4月は訪日タイ人のピークシーズン 大型連休「ソンクラーン」向け施策 何から着手するのがベスト?→Facebookとyoutubeの活用に鍵が!

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

こんにちは。Gear8山田です。タイの大型連休、ソンクラーン(4月13日(金)~17日(火)) まで2ヵ月を切りました。桜の季節ということもあり、日本行きのチケットを購入したタイ人たちは今、日本旅行を楽しむための情報収集をしています。今回は毎年発表される「We are social」からタイの結果をもとに、4月に増加するタイ人観光客向けPRで、何から着手するのがベストなのか を考えます。

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

連休と桜シーズンがマッチする4月

タイの大型連休「ソンクラーン(水かけ祭り・タイ正月)」が訪日タイ人の増加タイミングとして毎年注目されています。今年も振替休日を入れると 4月13日(金)~4月17日(火)の5連休 となります。また、その1週間前の4月6日(金)も、チャックリー記念日として祝日のため、4月6日(金)~4月8日(日)も3連休 となります。

連休と桜シーズンが重なって、タイ人にとっては日本に行く絶好のチャンスです。4月に訪日を予定しているタイ人に向けてのプロモーションという視点で行くと、3月にはすでに「航空券・宿泊先」は予約している人が多いと考えられます。

タイ人観光客のニーズをベースに考えると、「気になっている観光施設に関する最新情報」や「現地で使えるクーポン」などが欲しい情報 と言えます。

情報を何で発信したら良いのか

タイ語のパンフレットを制作して、観光案内所やホテルに設置するのも重要ですが、それだけだと タビマエ・タビナカにダイレクトにタイ人観光客に伝えることが出来にくい と言えます。

このタイミングでの情報発信のポイントは、「一緒に旅行する予定の家族や友人に教えたい情報かどうか」「教えやすい情報かどうか」という点 です。

一緒に旅行する予定の友人に「これ良さそう、行こうよ」と情報をシェアするには SNSでの情報発信 が便利なので、SNSでの投稿を活用するのがタイミングとして良いでしょう。ですが、SNSでシェアされても、スマホ対応していないとタイ人観光客には伝わりにくいということを裏付けるデータが出ていました。

タイ人のインターネット事情:デスクトップの利用率が25%で去年より1%減。

ソーシャルメディア・コンサルティング会社の「We are social」では、

  • タイの全人口
  • 全人口に対するインターネットユーザー数
  • 利用しているデバイスの内訳
  • インターネットに接続するデバイスの内訳
  • SNSの利用時間

などの最新データを見ることが出来ます。その中でもデバイスに特化してデータを見てみたいと思います。

簡単にまとめると、

  • タイの全人口は 約6911万人
  • そのうち、インターネットを利用しているのは 全人口の82%にあたる約5700万人
  • 利用しているデバイスは、スマホの利用率が71%、デスクトップやラップトップは25% に過ぎない
  • インターネットへのアクセスに関しては スマートフォンからアクセスしているのが69% と去年に比べ3%増加
  • ラップトップとデスクトップからアクセスしているのは 28%で去年からは3%減少

というデータが出ています。

つまり、改めて、「タイ人のインターネット・情報収集=スマホから」と考えてよいと言える情報です。

私たちもタイ人観光客向けアプリやメディアの運営をしていると痛感しますが、パソコンの保有率よりスマホの利用率が高いタイでは「スマホでストレスなく情報をつかむことが出来るかどうか」ということが最低限、それから次の段階としてタイ人にとって有効な情報であればリーチ数が伸びやすいという傾向にあります。

ソンクラーンなのでタイ人観光客に向けていざ情報発信だと思っても、公式サイトがスマホ対応しておらずタイ語翻訳もまだ終わっていないという状況であれば、タイ語旅行メディアやインフルエンサーとタイアップして情報を発信してもらい、今後のために翻訳と同時に、スマホ対応化の計画をすすめましょう。

タイ人の2大SNS Facebookとyoutubeを活用してニーズに合った発信を

タイでのアクティブユーザーの多いSNSは 「Facebook」と「youtube」 でした。(昨年に引き続き)youtubeはもはや生活の一部なので、テレビのニュースを見ている感覚で無意識に再生している人が多いです。

では、日本旅行を控えたタイ人へのプロモーションとしてSNSを活用する場合どのような内容がニーズが高いのでしょうか。

  • 現地で得するクーポン情報
  • 4月の日本の気温や服装のアドバイス
  • 旅の裏技や地元の人しか知らない旅のマニアックな情報
  • 人気店などの来店おすすめ時間
  • 観光施設のスポット情報+周辺の情報など

上記のコンテンツは一見いつも配信している内容に見えるかもしれませんが、タイ人が感じる日本の4月の気温と、日本人が感じる4月の気温は違うため、タイ人ならではのコメントを入れるなど「今旅行に来るタイ人の目線」を追加して、youtubeやfacebookに配信することが重要です。

タイ人観光客が増加するシーズンということで、焦って日本語で出来ていた観光案内のテキストを翻訳しただけという内容にならないように気を付けるのがポイントです。せっかくタイ人観光客が多い4月、日本への旅行熱が高いタイミングでニーズにあった情報発信を行い集客に繋げましょう。

訪日ラボ セミナー紹介&最新版インバウンド情報まとめ

「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!


RX Japan株式会社は、2024年5月8日〜10日に東京ビックサイトにて、「観光業/宿泊業」「ツーリズム」に関わるBtoB商談展「国際ツーリズムトレードショー」(iTT)を開催します。

この構成展である「観光DX・マーケティングEXPO」と「国際ウェルネスツーリズムEXPO」内では、セミナーが開催されます。

訪日ラボを運営する株式会社movも、「インバウンド×観光DX戦略」のテーマで登壇します!ご興味のある方はぜひご参加ください。

※訪日ラボは、「観光DX・マーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」の公式メディアパートナーです。


詳しくはこちらをご覧ください。
「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!観光DX・マーケティングEXPO / 国際ウェルネスツーリズムEXPOセミナーのご紹介

【インバウンド情報まとめ 2024年4月】3月訪日外国人数「300万人」突破 他


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、2024年4月版レポートから、3月〜4月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
3月訪日外国人数「300万人」突破 / 2月の世界航空需要、コロナ前から完全回復【インバウンド情報まとめ 2024年4月】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる4月から観光・インバウンドに関わる仕事に就いたり、関連部署へ異動となり、知識のインプットに追われていませんか? また、より一層事業を推進するために必要な学び直しの機会を設ける担当者も増えてきております。
このセミナーでは、
新担当になって、インバウンドの何から始めたらいいか分からない
インバウンド推進が本格化し、改めて情報やノウハウを学び直したい
そもそもインバウンドに興味があるが、情報を収集できていない
方にとって必要な基礎情報と、知っておきたい新情報をお届けする機会となっております!
詳しくはこちらをご覧ください。
→4月までに学んでおきたい!【基礎から始めるインバウンド対策】 〜ラーチーゴー & ジャパンガイドが教える市場別最新データ〜

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

GEAR8

GEAR8

Gear8 Thailand マネージャー梅木雄太・株式会社Gear8プランナー山田瑞希の2名で共同執筆中。2016年にタイ現地法人を設立し日本国内外のWebマーケティングを行っています。「TrippinoHOKKAIDO」というタイ語で北海道情報を発信するアプリの開発・運用してきた実績から得た「訪日を検討中のタイ人」の特徴を発信します。

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに