翻訳機ポケトークWのレンタル | 購入の場合・料金比較・機能・新型の特徴・インバウンド活用事例

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手のひらサイズの翻訳機器であるポケトークは、個人利用では海外旅行に活躍する便利なアイテムとして有名ですが、インバウンド対策としてポケトークW(POCKETALK W)を導入する企業、店舗もかなりの数に上ります。「まるで通訳がいるように対話できる音声翻訳機」というセールストークのとおり、長文でも即時に、精度高く翻訳できるのが特徴です。

個人での利用だけでなく、インバウンド対策や業務上の目的で、交通機関や、Wi-Fiレンタル、化粧品・ドラッグストア、小売、飲食、サービス、旅行、宿泊施設、レンタル事業など業種も様々に、500社以上の企業での導入実績があります。

従来のポケトークも高い翻訳性能と利便性で好評でしたが、現在では新型のポケトークW(2018年9月発売)がさらなる進化を経てさらに広い支持を集めています。

昨年は日本経済新聞社「2018年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞 日本経済新聞賞」の受賞や、日経トレンディの「2018年ヒット商品ベスト30」へのランクイン、そして今年4月には累計出荷台数が40万台を越えたことが報じられています。

この記事では、ポケトークW導入の際の購入とレンタルサービスでのコスト比較や格安レンタルサービス、新型ポケトークの機能と、実際の導入事例について解説します。 

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ポケトークWはレンタルと購入どっちがお得?

海外旅行の際に役立つ翻訳機器としてポケトークが有名ですが、ポケトークを利用するにははレンタル、購入の2つの方法があります。

以下では、それぞれの料金プランを比較することでよりお得にポケトークを利用する方法について解説します。 

購入の際の料金プラン

ポケトークW購入の際には「通信機能の有無」を選択することができます。ポケトークWの機能はインターネット回線を用いて行います。利用時にWi-Fiもなく、SIMもなければ回線が利用できないので、翻訳機能そのものが利用できないということになります。

通信機能付き(SIMあり)の場合には、Wi-Fiがなくても翻訳機能が使えます。通信機能なしで購入する場合にはWi-Fi環境下でのみ使用できます。

海外旅行などで使用する際はWi-Fi環境のない場所で使用するケースも考えられるため、通信機能付きモデルを購入するか、別途ポケットWi-Fiを持参すると安心でしょう。

最新機種「POCKETALK W」を購入する場合、以下の2種類の価格設定です。 

  • グローバル通信2年付き(SIMあり):29,880円
  • なし(Wi-Fi環境でのみ使用可能):24,880円

レンタルの際の料金プラン

ポケトークWはレンタルによる利用も可能です。

数週間程度の海外旅行で一時的にポケトークを使用したい場合は、購入よりもレンタルの方が安く済むケースもあります。

短期間でのレンタルサービスを提供している会社は現在5社で、レンタル価格は以下の通りです。

イモトのWi-Fi

1日500円

グローバルモバイル

1日580円

グローバルWi-Fi

2日で1,980円

スクランブル X

1日720円

PUPURU

1日700円

イモトのWi-Fi、グローバルモバイルでのポケトークWの貸し出しは、ポケトークW自体にSIMが内蔵されていないタイプになるので、ルーターとセットで申し込む必要があります。

グローバルWi-Fi、スクランブル X、PUPURUではSIMありのポケトークWを借りられます。ポケトークWだけで海外で翻訳機能を利用できるので、別途のWi-Fiレンタルは必ずしも必要ではありません。

価格だけを見ればPUPURUが最も安価です。計算上は43日以上の利用の場合、購入料金の29,880円を超えます。1ヶ月程度の利用であればレンタルの方が安く済むと言えるでしょう。(保険料や配送料を除く) 

商用・業務利用の場合、法人向けレンタルの価格設定は?

日本国内での利用、あるいは海外への持ち出しも含め、企業や店舗でポケトークWを導入する場合には、法人向けの貸し出しのプランがあります。

ポケトークW(POCKETALK W)シリーズを法人向けレンタルで使用する場合の料金は以下の通りです。

POCKETALK W

月額 3,000円 / 台

POCKETALK W + 専用国内SIM

月額 4,000円 / 台

POCKETALK W + 専用グローバル SIM

月額 5,000円 / 台

使用する場所の通信環境や、海外での使用の有無といった条件に照らし合わせて、プランを選択できます。 

新型のポケトークW(POCKETALK W)の機能とは?

2代目として発売されたポケトークW(POCKETALK W)は初代のポケトーク(POCKETALK)に比べてさまざまな機能が進化し、新機能が追加されています。

最新機種のPOCKETALK Wの画期的な機能について解説します。 

約3.2倍大きくなったタッチパネルで直感的な操作が可能に

POCKETALK W(ポケトークW)はタッチパネルに対応しています。初代のPOCKETALK(ポケトーク)はタッチパネルではなかったので、物理的なボタンによる操作ですべての機能を切り替えていました。タッチパネルの搭載により、直感的な操作が可能となっています。

画面サイズは1.3インチから約3.2倍の2.4インチ(320×240ピクセル)で、小さな画面でタッチ操作を行うストレスもありません。 

人混みでもOK、文字サイズや音声指示など機能改善でユーザー満足度がアップ

POCKETALK W(ポケトークW)は、翻訳のスピードアップ、翻訳精度の向上と、読み取り時間を自分で調整できるようになった点が主な変更点です。こうしたアップデートは、販売から約10か月の現在、ポケトークユーザーから好評です。

またスピーカーやマイクの性能も改良されました。従来のポケトークではスピーカーの音量設定を最大にしても、人混みではうまく機能しないというユーザーの声がありましたが、今回の改良により大音量での再生が可能になりました。またユーザーの発話を識別するマイクにも、ノイズキャンセリング機能が搭載され聞き取りの精度がアップしています。

上記の他にも、文字サイズ・明るさの調節、音声指示による言語選択ができるようになり、翻訳機器としての完成度はかなり高いと言えるでしょう。 

対応言語数は63→74に

初代ポケトークの翻訳機能は、63言語に対応していました。新型ポケトークであるはPOCKETALK W(ポケトークW)対応言語が74言語に増加しています。

英語については、アメリカ、イギリス、インド、オーストラリア等各国のアクセントへの対応が可能になりました。スペイン語、フランス語、ポルトガル語についても同一言語の異なるアクセントにも対応しています。(2018年7月26日時点)

今後、ポケトークがさらにアップデートされる際にはこうした主要言語の各地方における言い回しの違いへの対応などがさらにすすめられるとも考えられます。 

▲対応言語は画面に表示させて確認もできる
▲対応言語は画面に表示させて確認もできる

企業によるポケトーク、ポケトークWの活用事例

法人向けのポケトーク・ポケトークWのレンタルも行われています。

以下ではポケトークを導入している企業や店舗、利用方法について解説します。 

1. 導入企業は?

以下の企業では、自社の従業員の接客や商談にあたり、ポケトーク・ポケトークWを導入しています。 

  • 交通機関:大阪モノレール、近畿日本鉄道、空港情報通信株式会社
  • 化粧品・ドラッグストア:資生堂ジャパン株式会社、スギ薬局、FANCL
  • 小売:TSUTAYA、TOWER RECORDS、KIOSK、ODAKYU PLANET
  • 飲食・サービス:アサヒフードクリエイト株式会社、株式会社タイトー、MOS BURGER
  • 旅行:タビナカ、富士急トラベル
  • 宿泊施設:かんぽの宿、CINEMA PLUS

      2. 訪日外国人への貸出:JALエービーシー

      ポケトークポケトークWの法人利用の中には、訪日外国人への貸し出しを行っている場合も含まれます。

      空港宅配をはじめとする手荷物の取扱いや、国内外向けの携帯電話のレンタル業務などを行っている日本航空のグループ会社JALエービーシーでは、顧客へのレンタル用としてポケトークを導入しています。

      翻訳機を空港で借りられるシステムはプライベート、ビジネスを問わず多くの顧客から人気を集めており、インバウンドアウトバウンドの双方において利用者が増加しています。
      レンタルサービス開始の翌日から予約が入るほどの好評ぶりで、ポケトークは使い方が簡単なため空港で操作説明を受けるだけで問題なく使用できる点がサービスの人気の理由となっています。 

      3. 接客事例:タワーレコード「TOWERminiダイバーシティ東京 プラザ店」

      お台場にあるタワーレコードの系列店であるTOWERminiダイバーシティ東京プラザ店では、接客用にポケトークを導入しています。

      訪日外国人がよく訪れるお台場に位置するこの店舗では、時期によっては客の4割以上が訪日外国人ということもあります。

      ポケトークポケトークWの導入により、日本語では意図を伝えられない客に対しスムーズな接客ができるよう努めています。導入前に比べ、店内で困っている様子の外国人客に対し、店員から積極的に声をかけられるようになったとの声があります。

      また、正確な翻訳ができるため接客にも問題がないそうです。 

      ポケトークWは用途に合わせてレンタルも利用、訪日外国人対応の質をさらにアップ

      発売当初より、音声認識によってその場で即時的に翻訳可能な「通訳替わり」として高い評価を得ていたポケトークですが、新型のポケトークW(POCKETALK W)ではタッチパネル搭載による操作性の改善や、対応言語数の増加、翻訳速度の向上、そして正確さのブラッシュアップなど、さらに機能を強化しています。

      海外旅行などでの個人的な利用はもちろん、出張時の利用、そして訪日外国人への対応といった法人利用も着実に拡大しています。 

      ポケトークWは、SIMありとSIMなし、購入そしてレンタルと、ニーズに合わせて様々な料金体系で利用ができます。今後日本各地で増える訪日外国人の対応のために、今から準備をしておくことで、訪日外国人の旅行時の満足度を向上させること、そしてそれによりリピーターや周囲への口コミ波及を狙うことも非現実的な話ではありません。

      最新の技術をインバウンド集客に活かしていく姿勢が、これからのインバウンド対応に求められています。


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      この記事の筆者

      訪日ラボ編集部

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