【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
外国人はコミュニケーションに困っている…もはやWi-Fiが一番の困りごとではない
ゴールデンルートと呼ばれる東京、大阪、名古屋の観光名所のみならず、地方の田舎町を訪れる訪日外国人観光客が急増しています。しかし、「英語ではなしかけられたけれど対応できない」「メニューの説明ができない」「Wi-Fiを設置していない」など、インバウンドの伸び率に対して対応が追いついていない企業や店舗が多いのが現状です。
- 「翻訳・多言語化」を資料で詳しくみてみる
- 「多言語サイト制作」を資料で詳しくみてみる
- 「多言語化表示サービス」を資料で詳しくみてみる
- 「テレビ電話型通訳サービス」を資料で詳しくみてみる
- 「バイリンガル採用・派遣」を資料で詳しくみてみる
日本人は英語が話せない? 訪日外国人が困ったこと1位は「コミュニケーション」
観光庁がこのほど発表した、訪日外国人観光客を対象におこなった「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」によると、「日本での旅行中に困ったこと」において、「施設等のスタッフとのコミュニケーション」が26.1%で、前年調査同様、最も高いという結果になりました。
次いで、「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」が21.8%。長年課題となっていた「無料公衆無線LAN環境」は21.2%と3位になっており、好意的に見れば無線LAN環境が良くなった分、次は、コミュニケーションや多言語対応など、「言語の壁」の問題が大きくなってきている格好です。
日本人の英語力が世界基準から見ても低いと思われてしまう原因のひとつは、性格的な問題もあるでしょう。講談社の調査によれば、外国人と上手にコミュニケーションを取りたいと思っているのは約7割であるのにもかかわらず、外国人と満足にコミュニケーションが取れたと思っているのは3割以下という結果が出ています。
同調査では外国人とコミュニケーションするのに最も必要なのは「英語力」と7割が回答するも、「勇気」という回答も5割にのぼっており、日本人の奥手な性格も、この「言語の壁」問題に影響していることが読み取れます。
日本人の70%弱が訪日客と英語で会話したいと思っている 英語力の向上よりも物おじせずに話す「勇気」が重要
講談社が純ジャパ(※留学、長期の海外生活経験がなく、日本の学校のみで英語を勉強した人)の20代~60代男女1,000人に行った調査の結果によると、純ジャパの7割が外国人とのコミュケーションをとりたいと思っており、中学生レベルの英語力で外国人とコミュニケーションがとれるのであれば、もう一度学びたいと望んでいる ことがわかりました。訪日外国人観光客が年間2,000万人を突破し、2020年の東京オリンピック開催、今後もMICEなどの国際会議の機会が増えて行くことを考えると、日本人のおもてなしにお...
一方で外国人は自分のスマホを使って「言葉の壁」を解決
この困りごとに関し、外国人観光客らは日本の対応を待っているだけではありません。多言語表示・コミュニケーションで困った際、解決に使った方法を訪ねた所、「自分のスマートフォン・タブレットの翻訳アプリで解決した」との回答が44.7%にのぼります。

また、事前準備として「スマートフォン・タブレットに翻訳アプリをインストールする」を実施していたとの回答も46.3%となっており、スマホ・タブレットが「言語の壁」突破の必須アイテムとなっています。
まとめ
「多言語音声翻訳サービス」は、現在観光用途に特化してサービスの利用を進めているようですが、今後はさまざまな業種への展開も検討していると言います。日本のおもてなしはもちろん、国内の観光地や店舗の良さを知ってもらうためにも、コミュニケーションツーツは積極的に活用していきましょう。
<参考>
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!