民泊では予約の全てがインターネット上で完結します。そのため、ゲストはAirbnbのサイト上でのホストの情報、物件の写真そして、過去の利用者が書き込んだレビューを参考にして宿泊する物件を決めます。特に レビュー はゲスト達が実際に予約する際に最も参考にする部分であり、そのために レビューの高評価、低評価1つ1つが売り上げに直結します。 レビューというものは、ホストにとって最も大事なことと言っても過言ではありません。そこで今回は多くのホストが頭を悩ませている レビューに対してのアプローチの仕方 を紹介していきます。
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レビューの重要性
民泊はオンライン上で予約が完結するため他のマーケットよりレビューが重要視されます。どんなに好立地で魅力的な物件でもレビューに低評価があると予約が入らないという事態も多々あります。実際代行会社に頼む際、レビューが悪いと再び、アカウントを作り直すということも少なくありません。
また、レビューの高評価を安定して取り続けると、予約が増え、収益が上がるだけでなく スーパーホスト になることができます。このスーパーホストになるためにはいくつか条件がありますが、そのうちの1つは 受けたレビューの80%以上が5つ星評価で、泊まったゲストの半数以上がレビューを残していること です。
【Aibnb公式認定】スーパーホストになるための4つの条件とそのメリットとは?
Airbnbのホストの中にはただのホストではない、「スーパーホスト」の称号を持つホストがいます。Airbnbで定められた厳しい認定条件をクリアしたホストにしか与えられない称号です。今回は、スーパーホストのメリットと、スーパーホストになるためにクリアしなけらばならない認定条件をご紹介します。目次スーパーホストとはスーパーホストに昇格するメリットスーパーホストに昇格するメリットその①旅行クーポンが貰えるスーパーホストに昇格するメリットその②優先的なサポートが受けられるスーパーホストに昇格するメ...
スーパーホストになった時のメリットとしては、ゲストが用いるリスティング検索の際に、スーパーホストという検索フィルターに引っかかることができ、信頼や安心感を求めているゲストに対しては、スーパーホストというブランドは大きな影響力を持っているため、更に予約が増えることが考えられます。
つまり、素晴らしいレビューが新しい予約を引きつけるのです。高評価のレビューをもらう→掲載順位が上がる→それを見て予約が入る→高評価のレビューをもらう という好循環を生み出していきましょう。
高評価をもらうために、まずゲストが何を求めているかを知ろう
レビューで高評価を得るためには、まず ゲストが民泊に何を必要としているかを知ることが近道 です。ゲストが快適に滞在できるようにアメニティを充実することは満足度の向上につながり、レビューに大きな影響を与えます。下図は、レビューで言及数が多かったアメニティ関連のキーワードのランキングとなっております。
アメニティーの充実の際に、ご参考にされると効率よく満足度を上げられるでしょう。Free-Wifiとベッド、水回り は特に意識しておくといいようです。
また、民泊を利用する方には、民泊ならではのホスピタリティを求めて利用する方もいます。当然ではありますが、ホスピタリティというものは万国共通で喜ばれるものです。あえてリスティングに書いていないおもてなしをしてみるとゲストは喜ぶかもしれません。サプライズプレゼントっていつでも嬉しいものですよね。
高評価のレビューを得るためのオススメの工夫
ここではちょっとした手間でレビューで高評価を得ることができる方法を紹介していきます。
その①:リスティングの確認を!
リスティングの確認を怠ってはいませんか?民泊を運用していく上で置いてあるはずのアメニティーをゲストが持ち帰ってしまい、なくなっていることは残念ながら珍しいことではありません。そのため、リスティングにあるアメニティーがあるかは頻繁に確認しておくといいでしょう。
その②:迅速なメッセージ返信を!
ゲストから送られてくるメッセージに素早いレスポンスをすることで、ゲストの満足度はグンと上がります。また、トラブルを大きくしない重要な要素となります。しかし、24時間ゲストのメッセージに気を使うことは、大きな手間となりますよね。そこで、ホストをする上で最も面倒だと感じらる方も多いメッセージの部分のみを代行業者に任せるといった手段もいいのかもしれません。
その③:アフターケアもしっかりと!
Airbnbには、ホストとゲスト共に相互レビューのシステムがあります。そこで、チェックアウト後にゲストに対して泊まってくれたお礼と、レビューを書いて欲しい旨のメッセージを送ります。例えば、「立地はどうでしたか?」などとストレートにレビューで書いて欲しい内容へと誘導してもいいかもしれません。
その④:複数のアカウントを使い分ける!
これは、高評価のレビューとは関係ないですが、1つのアカウントで全ての物件を管理していると、1つの物件に対して低い評価をつけられてしまった時、他の物件にも影響が出てしまいます。そこで、物件を複数のアカウントで管理しておくことで、そのリスクを低減することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。レビューを得るために高い家具や出費といったものは必要はないのです。ちょっとした工夫で、レビューから好循環を生み出して、民泊を制してみませんか。
<参照>
- https://www.airbnb.jp/help/article/830/what-benefits-do-superhosts-receive
- http://xn–navi-4n6i40b.jp/howto-increase-reservation/
- https://minpaku.excite.co.jp/knowhow/airbnb-superhost/
- https://honichi.com/news/2016/12/12/mimpakujigyoshagajumb/
- http://min-paku.biz/knowhow/amenity-review.html
- https://www.airbnb.jp/help/article/829/how-do-i-become-a-superhost
- http://airb.co.jp/post-196/
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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