「東京に食人レストラン誕生!」とのフェイクニュースに海外で「信じられない」「気持ち悪い」の声多数…こんなデマが海外でバズる背景に見るエゴサの重要性:インバウンド集客するなら虚偽の情報掲載に注意しよう

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近年話題のキーワードになっている 「フェイクニュース」。 ネット上で虚偽の情報が出回ってしまうことを意味し、SNSの普及により誰もが発信者となることができる現代において、大きな問題となっています。最近では 東京に人肉を楽しむことができるレストランがオープン したとのフェイクニュースが出回っているようです。

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「東京に食人レストラン誕生!」とのフェイクニュースがネット上で拡散

12月に突入してから、海外のウェブメディアで 「東京で人の肉を食べることができる世界初のレストランがオープンした」 との情報が出回っています。その中の1つである英Quoteapicの記事から要点を和訳してみました。

  • 東京に合法的に人肉を楽しむことができる世界初のレストランがオープン
  • レストランの名前は “The Resoto ototo no shoku ryohin” とのこと
  • 12月初旬にオープンし日本を訪れる外国人観光客もターゲットにしている
  • 人肉は1,200米ドル(約13万5千円)
  • 最初に人肉を注文した客はアルゼンチン人
  • 2014年から日本では人肉を食べても良いことになっている

この他にも人肉をどのように仕入れているのかなど、いかにもらしく情報がまとめられており、コメントにも同ニュースに関して 「信じられない」「気持ち悪い」「日本であれば納得がいく」などのコメントが寄せられています。 特に「2014年から日本では人肉を食べても良いことになっている」との情報は日本人であればだれもが嘘であると判断することができるポイントですが、海外では真に受けてしまっている人々が一定数いるようです。

Googleトレンドでも「東京人肉レストラン」の検索数は急激に増加… 北米を中心にデマが広まっている模様

Googleトレンドより

Googleトレンドより

特定の期間のGoogle上の検索ワードの検索ボリュームや関連キーワードを調べることができるGoogleトレンドで「human meat restaurant in japan」と検索してみると、2017年12月ごろから急激に検索数が増加していることが把握できます。また、検索数が多い地域は北米やオーストラリア、イギリス、インドなど英語圏の国々です。

米ファクトチェックサイトSnopesでは今回の食人レストランオープンを「フェイクニュース」と判定

ファクトチェックを行うことができる米Snopesでは、「合法的に人肉を楽しむことができる世界初のレストランが東京にオープン」とのニュースは フェイクニュースであると認定 しています。今回のフェイクニュースの発端はメキシコの主要紙Milenioだとのこと。掲載された情報は世界各国のバイラルサイトに拡散されました。Snopesの解析によると、人肉レストランのネタ自体は、スペインの風刺サイト「La voz popular」が2016年7月に掲載した内容に同年のエイプリルフールネタで更に捻りを加えたものだとのこと。

フェイクニュース認定はされましたが、いずれにしろ 「東京で人の肉を食べることができる世界初のレストランがオープンした」とのフェイクニュースはネット上で拡散してしまう結果に なりました。そもそも何故東京がこの騒動の舞台に選ばれたのでしょうか。

東京であれば無きにしも非ず感で釣った? 訪日外国人にとって東京は「ユニークな体験ができる場所」とのイメージが強い

東京には 訪日外国人観光客にとって他国で味わうことができない一風変わった観光名所が多く存在 しています。その筆頭が歌舞伎町に位置する「ロボットレストラン」です。奇抜でユニークなロボットによるショーを鑑賞しながら食事と飲み物が楽しめる一風変わった観光スポット訪日外国人に絶大な人気を誇っています。「TripAdvisor(トリップアドバイザー)」の外国人に人気スポットランキング2位にランクインした「アキバフクロウ」は「フクロウと触れ合えるカフェ」とのユニークなコンセプトが訪日外国人にも人気の観光スポットであり、こちらも日本でしかできない体験として訪日外国人に大きな人気を誇っています。その他にもメイドカフェやVR体験施設など、他国ではなかなか見つけることができない変わったコンテンツは東京に多く存在しています。

こうした東京の人気観光地を「人肉レストラン」と並べて語るべきではありませんが、海外では日本・東京に対して「とても変わった場所」との一種のステレオタイプが存在 していることは確かであり、「日本・東京なら読者をだますことができるかもしれない」 との思惑のもと、こうしたフェイクニュースが広まってしまったとも考えられるでしょう。

まとめ:訪日客を受け入れる店舗や観光施設も思わぬ虚偽の情報の拡散には注意しよう

「東京で人の肉を食べることができる世界初のレストランがオープンした」 とのフェイクニュースが海外で出回っています。インターネットが発達している今、見当違いのデマが流れる可能性は高いものになっており、さらにそれが英語で発信されているとなると見つけるのは至難の業になってくるでしょう。 「レビューをみてみたら嘘の情報が盛り込まれていた」「英語で検索してみたらとんでもないキーワードとセットにされていた」 などといったことはないように、インバウンド対策を進める飲食店や小売店などはネット上の風評などに関してこまめにチェックをしておくとよいでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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