「どのような行動をとったか」
株式会社サーベイリサーチセンターは、『北海道胆振東部地震における訪日外国人旅行者の避難行動に関する調査』を実施し、その結果概要を2018年9月14日に発表しました。
同調査は、今年9月6日の「北海道胆振東部地震」発生当時、北海道に滞在していた訪日外国人旅行者が「どのような行動をとったか」「避難時に困ったことは何か」などを調べたもの。災害発生時の情報発信方法や、受入環境のあり方を探るべく、実施されています。
リアルタイム情報の入手先は「宿泊先の従業員」
調査ではまず、地震発生時にどのように思ったかを訊いています。回答の結果は、「身の危険を感じた」が45.4%でトップ。次点には、38.9%の「今後の地震の発生が気になった」や、35.7%の「旅行日程が心配になった」が入りました。
「避難や旅行行程などリアルタイム情報の入手先」を訊ねると、回答で最も多かったのは30.3%の「宿泊先の従業員」。停電していたこともあり、2位にはやはり「人的情報」である「ツアーコンダクター」が25.4%で入っています。
「充電ポイントなどを提供してほしい」、50.8%
「地震発生時に希望する対応」については、「充電ポイントなどを提供してほしい」が50.8%でトップ。以下、42.2%の「インフォメーションセンターを充実してほしい」、38.4%の「母国語のマニュアルを配布してほしい」が並んでいます。
なお同調査では、「今回の地震を経験した上で、今後も訪日の意向があるか」についても質問。結果は、7割以上の人が「今後も日本には来たい」と考えていることが明らかになっています。
(画像はプレスリリースより)
(データは、株式会社サーベイリサーチセンター調べ)
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▼外部リンク
北海道胆振東部地震における訪日外国人旅行者の避難行動に関する調査 - 株式会社サーベイリサーチセンター
https://www.surece.co.jp/research/2491/