何がウケる!?何が売れる!?台北に「ラーチーゴー!日本」と連動するアンテナショップを開設後、2年経って分かったこと。

何がウケる!?何が売れる!?台北に「ラーチーゴー!日本」と連動するアンテナショップを開設後、2年経って分かったこと。

ジーリーメディアグループ代表の吉田皓一でございます。

当社は台湾・香港向け訪日メディア「ラーチーゴー!日本」を運営し、同メディアと連動するアンテナショップ「MiCHi cafe」を、台北市内にて2年前から運営しております。「ラーチーゴー!日本」は、毎月100万人以上の方に使っていただいているのですが、ウェブ上だとどうしてもコミュニケーションに限界があります。どんなにデバイスが進化し、通信速度が速くなっても、やはりリアルの実体感や温度感は、ウェブでは実現できません。 ウェブの拡散力とリアルの訴求力を掛け合わせた「O2O(Online to Offline)」の場として、「MiCHi cafe」を運営しています。台北市内の繁華街「東区」に40坪程度の路面店を構えています。もともとアンティークなカフェだった内装を全て剥がして、日本の建築デザイナーの手によって、プレーンでシンプルな内装に一新しました。

今年2017年も、MiCHi cafeで色んな企画をつくってきましたが、ここでは反響の良かった人気イベントや商品をご紹介したいと思います。今後、旅行博ほか台湾でイベントを行う際のご参考になれば幸いです。

2017年反響の良かった人気イベント

<岩手WEEK>

お店全部を1週間まるまる、岩手県一色 に染めてみました。店員は「あまちゃん」を彷彿とさせる海女さんルック、カフェメニューとしてまめぶ汁を提供したり、お茶を南部鉄瓶で淹れてみたりと、岩手にまつわるコンテンツを総動員しました。

しかしながら、単にイベントを開催するなら、誰だってできます。我々は「ラーチーゴー!日本」のメディア訴求力を活かし、事前告知を徹底的に行いました。結果としてイベントは大盛況で、岩手県のキャラクター「そばっち」のグッズ売れ行きも好調でした。おそらく5年前であれば、「岩手」に対する反響はこんなに大きくなかったと思います。これまで東北6県が、台湾で実施してきたさまざまなキャンペーンの効果を、はっきりと実感できた イベントでした。

<日本酒セミナー>

無類の日本酒好きであるわたくし吉田が、日本酒に関して持てる知識を総動員して、ユーザの皆様に日本酒を知ってもらうイベントです。ありがたい事に毎度、募集開始即満席でして、多くの台湾の方々に日本酒の魅力に触れてもらっています。

台湾では日本酒の飲めるお店がまだまだ少なく、何より日本酒の関税が非常に高いため、日本酒の認知度は依然として低いです。実際、参加者の多くが日本酒初心者でして、「日本酒のイメージが変わった」「こんなに美味しいとは思わなかった」 という声多数です。上述のように台湾では日本酒の関税が高く、輸送コストも含めると売価は日本の約3倍となります。いっぽう、日本に行けば日本酒は安く、種類も豊富です。日本酒でインバウンド、チャンスは非常に大きい です。

<秋田犬キャンペーン>

秋田県のPRのため、秋田犬 をアンテナショップに連れてきました!「わざわざ秋田から犬を連れて行ったの!?」と頻繁に聞かれたのですが、さにあらず。台湾には「秋田犬保存協會」がありまして、台湾国内の秋田犬を3匹、お店にお招きしました。超絶かわいい!

「ラーメンで、数字取れなきゃ、犬を出せ」 とは、日本の某敏腕プロデューサーの名言ですが、犬の神通力は台湾でも抜群でした。「ラーチーゴー!日本」でイベント告知をしたところ、告知がソーシャル上でみるみる拡散され、当日は大盛況となりました。

<こんなの売れました!売れ筋ベスト3>

続いて、お店で販売している商品の2017年売れ筋ベスト3を公開致します。

3位 マスキングテープ

日本で流行した商品が時間差で台湾で流行る、というのはよくあることですが、これもその一例でしょうか。1〜2年前、日本でブームになったマスキングテープが、去年末あたりから台湾でも流行。今年は非常によく売れました。

もとより日本の文具が大好きな台湾人 ですから、マスキングテープが流行するのはいわば必然だったかもしれません。用途はさまざまで、ノートに貼ったり、ラッピングをデコレーションしたり。しかしながら、ブームが去るのが早いのも台湾の常 でして、今年秋ごろにはもうあまり売れなくなってしまいました…。

2位 寿司キーホルダー

いっぽうこちら、日本人はあまり買わないかもしれませんが、こういった 「ベタ」なグッズもよく売れます。 こういった、いかにも日本を彷彿とさせる商品は、あまりトレンドに左右されないかもしれません。当社では、商品のバイイング&輸送前に、「ラーチーゴー!日本」上で、ユーザの反響をチェックしているのですが、この商品は非常に反響が大きく、Facebook上でもバズりました。

1位 だるま

栄えある第1位は、だるま でした!私にはなぜこんなに売れるのか分からないのですが、だるまは本当によく売れました。縁起の良い赤色、まるく可愛いフォルムと日本っぽさが、ウケたようです。購入者のほとんどが、自分で家に置くというよりはプレゼント用として購入したそうです。本当に、何が流行るか分かりません。

私は台湾で会社経営をしていますが、両親ともに関西人、生粋の日本人ですので、台湾現地に好まれるテイストを、必ずしも十分把握できません。ゆえに商品のバイイングは、当社ショップのMDとラーチーゴー!日本編集部が行なっており、私はじめ日本人は商品選定に口出しをしないことになっています。

以上、2017年の売れ筋ランキングでした。我々はウェブメディアが本業の会社ですから、イベントや物販はプロではありません。しかし、台湾に深く根ざすインバウンドメディアとして、ユーザとの直接交流の場を常設することは、とても大切なことです。 この場所があることで、ユーザのロイヤリティが向上し、ラーチーゴー!日本の利用率がさらに高まります。今後もさまざまな実験企画を実施していきたいと思います。

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この記事の筆者

株式会社ジーリーメディアグループ

株式会社ジーリーメディアグループ

株式会社ジーリーメディアグループ 代表取締役 吉田皓一。奈良県生。防衛大学校を経て慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年に渡りテレビCMの企画・セールスを担当したのち退職、2013年ジーリーメディアグループ創業。台湾・香港向け日本観光情報サイト「ラーチーゴー!日本」(日経優秀製品サービス賞・最優秀賞受賞)を運営するほか、台湾現地のメディアに多数出演。ラーチーゴー!日本と連動したアンテナショップを台北に運営する。中国政府公認の中国語検定試験・漢語水平考試(HSK)最高級所持。