本当は知りたい通信回線のこと:2時間の映画を5秒でダウンロードする5Gって?基礎からインバウンドに必要な対策まで解説

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今やスマートフォンが世界的に普及し、気になることはすべてインターネットで検索する時代です。

飲食店やカフェに入店するかどうかを、無料でWi-Fiに接続できるかどうかで選ぶ人さえいます。

特に外国人観光客をターゲットにするお店では、インターネット接続の可否が重要事項となってきます。

言葉の壁や、SNSへの情報アップなど、サービスの質や宣伝効果に直結するからです。来店するお客様がいつでもインターネットに接続できるようにすることが、インバウンド対応の第一歩とも言えるでしょう。



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訪日外国人は通信環境に不便を感じている

観光庁が2017年に発表したデータによると、訪日外国人観光客が旅行中に困ったことのうち、2番目に多かったのが「無料公衆無線LAN環境」でした。

また、施設スタッフとのコミュニケーションについて困った場所として、初回の訪日旅行者、リピーターの両方で、飲食・小売店が最も多くの回答を得ています。

Wifiを整備し、インターネットを利用できるようにすることで、こうしたコミュニケーションの困りごとを解決できる可能性が高まります。飲食店小売店では、無料Wi-Fi環境の整備により他店舗との差別化ができると考えられます。

また場所にかかわらず認証や利用登録の煩雑さに対する不満の声が多いため、利用者の操作時の戸惑いが起きないような、わかりやすい手順で接続可能な回線を用意する配慮が必要です。 

インターネット回線の歴史

現在多くの人が利用しているインターネットは、もともとアナログの電話回線を利用して通信していました。

2000年代に入るとパソコンを使う家庭が増え、インターネットに掲載される画像や動画が増えるに従い通信回改良も進みました。アナログからデジタルになり、現在は一度に大量のデータを高速で送れる光回線を使うのが一般的です。 

携帯電話でインターネットの情報を閲覧できるようになり、タブレットやスマートフォンが一般に利用されるようになると、家庭内でも無線LAN(Wi-Fi)通信が普及。光回線にWi-Fiルーターを接続して電波を飛ばし、どの部屋からでもコードレスにインターネットに接続できるようになりました。

携帯電話でよく聞く4Gとは?Mbps(メガビーピーエス)とは?


携帯電話回線も徐々に大容量の高速通信が可能になりました。2019年5月現在、モバイルでは主に4G回線が利用されています。それまでは3GやLTEなどが良く聞かれていましたが、これらはみんなモバイル通信の規格です。

4Gはモバイル通信の「第4世代」という意味です。「G」はGenerationの頭文字です。

4Gでは100Mbpsの通信速度を実現しており、1世代前の3Gの通信速度(14Mbps)に比べると格段に速くなっていることがわかります。

通信速度で使われる「Mbps」(メガビーピーエス)1秒間に送受信可能なデータ量を表す単位で、数値が大きいほど 通信速度が速くなります。7.2Mbpsは0.9MB/s(メガバイト毎秒)に相当し、約1MB分のデータを1秒程度で通信可能という意味になります。同じ動画を再生しても、3Gでは動きがかくかくしたり、画像が鮮明でなかったりします。

またパソコンや携帯電話からインターネット上へファイルを転送する際の通信を「上り」、インターネット上からファイルをパソコンや携帯電話に受け取る際の通信を「下り」と呼び、インターネット回線は一般的に上りと下りで通信速度が異なります。

インターネット回線を利用してウェブサイトを閲覧したり、画像やアプリをダウンロードしたり、YouTubeを見たりする時には「下り」の速度が重要になります。

今後登場予定の5Gとの違い

最近話題になりつつある5Gは、4Gの最大100倍の速度が期待できる次世代通信規格です。

4Gでは2時間の映画をダウンロードするのに5分ほどかかっていましたが、5Gであれば3秒でダウンロードできます。

さらに多数同時接続や超低遅延が実現できると言われています。自宅のエアコンや冷蔵庫などのIoT家電を接続しても通信負荷が気にならず、タイムラグも大幅に改善されるそうです。

すでにアメリカ韓国ではサービスが開始されています。日本ではNTTドコモやauといった大手モバイルキャリアが2020年のサービス開始を目指して準備を進めていることを公表しています。

お店で用意すべき通信環境とは

モバイル回線は大手キャリアの中継地点によって通信状態が不安定になるケースが多いため、店舗に光回線を敷設してWi-Fiルーターを設置することをお勧めします。この方法を採用すれば、携帯キャリアにかかわらずお客様に安定した無線LAN環境を提供できます。

ルーターには一度に接続できる端末の台数が「接続可能台数」として明記されています。接続可能台数を超えると通信速度が遅くなったり接続できない人が出てきてしまうため、ルーターを選ぶ際には必ず確認しましょう。セキュリティを考えるとルーター自体にセキュリティソフトが内蔵されているものが安心です。

当然のことながらパスワードの設定は必要不可欠です。飲食店なら各テーブルにWi-Fiの接続方法やパスワードの案内を設置したり、壁に掲示したりして接続しやすい環境を整えましょう。



<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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