2020年の訪日需要ラッシュを囲い込むためには今年が最後のチャンスです。四季の魅力を伝えるインバウンド動画制作をするなら今から準備をはじめましょう

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Ad Arch(アドアーチ)株式会社の白川です。

2018年が始まりました。いよいよ2020年まで残り2年となりました。2年後と言えば、まだ少し余裕があると思われがちですが、外国人観光客向けのプロモーションを行う、「インバンド動画制作」においては、今年、2018年が勝負の年 と言われています。

今回は2年後に控える2020年に向け、今年できる動画プロモーションの準備についてご紹介します。


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はじめに:日本には四季がある。それぞれの季節の撮影チャンスはあと2回!

日本には四季があり、春・夏・秋・冬、それぞれの顔があります。どの季節に訪れても、それぞれの魅力が訪日外国人観光客を魅了することでしょう。しかし、その四季がインバウンド動画制作の制作スケジュールに課題を与えています。

というのも、2020年までに四季はそれぞれ2回ずつしか来ません。つまり、春夏秋冬の観光素材を撮影するためのチャンスは残り2回しかない ことを意味しています。

そして、2020年に訪日を検討する訪日外国人は、前年の2019年ごろから行き先の検討を始めるため、その検討期間である2019年には、春夏秋冬季節に合わせた魅力を発信しておく 必要があります。ということは、実質今年2018年が、四季を主題にしたインバウンド動画制作の最後のチャンス とも言えるのです。

動画制作のスケジュール感

では、そのような状況のなかでどのように動画を作っていけば良いのでしょうか?これをイメージするためにも、標準的な動画制作のスケジュールを見てみましょう。

動画の制作過程は、基本的に4つの項目に分かれています。どれだけスムーズな進行を行っても、制作クオリティを保つためには 企画から2〜3ヶ月の制作期間を要する 場合が多くなっています。

  1. 制作準備
    企画を固め、ロケ地を選定します。また、出演者や撮影協力者を募ります。

  2. 撮影
    撮影を行う。観光を主とした撮影の際、より良い天候を待つ場合があり、長期に及ぶこともあります。

  3. 編集
    撮影した素材を編集します。企画に沿っているか、言語や文化が異なる外国人でも理解できるかをチェックしながら、多言語展開対応を行います。

  4. 公開/展開
    制作しただけでは視聴されません。そのため、どこで・どのように・誰に対して公開するかを確認しながら反響が大きくなるような展開を探ります。

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上記のスケジュール感から言えば、例えば、1月の今この瞬間に制作準備を始めても、春の桜の撮影に間に合うか心配なタイミングとなります。

外国人観光客向けに大切な動画発信とは

近年、SNSYouTubeなどにおいて個人の情報発信が増加しています。そして同様に、旅行先の選定などにその個人の情報発信が”リアル”な姿として大いに活用されています。

以前の記事にも書かせて頂きましたが、「一般人が発信する情報とオフィシャルで発信する情報」の違いがあり、観光サービスの情報発信として、オフィシャル目線での動画を制作発信することは、対一般SNS・クチコミへの対策として大切な項目の一つ となっています。

インバウンド動画を活用すべきは地方自治体だけじゃない!訪日客が必ず使う「ホテル・旅館」こそオフィシャルな動画配信でプロモーションすべし!

こんにちは、Ad Arch(アドアーチ)の白川です。訪日外国人観光客が年々増加しており、みずほ総合研究所の調査によれば、本年2017年の訪日外客数は2,800万人 とも言われています。訪日外国人観光客の主な目的は、「日本での観光」となりますが、その観光業においてより動画を活用すべき業界 をご紹介します。目次私が考える、インバウンド需要の拡大と動画を活用すべき業界「国内観光の動画PR=TV番組」が長く続いた反動一般人が発信する情報と、オフィシャルで発信する情報の違いとは動画でオフィシャル情報...

さいごに。2020年の訪日外国人目標値は4,000万人

日本政府は、2020年の訪日外国人目標を4,000万人と設定しています。実際に叶った際の経済効果は非常に大きなものになると予想されています。全世界の注目が集まる2020年に向けてプロモーションを行い、実際に体験してもらうことで、2020年以降のインバウンド対策にも繋げていければ良いと考えています。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

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Ad Arch(アドアーチ)株式会社 代表取締役兼プロデューサー 白川 裕喜。国内外での映像制作経験より、人種・国籍・文化を超えた理解を得るグローバルスタンダードな映像制作を拡げる試みを行っている。外国人映像クリエイターとの共同制作やインバウンド制作実績から得た事例、動画プロモーションのコツを発信します。

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