こんにちは。Gear8 山田です。タイで開催される「ジャパンエキスポ」、実は2種類あるのをご存知でしょうか?
今回は、1月26日から28日にかけてバンコクにて開催された、ジーユークリエイティブ社主催の「JAPANEXPOTHAILAND2018」に自社出展いたしましたので、出展社目線でレポートしたいと思います。実際に出展して、タイ人に接客をしながらの数日間でしたので、出展企業やステージ出展者の全てを網羅できているわけではありませんが、現地の雰囲気を感じていただけると思います。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
JAPANEXPOTHAILAND2018の会場はタイ・バンコク中心部の「セントラルワールド」という大型ショッピングセンター
屋内と屋外にブースがあり、屋外では飲食ブース中心に屋台が並びます。メインステージも屋外なので、イベントに興味がなくても、周辺を歩いている人が音や人だかりを気にして会場に入ってくることもしばしば。開催場所のサイアムエリアは観光客も多いバンコクのメインエリアですので、他の「TITF(タイ国際旅行博)」などに比べてタイ人以外の「タイへの観光客」もブースに訪れます。
屋外ブースへの入り口
奥がメインステージ
飲食ブースではタイでは定番の「たこ焼き」「お好み焼き」「餃子」が人気で、バンコクの日本食レストランやメーカー、日本からの出展ブースも賑わっていました。
商業施設内での開催なので、デパートは通常営業中です。弊社のブースの前の前もアパレルブランドショップがsale中、その隣では特設ステージでアイドルたちのパフォーマンスが繰り広げられている、という日本のイベントとは少し違った雰囲気です。
2階、3階からアイドルのステージをのぞき込むタイ人
JAPANEXPOTHAILAND2018には3日間で50万人が来場:日本のカルチャーの身近さがわかるイベント
イベントを通して一番感じるのは、日本のエンターテイメントカルチャーから伝統文化まで、タイ人にとて様々な形でローカライズされ生活に入り込んでいる ということです。
タイの30代以下の若い人にとって、ドラえもんやキティちゃんを日本の文化を楽しもうという意識で見るのではなく、小さなときから当たり前に知っていたキャラクターですし、日本食も同様で、「日本だけ特別」という扱いで生活に取り入れたというよりは、もともと自然に知識として入っています。
小さな頃から日本が舞台のアニメやテレビ番組を見ていたり、日本食を食べていたりしたら、旅行先として日本を選ぶのはごく普通のことのように感じました。それだけ、日本について詳しく、好んでいる人が多いので、毎年ジャパンエキスポも成功するのでしょう。
飲食店やエンターテイメントだけでなく、インバウンド観光系ブースも出展
タイ航空やJTBを始めとする旅行ブースが1階エリアに、その他タイ旅行会社数社と日本の自治体や企業様は2階のジャパントラベルゾーンに出展していました。
写真撮影タインミングが午前中だったこともあり人もまばらですが、土日の午後は歩けないほど大にぎわいでした。
話している中では ソンクラーン・夏の日本旅行 が決定している人、旅行することだけ決めている・またはホテルと航空券だけ予約したけどそれ以外がまだ決まっていない、という人が多かったです。
出展内容は日本文化体験が中心:SNSでの拡散効果が期待できる
自撮り(セルフィー)が好き・写真が好きなタイ人が楽しめるような、写真スポットが多く設けられていました。実際、#JAPANEXPOTHAILAND2018のハッシュタグで検索してみると、たくさんの来場者の様子がわかります。
インスタグラムからもわかるように、ジャパンエキスポの会場にはたくさんのコスプレイヤーたちも集まっています。
AKB48のバンコク版、BNK48の人気や、アイドルイベントの参加の仕方、コスプレの楽しみ方などは日本人と差がなく、SNSを活用する若年層の感覚は国別の特徴はあるものの、かなり近いのではなないかと思いました。
まとめ:訪日タイ人のリピーターを獲得するためには
日本食や絶景を求めて日本にくるタイ人が多い中、リピーターの獲得にはニッチなファンが再訪する理由が必要 です。自治体や企業単体ではなく、どのような日本好きなタイ人観光客をターゲティングするのか、分析が重要になって来ています。
単純な訪日タイ人観光客人数や消費額のデータのみならず、現地の流行やタイで注目されている理由などをジャパンエキスポのようなイベントで把握するのも重要 です。
ジャパンエキスポタイランドでは、上記のようなブースに加え、日本への留学や就職をサポートするブースコーナーや、セミナーもあり、今タイ人が日本に対してどのようなイメージを持っているのか、観光だけではない日本とたいのつながりを感じることができるイベントです。インバウンドプロモーションの一環として、「タイを知る」と言う部分で参加してみると様々な発見があるかもしれません。
来年も1月下旬に開催が決定しています。詳しくは公式サイトをご覧くだい。
【参考リンク】
- https://music.mthai.com/news/newsmusic/283932.html
- http://news.ch3thailand.com/
- https://www.youtube.com/watch?v=wt4RSVq4E3c&feature=youtu.be
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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