「観光庁長官表彰」 をご存知でしょうか?これは観光庁が魅力ある観光地づくりやその魅力の発信、訪日外国人旅行者の誘致など、観光の振興、発展に貢献し、その業績が顕著な個人及び団体を表彰しているものです。今回で第9回目を迎えます。今回は合計で4つの個人、団体が「観光庁長官表彰」の受賞者に選定されました。10月2日に国土交通省総合政策局国際会議室において表彰式が行われます。詳しく見ていきましょう。
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観光庁長官表彰受賞者その1「津軽海峡マグロ女子会」
北海道新幹線の開業を契機として、2014年3月に結成されました。メンバーは南北海道、青森県の女性、13市町村の約70名から成っています。「津軽海峡圏に新たな賑わいと豊かさを造りだし、誇れる故郷を次世代につなぐこと」を目的とし、各種イベント企画や商品開発など独創的な活動を実施しています。昨年10月には「マグ女のセイカン博覧会」を開催し、まち歩き・グルメ・手作り体験などのプログラムを実施することで、独自の観光周遊ルートの策定 を行っています。
今年も「暮らしまるごとディープ体験」「ローカル線・沿線をめぐる旅」「マグ女と乾杯♪ほろ酔い散歩」「海、山、温泉でパワーチャージ」「北前文化と祭で歴女な体験」と名付けた様々な観光プログラムを提案しています。また、南北海道、青森県それぞれの特産品を使用したお弁当「にぐ・さがな弁当」の開発を監修などもしており、この弁当を東北各県の駅で販売し、地元の食の魅力と地域を広く発信 しています。今回は、こうしたイベントや商品開発等を通じ、人をつなぎ、元気作りの牽引役となり北海道、青森県の観光を盛り上げていることが評価されました。
観光庁長官表彰受賞者その2「Tokyo Journal」
1981年に創刊された、日本の文化・政治・経済等に関する情報を提供している最も古い英字雑誌で、現在、世界30カ国以上で発刊されています。ロサンゼルス(アメリカ)に拠点を置き、外国人の視点から、日本の幅広い情報について、広く世界に発信しています。主要な読者は欧米の富裕層で、創刊から長きに渡り、欧米からの訪日需要の拡大に貢献し、また、地方の観光名所やお祭り等の記事も掲載するなど、地方への誘客も促進している点が評価されています。
観光庁長官表彰受賞者その3「Princess Cruise Lines, Ltd.」
アメリカ・カリフォルニア州サンタクラリータ市に本社を置く、1965年に設立された世界最大のクルーズ会社です。近代的な客船と最上級のサービスを強みとしており、世界で最も権威のある料理協会ラ・ジェーヌ・ド・ロセティーヌにクルーズ業界で初めて入会し、全船が同協会に登録されているなど、本物の美食、究極のホスピタリティにこだわり、欧米の富裕層に向けて、日本周遊クルーズ商品を積極的に販売しています。
日本においても、ジャパン・ツーリズム・アワード 観光関連産業部門 部門賞(2015)、クルーズ専門誌「CRUISE」読者投票 クルーズシップ・オブ・ザ・イヤーなどを受賞するなど高い評価を受けています。2013年に、外航クルーズ会社として初めて、日本周遊のための専用船を就航させ、訪日客の増加に大きく貢献しており、日本風にした船内などの他、和食の提供や太鼓や落語などの日本文化の発信も積極的に行っています。 また、各寄港地の観光名所を巡るツアーやその地域独自の体験を提供するツアーを実施し、地方の経済活性化にも大きく貢献 している点が評価されました。
観光庁長官表彰受賞者その4「山本 牧子(MPI Japan Chapter 名誉会長)」
ミーティング・プランナーとして活躍しながら、勉強会や講演活動を積極的に行い、また国・自治体等の有識者会議の委員を長期に渡り務めていらっしゃいます。さらに、MICE業界の国際的組織MPIの日本支部会長を2012年7月より5年間務め、その功績が評価され、昨年には、アジア初となるMPI Chair’s Award(会長賞)を授賞するなど、日本のMICE業界を牽引しています。
日本のMICEの国際競争力を高めるために、ユニークベニューの開発支援にも傾注。国や県の施設をユニークベニューとして活用することを長年に渡り積極的に提案・発言しています。さらに、今年発行された東京都ユニークベニューパンフレットの作成に係助言など、MICEを通じた地域創生にも貢献しています。
まとめ:どのような取組みが、インバウンドで長期的に効果を上げているのか?
今回発表された「第9回観光庁長官表彰」を見ていくと、長期的に見てどのような取組がインバウンドを牽引する上で効果を発揮しているのかがわかりやすいと言えます。
特に 地方自治体目線 で考えると、津軽海峡マグロ女子会の取組が参考になりますし、「Tokyo Journal」や「Princess Cruise Lines」の取組みからは、どのような取組みが長期的に海外市場にアピール出来るのか ということがわかりやすいと言えるでしょう。また、個人単位でこうした賞を受賞される山本 牧子さんの例からは、今後の日本のMICEでの競争力を高めるための方向性 なども伺い知ることが出来ると言えるでしょう。
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