インバウンド対策で失敗しない方法?「成功に必要なものは事前調査が9割」海外ソーシャルリスニングの専門家 株式会社ソリッドインテリジェンスが語るインバウンド対策のいろはとは

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インバウンド対策、一体何から始めれば良いのかわからない」このような悩みを抱えている担当者は多いのではないでしょうか。SNS活用や動画を作ってPRするなど、いろいろなインバウンド対策があると思います。

しかしながら、インバウンド対策を始める前に、ターゲットにしようとしている外国人のことをあなたは把握できているでしょうか?インバウンド対策するに当たり、ターゲットにする外国人がどのような趣味、関心を持ち、日本に何を期待をしているのかなどを把握することはとても重要です。

そこで、外国人のことを調査する時に活用できるのがソーシャルリスニングです。SNSデータを元に、色々な国の人たちが日本に対して「どのようなイメージを持っているのか?」「今何がトレンドなのか?」を把握することができます。今回、ソーシャルリスニングの専門家である株式会社ソリッドインテリジェンス代表取締役の丸野敬氏ソーシャルリスニングの事例インバウンド業界についてインタビューを行ってきました。

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ソーシャルリスニングの専門家ソリッドインテリジェンスとは?

ーソーシャルリスニングを活用した海外マーケティングを支援しているとお伺いしているのですが、改めてソリッドインテリジェンスさんについて教えてください。

株式会社ソリッドインテリジェンス代表取締役丸野敬氏(以下、丸野):
海外ソーシャルメディアのデータ収集を行い、今まで数多くの国々を分析してきた実績を強みに、お客様のインバウンドアウトバウンドにおける海外向けのデジタルマーケティングをお手伝いさせていただいております。

ソーシャルメディアSNS分析だけでなく、WEBアンケート調査や、オフラインでのアンケート回収、グループインタビューなど、様々な手法の調査をお客様の目的に応じて設計して実施しています。

ーお客様の調査目的に応じて設計するというのはどういうことでしょうか?

丸野:
お客様の課題に対して適切な調査結果を出せることが重要だと考えています。場合によっては、ご相談をいただき「今回の調査でどのような結果を求めるか」のすり合わせをするコンサルティングから入ることもあります。

調査設計をしていくためにまず、お客様の業務内容と目的を正しく把握しなければいけません。調査結果をもとにした基礎戦略の立案や、継続したデータ収集のサポートなど、状況に応じて支援体制の提案をさせていただいております。

お客様にとって、どんな調査方法を選ぶかはあまりこだわる必要はなく、結果として何がわかるのかが最も重要だと思っています。そのため案件によっては、こちらからソーシャルリスニングの配分を減らして他の調査に力を入れることもあります。ソーシャルリスニングの良い部分だけを最大限活用することが重要だと考えています。

ーなるほど。お客様の課題に合わせて調査を設計しコンサルティングできるのが御社の強みですね。

丸野:
そうですね。必要なデータの選別やマネジメントを引き受けているうちに、結果としてコンサルティングサービスを提供している事例は多くなってきています。

ソリッドインテリジェンスが語る!ソーシャルリスニングメリットとその活用方法について

ーここからは、ソーシャリリスニングについて詳しく聞かせていただきたいと思います。まず、ソーシャルリスニングのメリットとは何でしょうか?

丸野:
それぞれの国や地域の方がどのように感じているのか客観的に捉えることができることです。

人は自分の常識や価値観を基準に考えてしまうところがあると思います。例えば、「日本のコメは美味しい」とか「新鮮な魚が一番おいしい」とかそういう風に考えてしまいます。けれども、世界各国の人たちはそれぞれの常識や価値観をもっていて、一つの形式にあてはまることはありません。日本のお米はもちもちしていて苦手だと考える方々もいますし、お刺身のような生ものを一切受け付けない方々もいらっしゃいます。

そのような傾向は、住んでいる国や地域、また民族や宗教などで趣味嗜好の差が歴然です。今は世界中の方々が日々思った事や感じたことをインターネット上で発信し、共有できる環境が整っていますので、一人一人が自分にとって欲しい情報を入手することができます。

世界の大きな流れとして、情報源や判断基準をソーシャルメディアに求める傾向が強くなってきていることが、様々な調査からわかっています。そのため、各国の方々が目にする情報を一番理解できるのがソーシャルリスニングなんじゃないかと考えています。

株式会社ソリッドインテリジェンス丸野敬氏

株式会社ソリッドインテリジェンス丸野敬氏

ーちなみに、ソーシャルリスニングをする上でソリッドインテリジェンスが力を入れているポイントとは?

丸野:
ソーシャルリスニングをする上でソリッドインテリジェンスが力をいれているポイントは2つあります。

まず1つ目は、対象となる国々で、それぞれのソーシャルメディアの特性を理解することです。国によってソーシャルメディアのトレンドは違いますので、対象国のソーシャルメディアのトレンド知識を深め、しっかりとしたリサーチをすることが必要です。

ソリッドインテリジェンスではこれまで多くの国々のソーシャルリスニングを行ってきましたので、それぞれの国で異なるノウハウを蓄積しています。各国の特性を理解しているからこそ、ソーシャルリスニングのメリットを引き出すことができます

2つ目は、多言語に対応できる体制をしっかりと構築することです。スタッフの育成や、国内外のパートナー関係を通じて、きめ細かなサービスを提供できるようにしています。大規模な機械分析では大企業に太刀打ちできませんので、細かいサービスをブラッシュアップしていきながら、お客さん目線で業務を進められる体制をつくっていくのが大事だと思っています。

ーソーシャルリスニングは、インバウンド対策にどのように活用することができますか?

丸野:
大きくわけると3つのパターンがあると思います。1つ目は、官公庁や大企業などがマクロ視点でトレンドを把握するための分析です。この場合は言語や国籍などを切り口に分析し、対象となる観光資源について、各国の認知度や評判の違いを理解するために実施することが多いです。とくにアジアの人は見た目でわかりにくいですから、国籍別での書込みを分析していくと色んな違いが見えてきます。

2つ目は、特定の商品やターゲット国が決まっている場合です。このケースは商品名や競合ブランドやサービス、どこのSNSや掲示板になにが書かれているのか詳しく分析します。Twitterなどの世界的に有名なSNSだけでなく、ローカルの掲示板やブログに書いてある内容も細かくチェックしていきます。

3つ目は、SNS上の反響調査です。イベントやインバウンド施策を実施した時に実際にどのような反響があったのかを細かく見ていきます。PRを実施したSNS上の数値だけではなく、そこから派生した話題や書き込みの細かい内容まで調査することもできます。

株式会社ソリッドインテリジェンス丸野敬氏

株式会社ソリッドインテリジェンス丸野敬氏

ーなるほど、3パターンの活用方法があるのですね。続いて、具体的な事例についてもお話をうかがっていきたいと思います。ソリッドインテリジェンスさんは多くの官公庁や地方自治体の案件を請け負っていらっしゃるとお聞きしていますが、具体的にはどんな事例があるのでしょうか?

丸野:
ありがたいことに、いろいろとご相談いただいています。例えば、今年度だけでも都道府県庁で8県、JNTOさんは20か国を対象としたデジタルマーケティングにかかわる様々な調査や、欧州FIT、ラグビーワールドカップ出場国を対象とした調査など幅広くお手伝いさせていただいています。

また、ここ最近だと企業さんにもお声をよくいただくようになりました。企業さんの事例だとアトレさんをお手伝いしています。台湾インバウンドを囲い込んでアウトバウンドにつなげて行くのための、リサーチの一環として、ソーシャルリスニングをご利用いただき、継続いただいています。

ーなるほど。今年は欧米豪がインバウンドで話題となっていますが、欧米豪のSNS上の動きも調査できるのでしょうか?

丸野:
できます。世界中の人がSNSを使っていますので。ただ、世界中全てのSNS情報が収集できるわけではないので、国によっては得意不得意は残念ながら出てきてしまいます。人口が多い国はその分書き込みも多いですし、情報交換が活発なのでやりやすいですが、人口が数百万人の国などは内容によっては難しいかもしれませんね。

英語以外でもフランス語やドイツ語、イタリア語、スペイン語などはスタッフもおりますし、実績もありますので対応できます。

現状把握を正しく行い、優先順位付けと取捨選択を行うことが重要:ソリッドインテリジェンスの考える今後のインバウンド対策とは

株式会社ソリッドインテリジェンス丸野敬氏

株式会社ソリッドインテリジェンス丸野敬氏

ーインバウンド業界にいる人達は、今後どのようなインバウンド対策を行っていくのがいいのでしょうか?

丸野:
現状把握を正しく行い、優先順位付けと取捨選択を行うことが重要だと思います。国やエリアによっての特性やトレンドを把握し、良い書き込みも悪い書き込みも把握しつつ、受入環境を向上させていき、外国の方々に対して良い情報を提供していくことが大切だと私は考えます。その正しい現状把握するためのヒントはソーシャルメディアの中に散りばめられていると思います。

最後に御社の展望について教えてください。

丸野:
お客様に寄り添い、お客様が知りたい結果を調査できるように取り組んでいきます。ソーシャルメディア分析が弊社の強みではありますが、それ以外にもお客様の目的に沿ったご提案をさせていただきます。外国人の動向が知りたい、外国人を調査したいというご要望がありましたら気軽にご相談ください。

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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
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  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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