神社こそサブカル発信にふさわしい/アキバの隣 江戸の総鎮守に誕生した「神田明神文化交流館 EDOCCO」の役割とは - ワールド航空サービス会長インタビュー

神社こそサブカル発信にふさわしい/アキバの隣 江戸の総鎮守に誕生した「神田明神文化交流館 EDOCCO」の役割とは - ワールド航空サービス会長インタビュー

1300年近くの歴史をもつ江戸の総鎮守ともいわれる神田明神。神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内の総氏神様として、今も地域で愛される神社です。また、昨今は、アニメ「ラブライブ!」の聖地として人気で、アニメ・ファンの姿を境内で見かけることも多くなりました。

お守りや絵馬などにも、人気キャラクターをあしらったりと、神田明神はアニメ・ファンの参拝者も歓迎しています。そして、昨年12月、境内に複合文化施設、神田明神文化交流館 EDOCCOがオープンしました。

ここで行われる各種体験イベントについて尽力しているワールド航空サービスの菊間潤吾会長にお話を伺いました。


神社の役割とは? 神田明神に登場!  原点に立ち返るための施設

神社は聖域であることは間違いないのですが、元々は人々が集まる場所であったことを忘れてはいけません。人が集まることにより、文化の中心ともなりました。

神田明神に人が集まるための文化交流館ができたことは喜ばしいことです。昨年12月13日に開業式典が行われた際には、彬子女王殿下にお言葉を賜りました。また、伊勢神宮や出雲大社からもご出席をいただいています。神田明神文化交流館 EDOCCOは、神社関係者にも大いに祝われてスタートしました。


▲神田明神の御神殿

2018年12月に合弁会社「CoCoRo」を設立。プラニング事業を受託開始

昨年12月にこの文化交流館の運営、またイベントなどのプラニング事業を請け負う合弁会社を設立しました。社名は「CoCoRo」といいます。ワールド航空サービス、東武トップツアーズ、ミキツーリストとの3社の合弁で、資本比率はそれぞれ45%、35%、20%です。

現在は、「CoCoRo」の社員が4名、3社からひとりずつ出向者がいまして、合計7名が新しい事業に携わっています。ウェブサイトは、まだ出し切れていない状況ではあるのですが、只今鋭意整えているところです。

訪日外国人だけでなく、日本人にも本物の日本文化を見てもらいたい

神田明神下はかつて花街でした。粋な風情がある地域で、やはりここには本物の日本文化が似合います。神田は秋葉原に近いこともあり、訪日外国人の来訪も期待したいところではあるのですが、外国人向けの施設にするのではなく、日本人も外国人も一緒に楽しめる場所にしたいと考えていてます。

まずは、日本のお客様にアプローチをするということで、ワールド航空サービスでは、神田明神を訪れる国内ツアーを設定しました。

▲神田明神文化交流館 EDOCCO

芸者衆や幇間(ほうかん)の芸を間近に見るチャンス

神田明神文化交流館 EDOCCOには、地下1階にイベントスペースがあります。ここでは、土日はサブカルチャー、平日の昼間は日本伝統文化のパフォーマンスを楽しむことができます。神楽坂や赤坂の芸者衆の協力を得て、ここで芸を見せてもらいます。

幇間も、現在は少なくなってきてはいるのですが出演してもらいます。幇間はいわゆる太鼓持ちのことです。普段はなかなか見ることができない芸を見るチャンスです。訪日外国人だけでなく、日本人にも見ていただきたいと思います。

人気アニメ『ラブライブ!』の聖地、神田明神

最近は、人気アニメ『ラブライブ!』のファンが、聖地巡礼と称して神田明神を訪れています。いろいろな意見があるとは思いますが、神社に若者が来るのは、たいへん喜ばしいことです。どのようなきっかけであれ、神道になじんでもらうことはいいことです。

また、神田明神を訪れるアニメ・ファンはとても行儀がよく、鳥居の前で一礼をしたりと見ているこちらもきちんとしなくてはと思うほどです。文化交流館 でも、土日はサブカルチャーのためのプログラムを予定しています。地下のイベントスペースでメイドカフェをやろうというアイディアもあります。

▲神田明神では、可愛らしい絵馬も人気

かつては、歌舞伎も「サブカルチャー」だった

神社とサブカルチャーは、一見相容れないような気がするかもしれません。ですが、神社は元々人々が集まり文化の中心となったところです。今や、日本を代表する伝統芸能となった歌舞伎も、もともと「かぶき者」などといわれ、異端的なものととらえられていました。

神社がサブカルチャーを排斥する理由などありません。また、神田明神の近隣も、いろいろな人が集まることに対して理解があります。神田明神文化交流館 EDOCCOほど、日本文化の発信地にふさわしい場所はないでしょう。

まとめ

菊間氏は、日本旅行業協会の副会長でもあります。最近はインバウンドばかりもてはやされていますが、従来の日本人顧客も今まで通り大切にすべきたと、バランスのとれたお話をしていただきました。

また、神田明神は、大きな神社ですからVIP対応ができる動線がしっかりしており、神田明神文化交流館 EDOCCOは一般のイベントだけでなく、オフィシャルにも利用できる施設ということでこれから便利に利用されるでしょう。ナイトエコノミーにも対応するとのお話も伺いましたので、これからも楽しみです。


<参考>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!