3,300億円の経済波及効果に期待:ラグビーワールドカップ これまでの数値からみるインバウンドへ効果とは?2年後に控えた日本大会開催を前に知っておくべき7つの数字

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以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの前哨戦として、インバウンド市場にとって2019年のラグビーワールドカップは注目のイベントです。

開催を2年後に控えたラグビーワールドカップですが、前回のイングランド大会はどの程度の経済効果があったものなのでしょうか。 アーンスト・アンド・ヤング(Ernst & Young、略称EY) による大会後のレポートの概要を確認してみましょう。

40億人が視聴

日本代表の活躍が世界中のメディアを賑わせた2015年のラグビーワールドカップから2年が経過しました。2015年のラグビーワールドカップにおける日本代表の活躍は、一時的に 日本にラグビーブームを引き起こし、 2015年の日本ラグビー最高峰リーグ「ジャパンラグビー トップリーグ」の観客動員数は 49万人 を記録しました。これは、歴代最多の数字 です。しかし、昨シーズンにあたる2016年には再び観光客は、前年比3万人ほど落ち込みました。また、未だに日本人の90%がラグビーを観戦したことがないとの...

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そもそもラグビーワールドカップとは?4年に一度開催されるラグビーの世界大会

「ワールドカップ」と言えば、サッカーの方を連想しがちですが、ラグビーワールドカップも 歴史・人気ともに兼ね備えた世界的なスポーツイベント です。

ラグビーワールドカップは、ラグビーのナショナルチームの世界一を決定する世界選手権大会です。 第1回大会は1987年に開催され、そこから 4年ごとに開催 されています。

次回の大会は 2019年 に行われ、開催地は 日本 です。アジアで行われるのは日本が初ということもあり、世界中で注目されています。

前回のイングランド大会はどの程度の経済効果があったものなのでしょうか。規模感を知るうえでキーワードとなる数字は以下の通り。

前回のラグビーワールドカップの経済効果を振り返ってみよう

40万人:海外から2015年のラグビーワールドカップを見に訪れた人の数

前回大会である2015年のラグビーワールドカップには、海外から40万人 の人が、開催地であるイングランドに訪れました。

海外からの観戦客の出身地域別内訳は以下の通り

出身地域 観戦客(人数)
ヨーロッパ 188,000
アフリカ 10,000
オセアニア 39,000
アジア 14,000
北アメリカ 38,000
南アメリカ 22,000
イギリス(開催地) 96,000

89,267人:前回大会での1試合の最多観客数

2015年大会の最多観客数は、9月27日に行われたアイルランドとルーマニアの試合で、89,267人が同試合を観戦 しました。

89,267人という観客数は、2015年大会のみならず、今まで全てのラグビーワールドカップを通じても、もっとも多い人数 です。

また、前回大会では 史上最多観客数を2度塗り替えました。(2015年9月20日に行われたニュージーランドとアルゼンチンの試合が89,019人)

247万枚:2015年のラグビーワールドカップで売れたチケットの枚数

チケット販売数という観点から見て、ラグビーワールドカップは FIFAワールドカップに次ぐ5番目に大きなスポーツイベント です。

2015年大会では 247万枚 のチケットが売れました。そのうち98%は廃棄されていません。

3万4千人:2015年のラグビーワールドカップ運営にあたって協力してくれたボランティアの数

前回大会である2015年のラグビーワールドカップには、3万4千人 がボランティアとして参加しました。

40億人:2015年のラグビーワールドカップ大会におけるテレビの視聴者数

前回大会である2015年のラグビーワールドカップをテレビで観戦した人の数は全世界で 約40億人 と推定されています。また、世界中の 7億8千万世帯 にリーチしました。

初回のラグビーワールドカップ(1987年)と比較すると、20倍の人々にラグビーワールドカップが視聴された 計算になります。

約3,300億円:2015年のラグビーワールドカップ大会による開催国の経済波及効果

前回の2015年大会では、あわせて22億6,700万英ポンド、日本円で約3,332億円の経済波及効果 がありました。(1英ポンド=147円で計算)

経済効果を図るうえで指標になる3つの要素とそれぞれの意味を下の表で紹介しています。

要素 経済波及効果 意味
直接効果 8億5,500万英ポンド(約1,157億円) 海外からの観戦客が観光や宿泊・飲食・移動に使ったお金/インフラ整備など大会をするために投資したお金
一次波及効果 6億6,500万英ポンド(約977億円) 直接効果による原材料調達・生産管理・物流によって発生したお金
二次波及効果 7億4,700万英ポンド(約1,098億円) 直接効果・一次波及効果で恩恵を受けた企業の人がいつもより余分に使ったお金

約407億円:2015年のラグビーワールドカップ大会による開催国の税収

前回の2015年大会の開催地であったイングランドでは、2億7,700万英ポンド、日本円で約407億円の税収増 を記録しました。(1英ポンド=147円で計算)

税による国家収入の増加を図るうえで指標になる3つの要素とそれぞれの意味を下の表で紹介しています。

要素 経済波及効果 意味
直接的税収 1億200万英ポンド(約150億円) 大会の開催によって直接的に入ってきた税収
間接的税収 8,200万英ポンド(約120億円) 大会開催によって発生した原材料調達・生産管理・物流によって得られた税収
誘発的税収 9,300万英ポンド(約136億円) 大会開催によって仕事が増えた企業の人がいつもより余計に出費した際に得られた税収

まとめ:世界最大級のスポーツイベントであることは間違いなさそう

今回は、アーンスト・アンド・ヤング(Ernst & Young、略称EY)の資料を基に、2015年のラグビーワールドカップ・イングランド大会によって生み出された経済効果をキーワードとなる数字とともにご紹介してきました。

2015年の前回大会はイングランドで開催され、海外から40万人 の観戦客を集めました。計247万枚 のチケットが売れ、テレビでの視聴者数は 40億人 とされています。

経済波及効果は、約3,300億円と算出 され、開催国であったイングランドはラグビーワールドカップにより 約407億円の税収増 を記録。観戦客数・テレビでの視聴者数、開催による莫大な経済波及効果からラグビーワールドカップは、開催国側にとっても稀に見るビジネスチャンスであるということができるかもしれません。

2019年のラグビーワールドカップと日本のインバウンド市場の関係性に関しては以下の記事でご紹介しています。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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