「中国人マナー悪い」と言われる理由 | 原因の国民性・文化の違いから対策まで

「中国人マナー悪い」と言われる理由 | 原因の国民性・文化の違いから対策まで

日本政府観光局(JNTO)が発表した「2018年11月 訪日外客数(JNTO推計値)」によれば、2018年1月〜11月までに日本を訪れた観光客は、前年比を9.1%増の2,856万人となっています。

そのうち、訪日中国人観光客は778万1000人です。中国人観光客による爆買いは日本に多大な経済効果をもたらした一方で、歩きタバコや道路に広がっての歩行などマナーの悪さが指摘されています。

飲食店やホテル、旅館といった接客業に携わる人の中には、「相手を不快にさせずに注意するにはどういう対応が一番良いのだろうか」と悩む人もいるはずです。今回は、中国人のマナーへの対処法についてご紹介します。

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中国人のマナーが悪いのは日本の文化に慣れていないだけ?

喫煙禁止エリアでの歩きタバコや並んでいる列への横入り、店内で大声でしゃべるという具合に、訪日中国人のマナーの悪さに悩む人は多くいることでしょう。中国人観光客のマナーが悪いと感じる最大の原因は、国民性の違いが考えられます。

国民性や文化の違いによるもの

訪日中国人観光客のマナーが悪い一番の理由に、文化の違いが挙げられます。中国で、道路の両側に屋台や食堂が多く出店しており、他店や夜市で購入した料理や飲み物を持ち込んでも何も問題はありません。もちろん、飲食店の中には稀に持ち込みを禁止している場合もありますが、大抵は許可されています。

飲食店で働く方なら、席に通した中国人観光客が、他店で購入した食べ物をテーブルの上に広げて食べはじめてしまった場面にでくわしたことがあるかもしれません。日本人からしたら信じられないことですが、中国人から日常的に行っていることであるため、「悪い」という認識が、そもそもないのだと考えられます。

日本への旅行に慣れていない世代が多い

10〜30代の若者世代は、InstagramやTwitter、Facebookを多用しているため、日本の情報収集をこまめに行っています。そのため、日本で話題のネットニュース、トレンドファッション、グルメといった最新情報をいち早くキャッチすることができるのです。

しかし、団体旅行で日本を訪れる中国人旅行客の大半は中高年世代であることから、日本の時事ネタや話題のトピック、礼儀作法を知る機会が限られてしまいます。

メディアで「マナーの悪い中国人」しか取り上げられない

一方で、我々日本人側も、一部の中国人観光客の振る舞いだけがTV番組で取り上げられ「中国人=マナーが悪い」という認識を持ってしまうというケースも考えられます。良いマナーの中国人観光客は、特段ニュースのネタになるわけではないので取り上げられません。そのため、「マナーの悪い中国人」しか目に入りにくい、という状況があります。

日本だけでなく海外でも:世界が感じる中国人のマナー違反とは?

中国人観光客のマナーの悪さは世界の旅行者からも批判が殺到しており、トイレを流さない、中国語の注意書き、ゴミのポイ捨て、歩きタバコ、禁止エリアでの飲食、大きな声での私語といったマナーの悪さを問題視する国は多くあります。

公共の場所で広がっての写真撮影

人通りの多い道路に広がっての写真撮影や列への割り込みなどが挙げられます。観光名所で集合写真を撮影したり、人混みで自撮り棒を使用したり、待っている人のことを気にせず何分も同じ場所で撮影をしていたり、こうした目に余る行動が「自分勝手」「マナーが悪い」と思われてしまう原因なのかもしれません。

トイレットペーパーを流さない

中国や台湾では、便座の横にゴミ箱が置かれ、使用済みのトイレットペーパーは汚物入れに捨てるのが一般的。そのため、使用済みのペーパーをどう処理して良いのかわからず、「流さない」という問題が発生してしまうのです。

中国人のマナーの悪さ どうやったら改善・対策できる?

中国人観光客のマナーひとつで、お店の信用や評判を下げブランドに傷がついてしまう可能性も起こりうるもの。すべての利用者に快適な環境を提供するためには、相手に日本のマナーを守ってもらわなければなりません。そこで重要なのが、中国語での対応です。

中国語での張り紙で注意を呼びかける

「使用後は必ず流してください」「試供品を持ち帰らないでください」といった中国語表記の張り紙を、トイレや店頭に貼るのもマナー改善の方法です。

中国人スタッフの雇用

「言葉がわからない」「注意の仕方がわからないから『まぁ、しょうがない』」と諦めてしまうお店もあるはずです。中国語が堪能な日本人スタッフ、あるいは日本に留学中の中国人の学生をアルバイトで雇うのも、マナーを改善するひとつの手段ではないでしょうか。

中国の文化、中国での当たり前を理解する

「中国人のマナーが悪い」と我々日本人が感じたとしても、それは、その中国人観光客の個人の問題に限りません。冒頭でも触れたとおり、そもそも日本と中国では文化や習慣が異なります。そのため「日本の常識的なマナー」で中国人観光客の行動を評価すること自体がナンセンスとも言えます。

まずは、中国人にとっての当たり前と日本人にとっての当たり前の違いを把握することが重要です。すると、前もって「このようなトラブルが起きるかもしれない」といった想定と対策をうつことができます。

中国人のマナーの悪さは正しく注意をすることで改善できる

悪気はなく無意識でやっていることが、異国ではマナー違反・非常識だと思われてしまうこともあるものです。分煙のカフェやレストラン、街中の喫煙可能エリアに中国語の張り紙やポップを用意する、中国語対応が可能なスタッフを雇用するなどでいくらでも対処できるはずです。

「中国人=マナーが悪い」と決めつけず、文化の違いが関係していることをきちんと理解し、それとなく注意を促しましょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!