動物を目的に海外旅行することをアニマルツーリズムと言います。「オーストラリアにコアラを見に行く」「タイに象を見に行く」など、日本人も知らず知らずのうちにやっています。海外ではアニマルツーリズムはとても盛んで、日本に来る訪日外国人の間でも、奈良公園の鹿、地獄谷野猿公苑のサル、北海道のキタキツネなどアニマルツーリズムの人気が高まっています。
インバウンドの大きな観光資源となる野生動物たち。野生動物と人間はあまり触れ合わない日本の文化の中で、彼らとどう付き合っていけばいいのでしょうか?
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ミシュラン・グリーン・ガイドでもおススメの日本の鹿
先日、欧米で権威のあるガイドブックのひとつ、ミシュラン・グリーン・ガイドの最新版がリリースされました。ミシュランはフランスに拠点を持つ格付け機関で、ミシュラン・グリーン・ガイドはそのミシュランが観光地を格付けしたガイドブックです。
ミシュラン・グリーン・ガイドは日本の観光地の魅力を、外国人目線で知ることが出来る貴重な資料といえます。中には、野生動物をフィーチャーした観光地もあり、ミシュランは「奈良の鹿」をオススメしてきました。
あのミシュランが「観光スポット」を格付け!訪日外国人が日本観光で頼りにしているミシュラン・グリーンガイド・ジャポンをご存知ですか?
ミシュランのガイドブックと言えばホテル、レストランを格付けしたものが有名で、この星の数よってホテル、レストランの来客数が変わるほどの影響力を持っていることで知られています。さて、そんなミシュランのガイドブックに、ミシュラン・グリーンガイド と呼ばれるガイドブックがあることをご存じでしょうか? Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?口コミサイトで、もっと集客できるようにするサ...
日本の鹿は訪日欧米人だけではなく、訪日中国人にもたいへん人気があります。地獄谷野猿公園もミシュランで星がついたアニマルツーリズム観光地です。ミシュランは土佐犬や阿寒国際ツルセンターなど、日本観光の目玉として他にもたくさんの動物をとりあげてきました。
最近注目の中国インバウンド向けキラーコンテンツ それは「鹿」:そのブームの背景には中国の文化が 一方でトラブル対策も必要に
こんにちはトレンドExpress編集部です。春節も終わり、ホッと一息ついた観光地も多いかと思います。しかし、続いてやってくるのは お花見シーズン、そして5月の小連休に夏休みと、中国からの観光客がやってくるイベントが控えています。早めのニーズ把握、準備を進めていきましょう。さて今回は最近ニュース報道で注目されたあるキーワードを追ってみたいと思います。そのキーワードとは 「鹿」。今年2月に多くのメディアが報じた 「奈良で鹿にかまれる外国人訪日観光客増加、8割が中国人」 というニュースをご覧にな...
「アニマル・ツーリズム」に求められるのは動物園や水族館ではない
アニマル・ツーリズムには気を付けなければならない点があります。欧米では檻に動物を入れておくのは動物虐待という風潮があり、動物園や水族館を批判する声があるのです。
そのためアニマル・ツーリズムには野生に近い動物を見られるサファリパークや野生動物公園(Wild Park)などが好まれます。
奈良は鹿という動物を保護することから収益を上げる理想的なモデルを作り上げました。しかし日本の人里において「餌付け」や「ふれあい」モデルが、すべてにあてはまることはありません。
それどころか、中には距離をおいて見学しないと危険な動物もいるし、野生動物は毎年同じところに同じように現れないという難しさもあります。
野生動物の撮影ツアー「アニマルフォト・ツーリズム」は地方を潤す?
しかしアニマルフォト・ツーリズム(ガイド付き撮影ツアー)なら、様々な動物や地域に導入が可能です。野生動物と撮影技術に詳しく、参加者の急なカメラ故障などに対応できるツアーガイドを伴い、野生動物の現れる地方を中心に回ります。
注目すべきは地方での消費増です。写真撮影を目的にしているツアーではありますが、日本中の地方を移動して写真を撮影し、夜はその地方の旅館などに宿泊するパターンが多いのです。
訪日外国人としても大好きな野生動物の撮影後はゆっくりと温泉に入り、日本食を楽しみ、写真を披露しあう魅力があります。野生動物撮影ツアーは根強い人気があり、高い価格でも予約待ちとなっているケースがあります。
訪日客に人気の「インスタ映え」スポットベスト5が意外!超有名観光地でなくとも「写真」を通じて訪日客を呼び込める時代に
安倍首相も発言しているように 地方活性化・インバウンド誘致には「インスタ映え」が重要な時代に なってきています。近年の訪日外国人観光客のモノ消費からコト消費への消費トレンドの変化により、最近では 「その地域独自の観光資材」が重要視されています。InstagramなどのSNSで投稿したくなるような景観を整備していくことは、その地域の観光資材を効率的にアピールすることにつながります。近年の 訪日外国人観光客は実際に日本のどのような景観に惹かれて写真を撮影しているのでしょうか。 今回は、Trip...
まとめ:野生動物を観光資源とし、地方を宿泊需要で潤す可能性がある「アニマルフォト・ツーリズム」
なかなか日本では観光資源化されてこなかった野生動物ですが、彼らの持つ魅力を外国人は強く感じているようです。
フォトツーリズムの誘致のためには被写体となる自然や動物の知識と、撮影技術の両方に詳しいガイドの発掘や機材の故障に対応する拠点の確保も必要かもしれません。また日本固有の動植物を多言語で説明するパンフレットなども望まれます。
動物はインバウンドに"ウケる"!「動物インバウンドプロモーション」事例まとめ6選:「かわいい」はインバウンドでもキラーコ
「コト消費」によって多様化するインバウンドのニーズに対応するかのように、各地で”動物”を活用したインバウンドプロモーションが各地で繰り広げられています。トリップアドバイザーを見ても、動物と触れ合える観光地は、訪日外国人観光客からの人気・評価も高い傾向にあります。都心部にはない体験をできるということもあって、インバウンドの地方誘致とも相性のよい、この「動物インバウンドプロモーション」の事例を見てみましょう。目次事例1:瀬戸内の小さな島 大久野島が「ウサギ島」として世界中で話題に事例2:鹿せん...
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<参考>
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短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
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訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
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