2018年10月11日、ついに豊洲市場が開場しました。豊洲市場は築地市場の1.7倍もの広さがあり、新しくより清潔な作業環境が提供されています。
一般の方も見学ができるようになったのが10月15日からで、速くも数多くの観光客が訪れているようです。そこで今回は訪日ラボが豊洲市場に潜入してきました。豊洲市場に移転してから訪日外国人観光客は訪れているのでしょうか?潜入調査してきました。
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豊洲市場へ潜入!
いざ、豊洲市場へ訪日ラボが潜入調査を行なってきました。
新橋発の始発バスで豊洲市場へ

朝5:00頃に新橋を出発し、豊洲市場へ向かうバスに乗りました。バスを待つ人々で長蛇のができており、すでに数名の外国人が見受けられました。

バスに揺られること約25分。豊洲市場に到着しました。

見学ギャラリーには、上記の様な多言語の案内板が設置されていました。この案内板にはQR Translatorという、看板や印刷物をとても簡単に多言語対応できるソリューションが活用されていました。
QR Translatorから発行できるQRコードを看板や印刷物に貼付し、訪日外国人にスマホで読み取ってもらいます。すると、端末の言語情報を自動的に読み取り、登録した商品や情報を適切な言語で表示してくれます。
専用アプリ不要 だからこそ多言語表示のインフラを目指す「QR Translator」が提供するインバウンド対策&災害対策とは
観光庁が行っている「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査」によれば、「訪日外国人の困りごと・不満」は、2015年まではWi-Fiがトップを独占していました。しかし、 2016年からは一転「英語などでコミュニケーションがとれない」が一躍トップに躍り出ます。また「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」に関する不満も2014年から2016年にかけて着々と増加しており、言語の壁に関する不満度が年々増してきていることがわかります。だからこそ多言語対応を行うことは、インバウンド対策す...
早速始まっているマグロオークション

マグロの競りがすでに始まっているようで、急いで見学ギャラリーへ向かいました。

マグロの競りが見学できるスペースに移動すると、すでに数多くの人がいました。

マグロの競りはすでに始まっており、大盛況でした。築地市場と違って、豊洲市場ではマグロの競りを近くで見ることはできません。少し離れた、見学スペースから見ることができます。
マグロオークションを見つめる訪日外国人観光客


マグロの競りを写真に収めたり、興味深く見つめる訪日外国人観光客が数多くいました。日本人観光客の方が数としてはまだまだ多く、観光客全体の3割ほどが訪日外国人観光客のように感じました。
正確には調べきれていはいませんが、訪日ラボが訪れた日は欧米系の訪日外国人観光客がほとんどでした。
多言語案内板の充実


各案内版には、英語でも表記されている他、先程も説明しました、QR Translatorが活用されており、各種言語で情報を読み取ることができようになっています。インバウンドを意識した対応が行き届いていました。
観光公害の予兆も……

上記の写真の右上での方にある見学スペースは、2019年1月15日から開場予定になっていますが、何名かが勝手に訪れてしまっている様です。このように、禁止エリアに足を踏み入ってしまう観光客が後を絶たないようです。
禁止エリアに入ってしまうと、マグロの競りや商売をされている方々の邪魔になってしまいます。観光と現地の方の仕事を邪魔しないように考えて取り組みを行わなければいけないと考えられます。
寿司屋には行列が

豊洲市場では飲食店エリアもあります。上記のように朝6時頃から寿司屋の前には長蛇の列ができていました。

築地市場にあった吉野家の本店も移動していました。

さらに、各店舗では訪日中国人観光客を取り込むべく、QRコード決済に対応しているお店が数多く見られました。
まとめ:早くも訪日外国人観光客で賑わいを見せる豊洲市場!
今回、実際に豊洲市場を訪日ラボが訪れてきましたが、まだまだ日本人観光客が多い印象です。しかしながら、訪日ラボが訪れた当日は観光客全体の約3割が訪日外国人観光客のように感じました。以前の築地市場ほどの訪日外国人観光客の盛り上がりには、まだほど遠いですが、今後も訪日外国人観光客が増えていきそうな予兆も随所に感じられました。
観光客が禁止エリアに踏み入ってしまうなど問題はありますが、訪日外国人観光客が増えて行きそうな豊洲市場には今後も注目が集まりそうです。
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