新宿・歌舞伎町には日本一外国人が訪れるショーレストラン「ロボットレストラン」があるのはご存知でしょうか?今回、訪日ラボがロボットレストランに潜入し、外国人人気の秘訣を調査してきました。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
口コミサイトで、もっと集客できるようにするサービス「口コミコム
」でGoogleマップからの来店を約2倍に
詳しく見る >
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
ロボットレストランとは
ロボットレストランとは、新宿・歌舞伎町にあるショーレストランです。新宿のサラリーマンを元気づけるべく、ロボットとショーを組み合わせた一風変わったショーレストランとして2012年7月にオープンしました。
実際に営業を開始すると日本人よりも外国人にウケが良かったことから、ターゲットを外国人にシフトしました。店内は外国人の来店客で常に満席状態だといいます。
ロボットレストランに潜入:入り口は長蛇の列が
実際にロボットレストランのチケット入り口に行くとすでに訪日外国人の長蛇の列ができていました。
チケットを受け取り、ロボットレストラン内にはいると下記の写真のようなエントランスホールに行きました。
エントランスホールについた当初はまだ人はいませんでしたが、ほんの数分もすると約100名くらいが入れるエントランスホールが下記のように満席になりました。
エントランスホールが満席になると、女性シンガーと音楽隊が現れ、コンサートが始まりました。コンサートで流れる曲はマイケル・ジャクソンの「BillieJean」など世界的にも有名な曲でした。
約30分程度のコンサートが終わると、英語でアナウンスが流れ地下のショーホールへの誘導が始まりました。
地下のショーホールに移動前に、飲み物やフードを頼む訪日外国人が多くいました。メニューは基本的に英語対応をしており、ビール一杯900円程度で割高ですが、それでも訪日外国人の皆さんはどんどん買っていきます。
階段を下り、ショーホールへ向かいます。
ショーホールに続々と訪日外国人達が集まり、席に着席します。ショーが始まるまではお土産やドリンクやフードの販売を積極的に行っており、数多く売れていました。ロボットレストランのチケットが5,000円〜8,000円で購入でき、ロボットレストラン内でフードやドリンクを購入すると、一人あたりの単価が1万数千円は行くと予想されます。約200席ほどのショーホールが満席になっており、1日4講演を行っているので、1日だけでもかなりの売上であることが見て取れます。ちなみに、月曜日に訪日ラボが潜入したのですが、満席でした。
ショーが始まると、訪日外国人達は大盛り上がり。ショー中は写真撮影が了承されているため、皆さん必死で写真を取っていました。
ショーの合間には、座席番号での抽選を行い、当たった方にはポップコーンをプレゼントしたり、
誕生日を迎える方のサプライズ演出があり、来場された方たちを楽しませる演出が多々ありました。
奇抜な衣装を纏ったダンサーや変わった動きをするロボットが続々と出てきます。訪日外国人の方たちは写真を取り続けます。
約2時間ほどでショーが終わり、訪日外国人のみなさんは満足した顔でショーホールを出ていきました。
ロボットレストランが訪日外国人からウケている3つの理由
今回、訪日ラボがロボットレストランに訪れて気がついた、ロボットレストランが訪日外国人から人気の理由を3つにまとめてみました。
1.ターゲットを絞っている
ロボットレストランに訪れているほとんどの外国人が白人系の方たちでした。アジア系や黒人系が2割り程度で、8割りが白人系の外国人。さらに、日本人で訪れているのは私達しかいませんでした。他にも、訪れている外国人の方に話を聞いてみると、アメリカやオーストラリアから来ている人が多数でした。このようにターゲットをアメリカやオーストラリア、それこそ、欧米豪に絞っているように見えます。もちろん、店内は完全に英語対応をしており、店内スタッフは基本的に英語で話しかけてきますし、アナウンスも英語でした。
その他にも、Voyaginというロボットレストランのような変わったお店やツアーを予約できる訪日外国人向けの予約サイトがあり、主に欧米豪ユーザーに活用されています。ちなみに、Voyaginからロボットレストランに月間3,000人以上を送客しており、このようにロボットレストランは欧米豪を集客するために、欧米豪の方たちが活用する媒体に積極的に掲載をしています。このように欧米豪にターゲットを絞って集客や受け入れ体制を強化しています。
ロボット×和を取り入れた独特のコンテンツ
下記の写真のように、侍や忍者、日本の神話の登場人物をロボット化し、独特のコンテンツに仕上げています。観光庁が出している訪日外国人消費動向調査にある日本旅行に期待していることによると、日本の文化体験が上位に来ています。その日本の文化とロボットという組み合わせが独自のコンテンツとなり、訪日外国人の方から人気を集めているのだと考えられます。ショーが始まると訪日外国人の方たちは物珍しそうにロボットや和服を纏ったダンサー達を見ていました。
インスタ映えと口コミを起こす施策を実施している
ロボットレストランは口コミを起こす工夫も行っています。例えば、下記の写真のように、チケットの裏側にトリップアドバイザーに口コミを書いてもらうようにQRコードを貼り付けています。実際にトリップアドバイザーでロボットレストランのページを見てみると4,000件以上の口コミが書かれており、そのほとんどが英語で書かれています。他にもショー中は写真撮影が大丈夫になっており、訪日外国人の方たちがすごい勢いで写真を取っています。後日、Instagramでロボットレストランを検索したところ、多くの写真がInstagram上にアップロードされていました。
まとめ:ロボットレストラン人気の秘訣は欧米豪からの人気、ロボット×和、口コミ!
ロボットレストランの人気の理由をまとめると - 欧米豪をターゲットにして、集客や受け入れ体制を強化している - ロボット×和の独自のコンテンツ - 口コミの利用
これらの理由からロボットレストランが外国人から人気を得ているのではないかと思いました。みなさまもぜひ、自社に取り入れられる所は取り入れて外国人を集客していきましょう。
インバウンド戦略策定のポイントと、組織に必要な意思決定の仕組み化
訪日外客統計によると、2024年年間推計値は過去最高となる3,687万人を記録。またインバウンド消費動向調査においても、旅行消費額は年間速報値で8兆1,395億円となり、これまで過去最高であった2023年の5兆3,065億円から53.4%増となりました。
今回のセミナーでは、株式会社識学の長島様とともに、これからもしくは現状のインバウンド事業を企業に正しく取り入れるために必要なトレンド情報から仕組みのポイントまで解説します!
<本セミナーのポイント>
- 今からできる組織づくりのヒントが得られる!
- インバウンドを事業に取り込むポイントが分かる!
- 100万部突破の書籍を数多く出版する「意識構造学」の識学とともに、最新情報を解説!
詳しくはこちらをご覧ください。
→インバウンド戦略策定のポイントと、組織に必要な「意思決定の仕組み化」とは?
【インバウンド情報まとめ 2025年2月前編】12月の外国人宿泊数1,529万人、2024年累計は過去最高 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に2月前編のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→12月の外国人宿泊数1,529万人、2024年累計は過去最高 ほか:インバウンド情報まとめ【2025年2月前半】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!