近年、東南アジアの各国では経済発展が進み、海外旅行に対する需要も高まっています。例えば、タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアの4か国からの訪日外国人数は、2009年からの10年間で4.2倍となりました。
その中でも今回はインドネシアの言語事情を紹介していきます。インドネシアは東西に広い国のため、インドネシア国内で3つの時間を採用しています。こうした地理的な事情も影響し、国内では複数の言語が主要な言語としての地位を確立しています。
簡単なあいさつなどのフレーズや、その語源やルールなどを知っているだけで、ほかの飲食店や小売店との差別化になるでしょう。
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インドネシアの公用語は?
インドネシアは、複数の言語が日常的に使われている多民族国家ですが、公用語はインドネシア語です。しかしながら英語教育は進んでおり、インドネシアの大学の授業では公用語のインドネシア語は使用せず、英語が用いられることがほとんどです。そのため大卒者の多くは、ビジネス英語くらいのレベルであれば問題なく使用できるとされています。
またインドネシアでは、現在もなおジャワ語やスンダ語、バリ語などの民族語の教育がおこなわれています。公用語として使われているインドネシア語が第一言語、英語が第二言語、次いでジャワ語やスンダ語、バリ語などの民族語と認識しておくと良いでしょう。
インドネシア語は簡単?マレーシアでも通じる?
インドネシア語には、法則を理解すると簡単に理解できるという特長があります。インドネシア語はもともと複数の民族の間で共通語として使われていた言語であり、他の言語に比べ文法が単純だといいます。インドネシア語も英語と同じラテン文字を使用し、読み方は単純なローマ字読みです。また、インドネシア語はマレー語とも非常に似ており、マレーシアやシンガポールのマレー系の人とはインドネシア語を使ってコミュニケーションを取ることもできます。
インドネシア語のあいさつを紹介
インドネシア人を受け入れる可能性のある飲食店や小売店では、簡単なあいさつをできるように準備をしておくと良いでしょう。先ほども触れたように、インドネシア語はラテン文字を用い、ローマ字読みをする言語であるため、あいさつであれば難しさを感じることもありません。こんにちは
お元気ですか?
Apa kabar? (アパ カバール)元気です
Baik-baiksaja. (バイッバイッ サジャ)ありがとう
Terima kasih. (テレマカシ)どういたしまして
Samasama. (サマサマ)さようなら
Sampai jumpa lagi. (サンパイ ジュンパ ラギ)いらっしゃいませ
Selamat datang.(スラマッ ダタン)2018年の訪日インドネシア人は約40万人
では、日本にはどれほどのインドネシア人が訪れているのでしょうか?
2016年に日本を訪れたインドネシア人は27万人、2017年は35万人と年々右肩上がりにその数が増加しています。そして2018年の訪日インドネシア人は39万6,000人となり、おおよそ40万人の規模になっています。
さらに詳しいインドネシア人の訪日データは以下のURLから確認することができます。
訪日インドネシア人観光客のインバウンド
訪日インドネシア人は、2016年の訪日外客数で前年比32.1%増となる 271,000人 となりました。2012年が101,460人でしたので、インドネシア市場のインバウンド需要は 4年前の約2.67倍まで成長 しています。
データでわかる訪日インドネシア人観光客
ポイントは4月・7月・12月:春夏冬バランスよく訪日客数が増加日本はインドネシア人にとっても気軽に旅行できる国に:旅行消費額は減少も客数は5年連続で順調に増加
簡単なインドネシア語のあいさつを覚えて対応を
日本人には馴染みのないインドネシア語ですが、文字も読み方も難しくはありません。1年間に日本を訪れるインドネシア人は40万人と、それほど多くありません。しかしながらいざインドネシア人が訪ねてきたときに、彼らの母国の言語で接客することができたら、こちらの歓迎の気持ちを感じてもらえるのではないでしょうか。
インドネシア語を覚えることは必須ではありませんが、簡単なあいさつでも覚えておけば、いずれ使える場面は訪れるはずです。
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
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