「アウトバウンド」の意味は?「インバウンド」との違いをマーケティング・観光業界の両面から解説

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

アウトバウンド」という用語があります。観光業界におけるアウトバウンドは、「日本人による海外旅行」を指しています。

一方、対義語であるインバウンドは「内向きの」という意味で、観光立国を目指す昨今の日本においては訪日外国人による旅行」を指すことが多くなっています。

今回の記事では、アウトバウンドという言葉の意味や課題、国際化社会におけるアウトバウンドの重要性について解説します。

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

アウトバウンドの意味

まず「アウトバウンド」という語はどんな意味なのでしょうか。英語辞典 Weblioで「アウトバウンド」では以下のように説明しています。

outbound(形容詞)

  1. 外国行きの
  2. 市外に向かう

アウトバウンドはもともと、形容詞で「外国に向かう」「市外に向かう」という意味になります。

こうした理由から、旅行業界では日本人が外国へ行くことを意味する言葉としても用いられています。

マーケティング用語としてのアウトバウンド

アウトバウンドは旅行業界だけの用語ではありません。アウトバウンドマーケティング手法の一つを表す言葉でもあります。

マーケティングにおいてはアウトバウンドマーケティングという概念が存在します。アウトバウンドマーケティングとは、企業から顧客に対してアプローチする広告戦略のことを指します。

マーケティングを行う主体(企業や組織)に視点を置けば、情報を届ける先にいる顧客は外側に存在することになりますのでこのように表現されます。多くの顧客に対して一斉にEメールを送ったり、新聞広告を掲載したりするマーケティング手法がアウトバウンドマーケティングに当たります。

インバウンドを観光面からわかりやすく徹底解説

「インバウンド」という言葉は産業ごとに意味が異なりますが、観光用語のインバウンドは、外国人が訪れる旅行を意味しています。インバウンドという言葉に注目が集まる理由には、年々訪日外国人観光客が増加しているという背景があります。2018年には3,119万人の外国人が日本を訪れました。そこでこの記事では、「インバウンド」という言葉の意味や「アウトバウンド」との違い、また今後増加する訪日外国人を受け入れるあたり、必要なインバウンド対策について紹介します。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」の...


政府はアウトバウンド・インバウンド双方の旅行客を増加させる狙い

訪日旅行客は増加し続けており、インバウンド市場への注目は日に日に高まっています。

同時に、日本政府はインバウンド旅行客だけではなく、日本から海外に行く旅行客(アウトバウンド)も増加させようとする方針を取っています。

アウトバウンドを促進:2020年に海外渡航者2,000万人を目指す

政府は2008年よりアウトバウンド促進協議会を通じて、日本人の海外渡航者数2,000万人を目標として様々な活動に取り組んでいます。 

このインバウンドとアウトバウンドという双方向の交流人口を増やしていく方針を「ツーウェイツーリズム」といいます。アウトバウンドの旅行客を増加させることで「日本人の国際感覚の向上」や「外国人との相互理解を進めること」、「インバウンド事業への貢献」などが期待されています。

ツーウェイツーリズムを進めることで多くのメリットがあります。

1つ目は国境を越えた友好関係の樹立です。「観光は平和へのパスポート」といわれることがあります。観光を通じて多くの人々が草の根レベルで交流することは、国家間の友好関係を築くことに役立つとされています。

2つ目は、グローバル人材の育成です。こうした視点からは、特に若者層への海外旅行支援に重点が置かれています。若年時の海外旅行経験は、その後の海外旅行の頻度や国際的な価値観の醸成に大きな影響を及ぼすことが研究により示されてきました。

グローバル人材育成を目指す日本政府は、海外旅行を通じて多様な価値観に触れた若年層が、その後世界で活躍できるグローバル人材となることを目指しています。

アウトバウンド旅行客数とインバウンド旅行客数が逆転

2015年には訪日外国人旅行客数が、出国日本人数を上回りました。インバウンドアウトバウンドの逆転です。

しかし、2015年以降もインバウンドは堅調な増加が続いている一方で、アウトバウンドは伸び悩んでいます。近年では格安航空会社の航空便の就航も増えており、これまでよりも海外旅行へのハードルは低くなっています。

しかしこうした条件も整い、グローバル化が声高に叫ばれる時代にあってもなお、日本人はなかなか海外に行こうとはしていないようです。

2018年1~12月の訪日外客数は約3,119万人ですが、同期間の出国日本人数は約1,895万人[出典:日本政府観光局(JNTO)]となっています。

海外旅行を通じた国際交流が深まることで日本の真のグローバル化は進んでいくはずです。また海外滞在の経験が日本を訪れるインバウンド旅行客の対応に役立つこともあるでしょう。出国日本人数の少なさやインバウンド旅行客数との非対称性は、グローバルな経験の不足により国際社会との足並みがそろわなかったり、インバウンド対応の品質低下につながる懸念があります。

この続きから読める内容

  • アウトバウンド促進の目的は?
  • アウトバウンドにおける日本が抱える課題
  • アウトバウンド活性化が日本のグローバル化を促進させる
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【2/19開催】”効率重視"のAI時代だから考えたい、本質的なVOC活用法:大手レストランが実践する口コミ活用術を紹介
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに