東京オリンピック開催まで残り400日となった本日6月20日(木)、東京五輪チケットの抽選結果発表が始まっています。
午前11時現在は、約47万人が公式チケット販売サイトで結果を確認しようと待機しており、待ち時間は約50分といった状況です。朝からTwitterにも当選者の声が見え、またアイドルグループ・HKT48を卒業した指原莉乃さんも、合計で156万円分申し込んだというチケットのうち一部に当選といったニュースも出ています。
今後チケットの抽選結果の確認と、購入手続きや、今後予定されているチケットの購入場所について注意すべき3点を、改めて確認していきます。
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1. 抽選結果の確認場所はログイン後の「マイチケット」、偽メールでのフィッシング詐欺に注意!
東京五輪チケットの抽選結果は、東京2020公式チケット販売サイト内の「マイチケット」から確認しましょう。また東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からはすべての抽選の申し込みに対し結果をメールで連絡します。はがきや電話といった他の手段から抽選結果を通知することはありません。
大会組織委員会や警視庁からは、この結果発表に伴うフィッシング詐欺の発生を懸念して注意喚起が行われています。結果は申し込み時に登録したメールアドレス宛に送信されますが、大会組織委員会によると、このメールの本文にURLはありません。逆に言えば、本文にURLのある抽選結果に関するメールは詐欺メールですので、URLをクリックするのは控えるべきでしょう。
警視庁のサイバーセキュリティ対策本部も公式Twitterで、偽メールの例を紹介しています。「手続きは以下のURLから行ってください」「至急電話をください」「以下の口座にお金を振り込んで」等と書かれたメールやはがきは詐欺と考えられます。
こうしたフィッシング詐欺のメールを受信した場合にはURLをクリックしないように気を付けましょう。
2. 購入手続きの期限は7月2日(火)申込み同様アクセスの集中を回避

チケットが当選し、購入を希望する場合は今日から12日後の7月2日(火)23:59までに公式チケット販売サイトにアクセスし、購入手続きをします。
購入手続き期限を過ぎると、当選したチケットを購入する権利は全て無効となるので注意しましょう。
締め切り直前はサイトが非常に混み合うことが予想されるため、余裕を持って手続きを行う必要があります。
チケットの抽選開始時も10万人もの待ちが発生し、待ち時間も1時間以上と表示されるなど、サイトが繋がりにくい状態になりました。抽選申し込みの最終日であった5月28日も、朝から公式チケット販売サイトへのアクセスが集中したことから、締め切りを12時間延長する事態になっています。
7月2日の締め切り直前でのアクセスはなるべく避け、早めの購入手続きが安心でしょう。
3. 一部のみの購入は不可!譲渡はルールあり、違法転売には要注意。今後の販売場所は?
五輪チケットが複数枚当選した場合、一部をキャンセルすることはできません。全て購入するか、全てキャンセルするかのどちらかしか認められません。
予想以上の枚数が当選し、7月2日までに全額振り込むことが厳しい場合は「マイチケット」から全ての申し込みを取り消しすることになります。
その他、今回チケットの購入に至らなかった場合に考えられるチケットの入手経路について以下3つがあります。
1. 公式リセール
また、購入したチケットの観戦に行けなくなった場合は、2020年春から開始予定の公式リセールサービスを利用し、定価で売り渡すことも可能です。ただし、リセールは転売希望者と購入希望者がいる場合に成立するため、リセールが不成立になる可能性もあります。
2. 名義変更による譲渡
当選したチケットは名義変更を行うことで、家族や友人、知人へ譲渡することができますが、定価を上回る金額を受領するのは「違法転売」です。2019年6月14日に「チケット不正転売禁止法」が施行されたため、不正転売が発覚した際は、1年以下の懲役、100万円以下の罰金、またはその両方が課せられます。高額転売は絶対にやめましょう。
3. 今後のチケット販売スケジュールと販売ルート
落選してしまった人もまだチケット購入のチャンスはあります。
2019年秋頃には、抽選発売の売れ残りと未発券チケットが先着で販売されるほか、2020年には組織委員会が指定するチケット販売会社でも販売される予定です。まだ購入のチャンスはあるため、焦って違法入手しないように注意しましょう。
詐欺メールと違法転売に注意し、正規経路から東京五輪のチケット入手を
東京五輪チケットの抽選結果発表は、組織委員会から送られてきたメールで確認したのち、公式販売サイト内の「マイチケット」で改めて確認し、当選した場合は購入手続きを7月2日(火)までに行いましょう。公式サイトへのURLや電話番号が記載されたメールや、はがきや電話での通知は全て詐欺の可能性があります。注意が必要です。
チケットの転売は違法のため、名義変更をし定価で譲渡もしくは、2020年春の公式リセールサービスの開始を待つことになります。落選した場合も、今後もまだチケット購入のチャンスはあります。チケットの購入を希望する場合は、販売開始を待ち正規経路から入手するようにしましょう。
<参考>
・東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:チケットの抽選申込・購入手続き
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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