西万博の開催を契機に、欧米豪を中心とした訪日外国人観光客が関西を中心に日本全国に訪れる機会が急増しています。
一方で、地域の受け入れ側には「英語対応が難しい」「どう関わればいいかわからない」「コンテンツや訴求方法がわからない」「対応できる人材がいない」といった課題も多く、せっかく外国人観光客が訪れても、地元に経済的な波及効果が十分届いていないのが現状です。
本セミナーでは、大阪メトロ アドエラが展開する欧米豪向けインバウンド事業「Osaka JOINER」をもとに“まち全体でインバウンド受け入れるスキーム”を通じた、インバウンドに関わる人と経済のパイを増やすための可能性を紹介します。
観光施策、まちづくりに携わる方にとって、明日から活かせるヒントが満載です。
<本セミナーのポイント>
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- 旅行者満足度を獲得することで、マーケティング・プロモーションなど、広がる可能性がわかる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?【6/11開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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