あのミシュランが「観光スポット」を格付け!訪日外国人が日本観光で頼りにしているミシュラン・グリーンガイド・ジャポンをご存知ですか?

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ミシュランのガイドブックと言えばホテル、レストランを格付けしたものが有名で、この星の数よってホテル、レストランの来客数が変わるほどの影響力を持っていることで知られています。さて、そんなミシュランのガイドブックに、ミシュラン・グリーンガイド と呼ばれるガイドブックがあることをご存じでしょうか?


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ミシュラン・グリーンガイドはミシュランが発行している旅行ガイド

ミシュラン・グリーンガイドは1926年にフランスのブルターニュ地方版が発行され、それ以来世界中の都市版が、旅行者が充実した旅行を楽しめるように発行されています。2009年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンが発行されました。なお、これはあくまで訪日外国人観光客が日本を訪れるためのもので、フランス語や英語を始めとした外国語の書籍またはWEBサイトとなります。基本的には 訪れる価値のある自然、文化遺産 などが紹介されており、「わざわざ旅行する価値がある」場所を三ツ星、「寄り道する価値がある」場所を2つ星、「興味深い」場所を1つ星としています。

独自の評価基準となっているため、どのような場所が選ばれるのかは完全にミシュラン次第

このミシュラン・グリーンガイドの選定基準は9つで、ミシュランの覆面調査員が現地を訪問し、独立性を持って一貫した基準で選定していきます。その選定基準は 「旅行者がその観光地を訪れた時に受ける第一印象」、「その場所の知名度」、「文化財の豊かさ、レジャーの充実ぶり」、「ユネスコの世界遺産などの公的評価」、「芸術品や史跡の固有の美術的価値」、「美観」、「作り物ではない本物としての魅力と調和」、「旅行のしやすさと利便性(施設整備、アクセス、維持管理など)」、「旅行者の受け入れの質」 となっており、実際にどのような場所が選定されるのかについては、選定されるまで外部からは全くわからない形となっています。

ミシュラン・グリーンガイドで星を獲得しているのは自然、文化遺産だけでなく、ショッピングとして有名な観光スポットも

星を獲得している観光地のリストをミシュランが公開していますが、この中には自然が豊かな場所、文化遺産以外にも、有名なお店なども紹介されています。まず3つ星の自然が楽しめる観光スポットとしては 新宿御苑」「明治神宮」「高尾山」「富士山」「兼六園」「熊野古道」「知床国立公園」「摩周湖」「屋久島」 など名前が並んでおり、文化遺産などとして 「東京国立博物館の各展示物」「日光東照宮」「源氏物語絵巻」「伊勢神宮」「善光寺」「松本城」「京都国立博物館の各展示物」「清水寺」「金閣寺」「銀閣寺」「九州国立博物館」 などが紹介されています。

またショッピングとして有名な観光スポットとしては 「上野とその周辺」「エルメス(銀座)」「ミキモト(銀座)」 などが紹介されています。一方、面白いのが 「東京都庁」「弥山展望台からの眺望」「眺望(函館山)」 なども3つ星の観光スポットとして紹介されていることです。

ミシュラン・グリーンガイドの集客効果は?

実際に観光地、観光スポットごとに「ミシュラン・グリーンガイドを見て観光に訪れたのですか?」といった調査結果がないために正確な数値は存在しませんが、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで1つ星、2つ星、3つ星を獲得している観光スポットを眺めていくと、見事なまでに訪日外国人観光客で賑わっている観光スポットが多い事がわかります。

特に日本人にとっても人気の高い東京の高尾山などは、昔から観光客で賑わう山ということで人気でしたが、ミシュラン・グリーンガイド掲載後は、新宿から電車で1時間以内で行けること、比較的低いため、初心者から子供まで登山が楽しめるとあって、訪日外国人観光客にも人気のスポットとなりました。

ミシュラン・グリーンガイドWEB版で取り上げられる事があれば、地方部であっても観光の起爆剤となる可能性

ご紹介してきたミシュラン・グリーンガイドですが、 日本の地方に関してもWEB版として紹介されている 地域がいくつかあります。その中には陸前高田などを紹介した「東北版」、立山黒部アルペンルートなどが紹介された「富山版」、姫路城などが紹介された「兵庫版」、隠岐の島などが紹介された「山陰版」などが公開されています。

観光庁は日本の主要都市を巡るゴールデンルート以外の地方部の観光にも今後力を入れていく必要性を述べていますが、ミシュラン・グリーンガイドでは、こうした日本の地方部にある観光スポットにもしっかりと焦点を当てて紹介をしています。

まとめ:ミシュラン・グリーンガイドにミシュラン・グリーンガイドどのような観光スポットが選択されるかは分からないが、観光地はしっかりとしたインバウンド対応が必要

考え方を少し変えると、こうした形でミシュラン・グリーンガイドによって星付きで紹介されている地方都市、もしくは地方の観光地がそれに気づかず、外国語による接客、外国語ホームページの整備、宿泊施設の外国語での対応などインバウンド対応が遅れると、ミシュラングリーンガイドを見て訪れた訪日外国人観光客をがっかりさせることにもなりかねません。

ミシュランが日本のどのような観光スポットに星を付けているのかということはホームページ上からも簡単に確認が可能です。地方の観光協会などにおいては、こうした情報を元に、まず訪日外国人観光客がどのような観光スポットを訪れる可能性が高いのか?といった視点で観光ルートの設計、ホームページの外国語対応の優先度の判断などが出来るとも言えるでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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