急成長する翻訳市場、インバウンド需要拡大が後押し:日本の翻訳会社の優位性とは

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日本における翻訳市場は年々拡大しており、年間2,000億円〜3,000億円と言われています。この業界の特徴として、中小の会社が2,000社ほどあるようです。単純計算すると1社あたり1億円程度の売り上げを上げている事になります。日本で翻訳だけで上場している会社は少なく、グローバルの下記の調査でも20位以内には翻訳センター社しか入っていません。

参照:http://www.commonsenseadvisory.com/Marketing/2016-largest-LSPs.aspx?

市場が伸びている要因として、インバウンド需要の拡大 が挙げられると思います。2020年とその先の人口減少による外国人の雇用の促進が、翻訳の潜在ニーズの顕在化に繋がっていき、当面は翻訳市場は拡大するものと思われます。海外の翻訳会社にとっても日本の伸びている市場は魅力的なはずです。日本の翻訳会社が海外の企業と肩を並べて戦って行くための優位性を、今回は考えてみたいと思います。

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世界の翻訳市場

現在世界の翻訳市場は4.3兆円程度だと言われおり、年率5%強の成長率で伸びています。先ほどのランキングの上位のLionbridge社やTransperfect社は、翻訳だけではなく、翻訳支援ツールをSaaS型で提供したり、通訳や派遣の事業など、言語に関するサービスを多角的に提供する事で成長しています。ここで、LionBridgeの戦略とサービス展開を見ていきましょう。

Lionbridgeの展開

Lionbridgeは機械と人力をうまく融合させた展開をしていくようです。昨今、NMT(ニューラル翻訳) により機械翻訳の精度が飛躍的に伸びてきており、従来のゼロベースでの人力の翻訳は、今後競争力がなくなっていくと言われています。その中で いかに人が機械を使って効率的にコストとスピードメリットのあるサービスを展開できるかが鍵となる としています。

参照:https://www.lionbridge.com/en-us/about

10万人以上の専門家が登録しており、様々な分野(翻訳、ローカライゼーション、デジタルマーケティング、グローバルエンジニアリング、アプリケーションテストなど)でそのスキルを活用しています。

テクノロジーの加速

機械翻訳は日々精度が向上しており、分野によっては人が訳す精度と変わらないレベルまで来ています。従来、翻訳支援ツールは機械が人の翻訳を支援するツールでしたが、今後機械翻訳のさらなる精度向上とともに、人が機械の出してくる結果をチェックする支援になる可能性があります。そしてそれが、翻訳を必要としている人にとっての品質向上とコスト削減に繋がっていくはずです。

日本の翻訳会社の優位性

外国の翻訳会社の提供する品質に比べても、日本の翻訳会社は品質が高い傾向にあります。恐らくそれは、日本の企業の求める要求品質基準が高いからであり、そこが海外の翻訳会社への参入障壁となるでしょう。

今後、そのクオリティを維持しつつ、価格を競争優位性のあるものにするために、翻訳会社も機械翻訳の活用が必要になってくると考えています。

【6/24開催】集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり

競合店舗がひしめく中で、お客様に選ばれ続けるためには「単発的な集客施策だけでは不十分」と感じられている店舗事業者の方も多いのではないでしょうか?

集客力を最大化するには、「新規顧客の獲得」と「再来店の促進」この2つの視点を両立することが必要不可欠です。

本セミナーでは、店舗ビジネス向けメディア「口コミラボ」を運営する株式会社movと、セミカスタム型アプリパッケージ「App Publisher」を提供するエンバーポイント株式会社が共催し、

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について、それぞれ解説いたします。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


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この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

株式会社エニドア

株式会社エニドア

株式会社エニドア 代表取締役 山田尚貴。8万5千人以上のバイリンガルが登録するプラットフォームConyacを運営。Conyacでは世界中のバイリンガルに翻訳や記事の執筆、リサーチなど様々なお仕事を依頼することができます。

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