中国でUber超えの配車アプリ「滴滴出行」とは?ソフトバンクと提携で日本進出、インバウンド影響は

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

中国ではライドシェア、配車サービスを提供するアプリ滴滴出行」(Didi Chuxing/ディディチューシン)が広く普及しています。一方日本ではタクシー業界の抵抗もあり、ライドシェアはまだ法律に抵触するため展開が難しい状況です。

中国人含めインバウンド旅行客に人気の京都ですが、2017年のインバウンド旅行客のタクシー利用は数パーセントにとどまっており、路線バスの混雑緩和が課題ともなっています。日本では複数の配車アプリが独自のサービスを展開しており、利便性は高まりつつあるもののインバウンド旅行客にとってはどのアプリを使えばよいのか悩ましいところです。

こうした課題の解消に貢献しそうなのが中国滴滴出行です。本編では中国現地での利用風景と、同サービスの日本への進出が訪日中国人にとっていかに役に立つかを解説します。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

滴滴出行(Didi Chuxing/ディディチューシン)とは?

滴滴出行(Didi Chuxing/ディディチューシン)タクシー、私用車及び指定のドライバーをスマートフォンを通じて雇用できる中国アプリケーションです。スマートフォン用のアプリだけでなく、中国の日常生活の様々なシーンで利用されているアプリWeChat」内部にも下位メニューとして備わっています。

ライドシェア(相乗り)企業」と分類されますが、実際に同社が提供しているのは配車のプラットフォームで、ライドシェアを含む後述するような等級の異なる5つのタクシーサービスを提供しています。

▲滴滴出行のアプリで配車を依頼した際の画面
▲滴滴出行のアプリで配車を依頼した際の画面

中国配車サービス最大手「滴滴出行(Didi Chuxing)」

中国の配車サービスの大手は、3大IT企業のテンセント、アリババそれぞれの支援を受けた配車サービス「嘀嘀打車」(ディーディーダーチャー)と 「快的打車」(クアイディダーチャー)の2社が存在しました。2社は2015年2月に合併し「嘀嘀快的」(ディーディークアイディ)を発足させ、同年9月にさらにリブランドを行い、滴滴出行(Didi Chuxing - ディディチューシン)が誕生します。

滴滴出行(Didi Chuxing - ディディチューシン)の本社は北京市にあり、現在中国400都市で4億人以上のユーザーが利用しています。同社の発表によると 2015年1年間で10億回の配車をしており、中国タクシー配車サービス市場の87%を占めました。

このように滴滴出行中国の配車サービスとして最大手となっています。同様のサービスを世界70カ国・地域の450都市以上で展開している米国発の「Uber」も、中国では天下を取ることができなかったどころか、滴滴出行により買収されてしまいます。

滴滴出行は海外の同様のサービス(Grab、Lyft、Ola及び99)と提携しているため、中国国内でそれらのアプリを用いて滴滴出行を利用することも可能です。

滴滴出行が提供する5つのランクの配車サービス

同社の提供するサービスは「配車サービス」であり、ユーザーは以下の5種類のランクの車を利用することができます。

  1. 順風車(乗り合い):ライドシェア。サラリーマンが副業として運転手をしていることもある。最も安い価格で利用できる。
  2. 出租車(タクシー):一般のタクシーをアプリ経由で呼び出し利用する。料金はタクシー会社のメーターに基づく。
  3. 快車(専属タクシー):通常快車と優良快車があり、優良の料金は出租車よりやや割高となる。
  4. 礼燈専車(高級タクシー):セダンだけでなく6人乗りなどもある。料金は通常快車の1.5倍程度。座席にペットボトルの水が用意されている。
  5. 豪華車(超高級タクシー):ベンツなど。料金は最も高く、通常快車の9~10倍。ペットボトルの水とお菓子が提供される。
滴滴出行の順風車(乗合)
▲[滴滴出行の順風車(乗合)]:滴滴出行HPより引用

滴滴出行のタクシー
▲[滴滴出行の出租車(タクシー)]:滴滴出行HPより引用
滴滴出行の快車(専属タクシー)
▲[滴滴出行の快車(専属タクシー)]:滴滴出行HPより引用
滴滴出行の礼燈専車(高級タクシー)
▲[滴滴出行の礼燈専車(高級タクシー)]:滴滴出行HPより引用
滴滴出行の豪華車(超高級タクシー)
▲[滴滴出行の豪華車(超高級タクシー)]:滴滴出行HPより引用

滴滴出行の中国での利用方法

配車サービスの利用では、アプリを起動すると地図上に現在対応可能な車の位置が示されるので、運転手に依頼をかけます。運転手が承諾すると、車種・車の番号・運転手の名前が通知されます。基本的に、車が到着する前に電話で連絡があり、現在地を再度口頭で確認されます。到着後にオーダーの確認があり、その後乗車するという流れです。

この続きから読める内容

  • 日本ではソフトバンクと提携しサービスを開始
  • 話題のタクシー配車アプリ人気7選|おすすめ・エリア・支払方法・対応言語比較
  • 滴滴出行の日本での利用方法
  • 需要予測・売上管理・翻訳などの機能を搭載したAndroidタブレット
  • ドライバーの稼働状況を一元管理することが可能に
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに