講談社が純ジャパ(※留学、長期の海外生活経験がなく、日本の学校のみで英語を勉強した人)の20代~60代男女1,000人に行った調査の結果によると、純ジャパの7割が外国人とのコミュケーションをとりたいと思っており、中学生レベルの英語力で外国人とコミュニケーションがとれるのであれば、もう一度学びたいと望んでいる ことがわかりました。
訪日外国人観光客が年間2,000万人を突破し、2020年の東京オリンピック開催、今後もMICEなどの国際会議の機会が増えて行くことを考えると、日本人のおもてなしにおける英語力の必要性が問われています。
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外国人と上手にコミュニケーションを取りたいと思っているのは約7割
外国人とコミュニケーションをとりたいと思うか? という質問に対して「そう思う」と回答したのは20.5%、「ややそう思う」と回答したのは47.8%となり、合計で68.3%の人が外国人とコミュニケーションを取りたい と思っていることが明らかになりました。
日本国内で外国人とコミュニケーションを取った事があるのは4割以下
日本国内で外国人とコミュニケーションをとった経験はあるか? という質問に対して、「ある」と回答したのは僅かに34.3%、「ない」と回答したのは65.7%となり約7割の人がコミュニケーションを取りたいと思っているにも関わらず、実際に外国人とコミュニケーションを取った事があるのは4割以下 である実態が浮き彫りになっています。
外国人と満足にコミュニケーションが取れたと思っているのは3割以下
日本国内で外国人とコミュニケーションをとった経験はあるか?という質問に「ある」と回答した人の中で、外国人と満足にコミュニケーションが取れたと思っているのは、「満足」が2.6%、「やや満足」24.8%となり、合計でも僅かに27.4%の人のみが、外国人とのコミュニケーションに満足だったと回答 しています。
7割が「英語力」が外国人とコミュニケーションするのに最も必要と回答するも、「勇気」という回答も目立つ結果に
外国人とうまくコミュニケーションをとるために必要なものは何か?という質問には外国人と物おじせずに話す「勇気」が50.1%、外国人に対する「思いやり」が35.8%という結果となり、多くの人が最も必要と考えている「英会話力(76.2%)」以外にも重要なものがあると考えている人がいる 事が明らかになりました。
50%の人が道を聞かれた経験があるが、英語で道案内が出来た人は21.8%
今回の調査では、日本に来ている外国人から道を尋ねられた経験がある人は49% という結果となりましたが、その中で英語で道を教える事が出来ると回答した人は、僅かに21.8% であることがわかりました。また、対応の方法については、「自分ひとりで日本語と英語を混ぜながら身振り手振りで教えた」49.8%、「自分ひとりで英語で教えたことがあり、相手にわかってもらえた」27.3%と回答が多く、英語のみで説明をして案内が出来た人がいかに少ないのかがわかります。「わからないと言って教えなかった」6.7%、「無言でやりすごした」0.6%という人も少数ながら存在する事がわかります。
自分の英語力については「ほとんど話せない」「相手の言っている事がわからない」と考えている人が約8割
現在の自分英語力についての分析 をしてもらうと、「ほとんど話せない」43.5% が最も多く、次いで「自己紹介や挨拶など片言なら話せるが、相手の言っていることはわからない」37.4%、「相手の言っていることはわかるが流暢には話せない」16.6%となり、「聞くことも話すことも問題なくできる」と答えた人は僅か2.5%という結果 になりました。また英語の「聴く」「読む」「話す」「書く」という4技能に関してのレベルについては「小学生レベル」と考えている人が多い結果となりました。
まとめ:「英会話力」が最も必要とする思考から離れる事も大切。
今回の講談社の調査では、外国人とコミュニケーションを取りたいと考えている日本人のほとんどが、満足に英語でコミュニケーションが取れていないという実態が明らかになりました。
ただ、海外に目を向けると中国人、インド人、イタリア人など、英語を母国語としない方も沢山英語を話しています。こうした人達の共通点としては「発音」「文法」などが必ずしも100%完璧ではないということです。しかし、こうした人達は自分の発音などを恥じる事なく、思ったことを思い思いの方法で表現しています。
また、別の調査では、訪日客の5人に1人は日本人と喋りたがっている との結果もあります。
訪日客の5人に1人は日本人と喋りたがっている:日本のインバウンド対応を訪日外国人はどのように評価しているのか?
2020年に訪日外国人観光客を4000万人にしようという政府の呼びかけとともに、各都道府県、宿泊施設、小売店、飲食店などが精力的にインバウンド対応を行っています。ところで、実際に日本を訪れた訪日外国人観光客はどのような行動をとり、訪日旅行でどのような感想を得ているのでしょうか?じゃらんリサーチセンターが、1年以内に日本を訪れた事がある訪日外国人観光客に実施した「インバウンド対応満足度調査」より見てみましょう。 目次どのような宿泊施設に宿泊しているのか?誰と訪日旅行をしているのか?旅行前に何...
今回の調査でもコミュニケーションに必要なのは物おじせずに話す「勇気」という回答がありますが、英語力を単純に高めることはもちろん、「自分の今の英語力で精一杯にコミュニケーションを取ろうとする姿勢」こそが最も大事 と言えるかもしれません。
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<参考>
【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略
2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。
では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。
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