2018年の訪日外国人数は史上初めて3,000万人を超え、国別では1位から5位まで多い順に、中国、韓国、台湾、香港、アメリカとなりました。
1位の中国と2位の韓国はそれぞれ単独で全体の4分の1ほどを占めますが、2つ合わせると同じく4分の1ほどになる台湾と香港も、訪日市場において重要な存在です。
そこで今回は、台湾人・香港人向けに特化した日本の観光メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」について紹介し、台湾人と香港人の集客の仕方を考えていきます。「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の特徴や、インバウンド集客の事例や活用方法について詳しく見ていきましょう。
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樂吃購(ラーチーゴー)とは?特徴は?
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」とは、台湾人と香港人に特化した訪日観光メディアです。
中国語の「樂吃購(遊ぶ、食べる、買う)」をカタカナ表記したものであり、そのメディア名には「日本を遊び、食を楽しみ、ショッピングを楽しむためのトラベルガイド」という想いが込められています。
現在、日本には様々な訪日観光メディアが存在しますが、樂吃購!日本は日本語の記事を翻訳しただけのものではなく、台湾人と香港人のスタッフが実際に企画・取材・執筆を行って記事を作成しています。
そのため、より訪日観光客の目線に近い形の記事が掲載されています。
以下のページでも訪日台湾人向けメディアについて紹介しています。
台湾向け観光メディア3選
2019年の訪日台湾人数は480万人を超え、中国・韓国に次いで3番目に多い人数となるなど、近年訪日台湾人が増加しています。 そのような中、台湾向けの観光メディアを利用した訪日プロモーションに注目が集まっています。今回は、「樂吃購(ラーチーゴー)!」をはじめとした台湾向け観光メディアをインバウンド集客に活用する方法や、メディアを選ぶポイントについて紹介します。目次台湾向け観光メディアを選ぶ際の3つのポイント1. メディアの認知度2. メディアの内容3. メディアのPV台湾の観光メディア3選1...
樂吃購!日本の月間ユーザー数200万人・Facebook70万人
日本人にとってはあまり馴染みのない樂吃購!日本ですが、月間ユーザー数が約200万人にも上り、さらに公式Facebookページには、約70万ものいいねが集まっています。
台湾や香港では Facebook の利用率が高いことから、樂吃購!日本で情報を発信することでたくさんの訪日外国人に情報を訴求することができます。
樂吃購!日本の特徴:編集部は台湾人・香港人が構成
樂吃購!日本は、編集部が台湾人・香港人で構成されており、ここが他のメディアとは少し違ったポイントです。
こうすることで、ターゲットである台湾人・香港人により近い目線でコンテンツ制作ができます。
訪日観光メディアのコンテンツを制作する上では、 日本人が伝えたいものではなく、旅行者が知りたいコンテンツを発信することが重要です。そこで樂吃購!日本では、日本側の「伝えたい情報」を台湾人・香港人が「欲しい情報」に変換して発信しています。
観光からお土産まで総合的な発信で、すべての情報をカバー
台湾人と香港人が訪日する際、情報収集の手段として最も使われているのが個人のブログで、約40%もの人が利用しています。
しかし個人のブログでは、ジャンルを絞って発信する人がほとんどであるため、旅行客が欲しい情報のすべてをカバーすることは難しいのが現状です。
その点樂吃購!日本では食や観光スポット、お土産、日本文化など様々な情報を幅広く発信しています。
旅行に必要な情報のすべてを発信しているので、訪日台湾人・香港人からしてみれば複数のサイトをチェックする必要がなく、旅行の計画をすぐに立てられます。
航空券やホテルからアクティビティの予約まで可能
樂吃購!日本では旅行に必要な情報を発信しているだけでなく、航空券やホテル、アクティビティなどの予約をすることもできます。
ツアー旅行を利用しているのであれば、ツアー会社がすべて手配してくれるので個人で行う必要はありませんが、近年はツアーを利用せずに個人で旅行をする訪日外国人が増えてきています。
初めての旅行の際は手続きがスムーズにできないこともありますが、樂吃購!日本では旅行に関する手配を全て完結できます。
樂吃購!日本を訪日台湾人の集客につなげるには?
台湾と香港は人口に対する訪日比率が高く、またリピーターが多いことで知られています。そのため集客に力を入れることは非常に効果的です。
樂吃購!日本のページに自社の商材を取り上げてもらうことで、訪日台湾人・香港人の集客につなげることができます。以下でその方法を紹介します。
樂吃購!日本に掲載された記事とFacebookを連携して自社の記事を拡散する
まず記事を掲載するには、樂吃購!日本に依頼します。後日台湾人・香港人のライターが取材に訪れ、タイアップ記事を書きます。
その後、、クーポンをつけて樂吃購!日本にて投稿されます。樂吃購!日本に記事が掲載されたら、 Facebookを連携して記事を拡散します。
Facebookにある「いいね」やシェアの機能によって、 さらに多くの訪日客に記事を見てもらうことができます。
これから訪日を予定しているユーザーの目に止まれば、効果的に自社の製品をアピールすることができるでしょう。
事例:お菓子のサンプリングとアンケート実施で4,000万円近くの売上を達成
実際に樂吃購!日本を利用したお菓子メーカーの事例を紹介します。
樂吃購!日本に「訪日観光客向けのお土産として自社商品をアピールしたい」と依頼がありました。そこで、商品を紹介するページを作成し、台湾にある樂吃購!日本のアンテナショップで期間限定で商品のサンプリングやアンケートなどを利用し台湾人の反応をうかがいました。
それにより、商品の認知度が飛躍的に上がり空港での売り上げもアップしたといいます。今回の事例ではメーカー名は公表されていませんが、実際に樂吃購!日本を利用して成果を上げている企業が数多くあります。
樂吃購!はインバウンド集客に効果的なツール
訪日観光客の数が年々増加している昨今では、企業にとってインバウンド対策は必要不可欠なものとなっています。
樂吃購!日本はあえてターゲットを台湾人と香港人に絞ることによって、たくさんの訪日観光客に認知され月間ユーザー数が111万人にも上っています。
樂吃購!日本で自社製品をPRすることで、インバウンド集客を飛躍的に増やしている企業も数多くあります。今後のインバウンド集客の一つの選択肢となるでしょう。
<参照>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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