働きながら旅をする | 農泊ボランティアの新しい形「WWOOF(ウーフ)」は地方創生の救世主?登録方法・メリットを解説

働きながら旅をする | 農泊ボランティアの新しい形「WWOOF(ウーフ)」は地方創生の救世主?登録方法・メリットを解説

近年、日本でも地方を中心に注目を集めている「WWOOF(ウーフ)」という仕組みがあります。有機牧場や農場で働く代わりに、宿泊場所や食事を提供してもらうというボランティア交流です。特徴は、働き手として雇うのではなく、あくまでもボランティアとしてお手伝いをしてもらうというもの。

つまり、ファームステイをしながら日本の文化を体験したい外国人のニーズを満たすもので、外国人と交流することで地方の活性化を目指す日本人の双方から注目を集めています。そこで今回はWWOOF(ウーフ)の登録方法やメリットなどについて詳しく見ていきます。 


WWOOF(ウーフ)とは?

WWOOF(ウーフ)とは、農場で働くボランティア交流のことです。WWOOF(ウーフ)の登録者のことをWWOOFer(ウーファー)と呼びます。一方、WWOOFer(ウーファー)の受け入れをする農場などはホストと呼ばれます。

金銭のやり取りは一切なく、WWOOFer(ウーファー)は有機牧場や農場で働く代わりに、ホストから宿泊場所や食事を提供してもらい、知識や経験を得るためのボランティアシステムです。1971年のイギリスで始まり、その後オーストラリアやニュージーランドへ広がっていきました。現在では60以上の国に事務局が設立されています。

WWOOF(ウーフ)の登録方法

WWOOF(ウーフ)に登録するには、WWOOF japanのホームページにある「ウーファー申込書」を送信し、登録費用の送金します。その後、登録完了のお知らせメールが届くので、指示に従い会員ページへと進みます。

WWOOFer(ウーファー)またはホストの選択などを行い、無事に承諾を受けられれば、日時と待ち合わせ場所を相談するという流れです。 

登録費はWWOOFer(ウーファー)5,500円/ホスト8,500円

WWOOFer(ウーファー)の登録料は年間5,500円で、ホスト側は年間8,500円を支払う必要があります。なお、ホストになるには認定審査が必要となります。

申請はオンラインで行うことができますが、申請を行う前に郵送で資料を請求する必要があります。必要事項を記入し、資料郵送用の切手を同封して郵送で送ると、「ホスト登録のご案内」とオンライン申請の方法が送られてくるので、指示に従い申請を行いましょう。

地方の農家がWWOOF(ウーフ)を受け入れることで得られるメリット

地方の農家がWWOOF(ウーフ)を受け入れることで得られるメリットについてみていきます。

地方で外国人を受け入れることによって、日本人の生活を体験してもらうことで、日本の生活を肌で感じてもらうことができます。

これが地方のPRに繋がり、さらには、インバウンド客の増加へと繋がっていくことが見込まれます。

1. 給料の支払いや就労ビザ発給の必要がない

WWOOF(ウーフ)での体験は、 金銭のやり取りが発生しないため給料の支払いや就労ビザの発給が必要ないのです。

そのためホスト側は、WWOOFer(ウーファー)を労働力として受け入れるのではなく、日本の文化や生活、日本語などを教え、知識や体験を提供することが重要となります。 

2. インバウンド客増加につながる

近年の訪日外国人の増加によって、地方でも外国人観光客が増えてきています。しかし、都市部に比べるとまだまだ多くはありません。

 そこで、地方の農家でWWOOF(ウーフ)の受け入れが増えることによって、地方ならではの体験を提供することができ、インバウンド客の増加へと繋がっていくのです。

3. 地方の活性化・PRにつながる

地方で外国人が増えれば、地元の人との交流や様々な体験から、地域の活性化へと繋がっていくでしょう。

WWOOF(ウーフ)の受け入れに積極的な地域と認識されるようになれば、訪日外国人からだけでなく、日本国内からも注目を集め、  結果的に地域のPRに繋がります。 

WWOOF(ウーフ)を受け入れるに当たって重要なポイントは?

地方の農家にとってたくさんのメリットがあるWWOOF(ウーフ)ですが、受け入れるにあたっての重要なポイントがいくつかあります。外国人と一緒に生活をするうえで、日本語以外での対応が必要となる場面も出てきます。さらに食生活の違いについても理解をしておかなければなりません。 

1. 日本語以外での対応が必須

WWOOF(ウーフ)で日本を訪れる外国人は、様々な国から来ているので、日本語以外での対応が必要な場面も多々あるでしょう。中国やタイなどのアジア圏だけでなく、フランスやオーストラリアなど国籍はさまざまです。

英語でのコミュニケーションはもちろんですが、タイ語やフランス語などそれぞれの国の言語でコミュニケーションを取った方がうまく伝わります。可能であれば、他言語を話すスタッフを配置するなどの対策も必要となります。

2. ハラルフードへの配慮

イスラム教徒は、食べるものに制限がありますが、イスラム教の戒律によって食べることが許された食べ物がハラルフード。

代表的なものとして豚肉とアルコールが禁止されていますが、豚骨を使ったスープや調味料として使われているアルコールにも気をつける必要があります。

この他にも、外国人の中には宗教などが関係なくてもベジタリアンの人も多くいるため、しっかりと配慮をすることが求められます。 

WWOOF(ウーフ)の受け入れは貴重な観光資源化できる

訪日外国人が増えていることで、様々なインバウンド対策が求められています。WWOOF(ウーフ)の受け入れは、地方の農家の人手不足を解消するという意味合いだけではなく、日本ならではの体験を提供できるということに最大のメリットがあると言えるでしょう。

外国人が普段体験できないことを、WWOOF(ウーフ)を通して提供することで、地方の活性化やPRなど、自分たちが住んでいる地域にも様々なメリットが生まれます。

WWOOF(ウーフ)をを利用することで、日本でしか体験できないことを求めている外国人と、地方の活性化を目指す日本人の両方にメリットがあるものなのです。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!