スーツケースを丸ごと忘れていく外国人観光客が増加中!? 「インバウンド忘れ物」ランキングから見えてくる、彼らの独特な行動パターンとは

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こんにちは、TUMOCA Expressです。

弊社の運営する「忘れ物国際配送サービスは現在、全国各地のホテル旅館及び商業施設にてご利用頂いておりますが、取り扱う忘れ物の種類は非常に様々です。

そこで2018年1月~8月に取り扱ったインバウンド訪日客の忘れ物を集計してみたところ面白い発見がありましたので、今回はそれらをランキング形式でご紹介したいと思います。一体、どのような忘れ物が多かったのでしょうか?実際に見ていきましょう。

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インバウンド忘れ物TOP10

インバウンド忘れ物TOP10

インバウンド忘れ物TOP10

1位は、ダントツで「衣服」

日本人の忘れ物と同じように、衣服インバウンド訪日客(以下、ゲスト)による忘れ物の中で一番多い品目になります。ただ、特徴的なのは季節外れの衣服が多いという点です。

真冬の2月に短パン、夏に冬物のコートを見かけるもしばしば。これは、渡航前に着用していた衣服を、気候や季節が異なる日本での滞在中に使わなくなってしまい、そのまま忘れてしまうケースが多いからです。

3位は、意外にも「おもちゃ・ぬいぐるみ」がランクイン

こちらは、子供連れのゲストに多い忘れ物です。国内のテーマパークで購入できるようなキャラクター人形のお土産ばかりかと思いきや、使い古されたぬいぐるみの配送依頼を不思議とよく頂きます。

どうやら、一緒じゃないと寝られないということで子供のために海外の自宅からわざわざ持ってきたものの、子供が持って帰るのを忘れてしまうようです。

5位は、大きすぎる忘れ物「スーツケース・鞄」

これほど大きなものを忘れて帰るのかと驚きましたが、事情を聞くと、そのほとんどが「観光に夢中で、荷物を預かってもらっている場所まで取りに戻る時間が無くなった」という理由で忘れ物として処理されたようです。

また、ゲストの中にはわざわざ本サービスを調べて「お土産品が入った鞄だけ先に送りたい」とご依頼される方もいらっしゃいました。

5位は、大きすぎる忘れ物「スーツケース・鞄」

5位は、大きすぎる忘れ物「スーツケース・鞄」

7位は、貴重品の詰まった「財布・現金」

こちらは、連載第一回目にもお話ししました、ホテルを特に悩ませる忘れ物の一つです。

意外な社会問題!? インバウンド「忘れ物」の対応がホテル・旅館を圧迫し始めている

こんにちは、TUMOCA Expressです。弊社は、全国各地で発生するインバウンド訪日客の忘れ物を海外のご自宅までお届けしております。今回は、そんなインバウンド訪日客の忘れ物が、ホテルや旅館の大きな負担となりつつある現状についてお話したいと思います。目次ホテルと旅館に立ちはだかる2つの大きな問題① 料金決済の問題② 郵便局や宅配業者が受付できない問題料金についての折衝から口座確認まで。。。ホテルの現場では上記以外にもまだまだすることがたくさん。非常に手間のかかる忘れ物は何?まとめホテルと...

現金とカード類を別々の財布に入れて片方だけを忘れる、ポーチに現金を移し替えてそのまま忘れる等、普段の生活とは異なる管理を行うため、忘れてしまう人が多いようです。弊社では現在、国際配送や口座間送金、住所宛て送金を駆使することで、現金さえもゲストのもとへお返ししております。

その他では、「ECサイトで購入した商品」が増加中

最近、アジアからのゲストに多いのですが、ECサイトで購入した商品がゲストのチェックアウト日までにホテルに到着せず忘れ物扱いとなってご依頼頂くことがあります。特に今年は、大雨や台風のような自然災害で物流が滞ってしまいその数が大きかったことが印象的です。

!その他では、「ECサイトで購入した商品」が増加中

その他では、「ECサイトで購入した商品」が増加中

最後に、弊社が取り扱った珍しい忘れ物を少しご紹介したいと思います。

弊社が取り扱った珍しい忘れ物※これらの忘れ物は全て無事お客様のもとへお届けいたしました。

弊社が取り扱った珍しい忘れ物※これらの忘れ物は全て無事お客様のもとへお届けいたしました。

実は、国内米軍基地宛ての荷物というのは、広く知られていませんが国際配送扱いとなります。そのため着払いで送ることができず、外国宛ての忘れ物と同様、米軍基地宛ての忘れ物に関しても、ホテルでは「料金決済の手間」が発生してしまいます。頻度は少ないかと思いますが十分ご注意ください。

まとめ

インバウンド訪日客のお忘れ物は、品目だけを見てみると国内旅行者の忘れ物と似ていますが、その経緯や背景は少し異なっていることがわかります。

その中でも興味深い発見として、時間的制約(荷物をクロークまで取りに戻る時間がなかった、ホテルの滞在中に荷物が届かなかった等)によって発生している忘れ物は少なくないという実態が見えてきました。荷物を受け取るために、その場所にいなければいけない、足を運ばなければならないことは観光中の彼らにとって煩わしいことなのかもしれません。

より一層観光を楽しんでもらうためにも、例えば荷物預かりの各施設は荷物を預かる段階で、海外の自宅まで直接送ることをインバウンド訪日客に提案していくことが求められるでしょう。現在、弊社はそのような「最高のおもてなし」を目指して、全国で唯一、国内から海外の自宅までの「手ぶら観光サービス」を提供しております。

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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詳しくはこちらをご覧ください。

2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】

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この記事の筆者

TUMOCA Express(ツモカエクスプレス)

TUMOCA Express(ツモカエクスプレス)

株式会社オー・エス・エス 代表取締役 荒本修一(あらもとしゅういち)。1991年創業。全国のホテル様・旅館様・レンタカー会社様・その他商業施設にて、インバウンド訪日客の忘れ物及び一般手荷物の国際配送サービスを展開しております。旅の思い出が詰まったお品物をお客様のご自宅までお届けいたします。

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