訪日ロシア人観光客の集客をしたいけれどどのようなプロモーションを行ったらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
海外へのプロモーションはWEBメディアを通じて行うのが効果的だとされています。
そこでこの記事では訪日ロシア人観光客の特徴やプロモーションを行う際のポイント、そして実際にどのようなメディアが利用されているのかということを紹介します。
インバウンド対策サービスを探している方必見!無料で資料DLできる「訪日コム」を見てみる
訪日ロシア人市場の特徴
訪日ロシア人観光客を集客するにはまずは訪日ロシア人がどこに多く訪れていてどのような特徴があるのかということを知っておく必要があります。
そのためまず訪日ロシア人観光客の特徴について紹介します。
1. 滞在期間が長い
訪日ロシア人は滞在期間が長いという特徴があります。
2017年の統計をみると訪日ロシア人は77000人とそれほど多くありません。しかし1人あたりの平均滞在期間をみると19.4泊と全国籍中3番目に長いという結果がでています。またこの数字はヨーロッパのなかでは最も長い結果となりました。
滞在期間が長いということは、観光はもちろん生活に必要なものを買いたすので消費額が多くなります。そのためプロモーションして集客に成功した場合、消費額が多くなるので費用対効果いいのではないでしょうか。
2. 行き先は東京・千葉に集中
また、観光庁消費動向調査の2017年「2017年年間値の推計」※確報値「集計結果」によると訪日ロシア人の都道府県別訪問率をみると、1位が千葉(88.5%)、2位が東京の68.5%となっています。3位以下になると京都(19.5%)大阪(16.3%)と極端に割合が少なることから千葉・東京に一極集中していることがわかります。
全国籍の平均を見ると、京都(25.9%)大阪(38.7%)とロシア人の平均が少ないことからもロシア人は全国をめぐるということはせずに同じ場所に滞在する傾向が強いのではないでしょうか。
ロシアの観光メディアは集客に効果ある?
ロシア人に向けて集客のプロモーションを行った場合集客の効果があるのでしょうか。ロシア人に向けて観光メディアを通じてプロモーションを行う場合、手法は主に2つあります。
最初にWEBメディアに広告をだすという方法です。メディアに広告をだすことで多くの人の目に触れます。そのなかで興味がある人がより詳しい情報を求めてリンクを踏んでくれる、調べてくれることで集客に繋がります。
もう一つはタイアップ記事を出すという方法です。タイアップ記事とはメディアのコンテンツとして記事を書いて投稿することです。
コンテンツのためメディアの読者に強くプロモーションできるという特徴があり、プロモーションしたい商品・サービスと、メディアの読者の特徴がマッチしていれば大きな効果が得られます。
このように観光メディアに広告を出したりタイアップ記事をだすことでロシアでの認知度があがりそれが集客につがるという流れになります。
ロシア向け観光メディアを選ぶ際の3つのポイント
では具体的にどのようなメディアを選ぶのがいいのでしょうか。
ロシア向けの観光メディア選ぶポイントは、
- メディアの認知度
- メディアの内容
- PV
の3つです。
それぞれ解説していきます。
1. メディアの認知度
最初に重要なポイントとしてメディアの認知度です。メディアの認知度というのはそのメディアがどれくらいの人に知られているかということを意味します。
その国で多くの人が知っているメディアであればそのメディアで公開される情報は信頼されます。信頼されている情報源であればそれだけプロモーションから実際に行動につながりやすくなるためメディアの認知度は非常に重要なポイントになるでしょう。
2. メディアの内容
次に重要なポイントとしてメディアの内容があります。
メディアの内容というのはそのメディアが出しているコンテンツの特徴、具体的には風景がきれいな観光地を紹介するメディアなのか、日本の文化や歴史を体験できるコンテンツを紹介メディアなのか、宿泊施設を紹介するメディアなのかというようなものです。
そのメディアがメインにしているコンテンツが何かによってメディアの読者もかわってきます。そのためプロモーションしたい商品やサービスにあったメディアを選ぶことがとても重要なポイントになってきます。
3. PV
PVは広告を出稿するメディアを選ぶ際に最も重要なポイントです。PVとはそのメディアがどれほど見られているのかという指標です。広告を出す際にはできるだけPV数が多いメディアを選ぶようにしましょう。
PVが多ければ多いほど広告が多くの人にリーチします。リーチした数が多ければ多いほどリーチした人の中から実際に訪れてみようと考える人が出てきやすくなります。
またPV数だけでなくそのメディアのPV数の伸び率についても見るようにしましょう。PV数が同じであれば伸び率が多いメディアの方が注目されやすくなります。
ロシアの観光メディア3選
これまで訪日ロシア人観光客の特徴、プロモーションを行う際のポイントについて解説してきました。では実際にロシア人が利用しているメディアにはどのようなものがあるのでしょうか。
1. tabitabi.ru

ロシア人観光客向けの旅行代理店が運営するWEBメディアです。
メディアの中では、ロシア人の個人旅行者に向けてロシア人目線で日本観光に関する注意点や観光記事などのコンテンツを掲載しています。また会員に向けたWebマガジンの配信業務なども行っています。
tabitabi.ruに広告を掲載することで効果的にプロモーションすることが可能になるでしょう。
2. JapanTravel

訪日外国人向けのメディアで非常に勢いのあるメディアが「Japan Travel」です。
「Japan Travel」には日本全国7500人のライターが登録しており各地の情報を発信しているため日本全国のコンテンツが豊富にそろっています。
2015年時点では海外からのアクセスが80%以上でPVは650万を超えています。ロシア語にも対応しており広告を載せることでロシアを含めて世界中へのプロモーションが可能になるはずです。
3. JNTO

JNTは日本政府観光局が運営するメディアです。インバウンドに関する統計や情報を主に発信しており言語も英語、中国語、韓国語、フランス語などを含めた15言語に翻訳されています。
政府機関が発信しているメディアということもあり信頼性が高く世界中で訪日する際の情報源として利用されているようです。
トリップアドバイザーなどの口コミサイトも人気
観光庁消費動向調査の2017年「2017年年間値の推計」※確報値「集計結果」によると、ロシアの「訪日前役に立った情報源」で「口コミサイト(トリップアドバイザー等)」が「自国の親族・知人」に続き22.9%で2位という結果になっています。
トリップアドバイザーとは飲食店や観光地についての感想や評価をユーザーが登録する口コミサイトです。そのため情報の信頼性が高く訪れる際の情報収集に利用している人が多いと考えられます。
観光メディアではなくこうした口コミサイトに登録することで利用者から高い評価を獲得できれば大きな集客力を得られるでしょう。
口コミサイトに登録してみるのも効果的だと考えられます。
まとめ:ロシアの観光メディアを利用して効果的なマーケティングを
この記事では訪日ロシア人観光客の特徴やプロモーションを効果的にするメディアのポイント、実際に利用されているメディアを紹介してきました。
訪日ロシア人観光客は全体数は多くはありませんが平均滞在期間が長く千葉や東京に集中しているという特徴があります。また訪日の際に利用する情報源としては口コミサイトである「トリップアドバイザー」を利用するという特徴があります。
プロモーションを行うために重要なポイントとしては、自社の製品・サービスにあったメディアを選ぶことが重要です。
ぜひ適したメディアを選んで効果的に集客を行いましょう。
<参照>
- 国土交通省観光庁:訪日外国人消費動向調査
- 国土交通省観光庁:訪日外国人の消費動向
- 訪日コム:訪日外国人向けメディア(英語)
- tabitabi.ru
- 訪日ラボ:【続編】訪日外国人観光客向けメディアまとめ:訪問者数ランキングTOP20
- Japan Travel
【6/24開催】集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり
競合店舗がひしめく中で、お客様に選ばれ続けるためには「単発的な集客施策だけでは不十分」と感じられている店舗事業者の方も多いのではないでしょうか?
集客力を最大化するには、「新規顧客の獲得」と「再来店の促進」この2つの視点を両立することが必要不可欠です。
本セミナーでは、店舗ビジネス向けメディア「口コミラボ」を運営する株式会社movと、セミカスタム型アプリパッケージ「App Publisher」を提供するエンバーポイント株式会社が共催し、
・新しいお客様を呼び込むための口コミ活用術
・お客様にリピートしてもらうためのアプリを活用したCRM戦略
について、それぞれ解説いたします。
新規集客・リピーター獲得に課題を感じている方は、ぜひご視聴ください!
<本セミナーのポイント>
- 新しいお客様を呼び込むための口コミの収集、活用方法が学べる!
- アプリを活用したリピーターを獲得するためのCRM戦略が学べる!
- 各企業の実例から”明日から使えるテクニック”が学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり【6/24開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!