【現地レポート】日本好きのタイ人約50万人に会えるイベント「JAPANEXPOTHAILAND2018」とは?:タイのなかで流行る日本の”イマ”を知れるイベント

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こんにちは。Gear8 山田です。タイで開催される「ジャパンエキスポ」、実は2種類あるのをご存知でしょうか?

今回は、1月26日から28日にかけてバンコクにて開催された、ジーユークリエイティブ社主催の「JAPANEXPOTHAILAND2018」に自社出展いたしましたので、出展社目線でレポートしたいと思います。実際に出展して、タイ人に接客をしながらの数日間でしたので、出展企業やステージ出展者の全てを網羅できているわけではありませんが、現地の雰囲気を感じていただけると思います。

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JAPANEXPOTHAILAND2018の会場はタイ・バンコク中心部の「セントラルワールド」という大型ショッピングセンター

屋内と屋外にブースがあり、屋外では飲食ブース中心に屋台が並びます。メインステージも屋外なので、イベントに興味がなくても、周辺を歩いている人が音や人だかりを気にして会場に入ってくることもしばしば。開催場所のサイアムエリアは観光客も多いバンコクのメインエリアですので、他の「TITF(タイ国際旅行博)」などに比べてタイ人以外の「タイへの観光客」もブースに訪れます。

屋外ブースへの入り口

奥がメインステージ

飲食ブースではタイでは定番の「たこ焼き」「お好み焼き」「餃子」が人気で、バンコクの日本食レストランやメーカー、日本からの出展ブースも賑わっていました。

商業施設内での開催なので、デパートは通常営業中です。弊社のブースの前の前もアパレルブランドショップがsale中、その隣では特設ステージでアイドルたちのパフォーマンスが繰り広げられている、という日本のイベントとは少し違った雰囲気です。

2階、3階からアイドルのステージをのぞき込むタイ人

JAPANEXPOTHAILAND2018には3日間で50万人が来場:日本のカルチャーの身近さがわかるイベント

イベントを通して一番感じるのは、日本のエンターテイメントカルチャーから伝統文化まで、タイ人にとて様々な形でローカライズされ生活に入り込んでいる ということです。

タイの30代以下の若い人にとって、ドラえもんやキティちゃんを日本の文化を楽しもうという意識で見るのではなく、小さなときから当たり前に知っていたキャラクターですし、日本食も同様で、「日本だけ特別」という扱いで生活に取り入れたというよりは、もともと自然に知識として入っています。

小さな頃から日本が舞台のアニメやテレビ番組を見ていたり、日本食を食べていたりしたら、旅行先として日本を選ぶのはごく普通のことのように感じました。それだけ、日本について詳しく、好んでいる人が多いので、毎年ジャパンエキスポも成功するのでしょう。

飲食店やエンターテイメントだけでなく、インバウンド観光系ブースも出展

タイ航空やJTBを始めとする旅行ブースが1階エリアに、その他タイ旅行会社数社と日本の自治体や企業様は2階のジャパントラベルゾーンに出展していました。

写真撮影タインミングが午前中だったこともあり人もまばらですが、土日の午後は歩けないほど大にぎわいでした。

話している中では ソンクラーン・夏の日本旅行 が決定している人、旅行することだけ決めている・またはホテルと航空券だけ予約したけどそれ以外がまだ決まっていない、という人が多かったです。

出展内容は日本文化体験が中心:SNSでの拡散効果が期待できる

自撮り(セルフィー)が好き・写真が好きなタイ人が楽しめるような、写真スポットが多く設けられていました。実際、#JAPANEXPOTHAILAND2018のハッシュタグで検索してみると、たくさんの来場者の様子がわかります。

インスタグラムからもわかるように、ジャパンエキスポの会場にはたくさんのコスプレイヤーたちも集まっています。

AKB48のバンコク版、BNK48の人気や、アイドルイベントの参加の仕方、コスプレの楽しみ方などは日本人と差がなく、SNSを活用する若年層の感覚は国別の特徴はあるものの、かなり近いのではなないかと思いました。

まとめ:訪日タイ人のリピーターを獲得するためには

日本食や絶景を求めて日本にくるタイ人が多い中、リピーターの獲得にはニッチなファンが再訪する理由が必要 です。自治体や企業単体ではなく、どのような日本好きなタイ人観光客をターゲティングするのか、分析が重要になって来ています。

単純な訪日タイ人観光客人数や消費額のデータのみならず、現地の流行やタイで注目されている理由などをジャパンエキスポのようなイベントで把握するのも重要 です。

ジャパンエキスポタイランドでは、上記のようなブースに加え、日本への留学や就職をサポートするブースコーナーや、セミナーもあり、今タイ人が日本に対してどのようなイメージを持っているのか、観光だけではない日本とたいのつながりを感じることができるイベントです。インバウンドプロモーションの一環として、「タイを知る」と言う部分で参加してみると様々な発見があるかもしれません。

来年も1月下旬に開催が決定しています。詳しくは公式サイトをご覧くだい。

【参考リンク】

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この記事の筆者

GEAR8

GEAR8

Gear8 Thailand マネージャー梅木雄太・株式会社Gear8プランナー山田瑞希の2名で共同執筆中。2016年にタイ現地法人を設立し日本国内外のWebマーケティングを行っています。「TrippinoHOKKAIDO」というタイ語で北海道情報を発信するアプリの開発・運用してきた実績から得た「訪日を検討中のタイ人」の特徴を発信します。

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