これだけは知っておくべき訪日インドネシア人 2つのポイント

  • ポイントは4月・7月・12月 :春夏冬バランスよく訪日客数が増加
  • 日本はインドネシア人にとっても気軽に旅行できる国に :旅行消費額は減少も客数は5年連続で順調に増加

インドネシアに関連するインバウンド年表

1957年 日本とインドネシアが国交関係を樹立
2013年 ビザ要件の緩和
2014年 JNTOジャカルタ事務所が開設
2016年 訪日インドネシア人観光客数が史上最多となる27万人に
2017年 ジャカルタにてJapan Travel Fairを開催

インドネシア基本データ

人口 約2.55億人(2015年)
面積 約189万平方キロメートル
首都 ジャカルタ
宗教 大半がイスラム教
公用語 インドネシア語
時差 -2時間・UTC+7(ジャカルタ)
通貨 インドネシア・ルピア(1円=約120ルピア)
名目GDP 8,619億米ドル(2016年)
経済成長率 5.0%(2016年)
1人あたりのGDP 3605.1米ドル(2016年)
平均月収 39,792円
物価 ビッグマック=32,126.00インドネシア・ルピア

(参照)外務省 国・地域基礎データ、Numbeo Rankings by Country of Average Monthly Net Salary (After Tax) (Salaries And Financing)より

インドネシア市場の訪日旅行(インバウンド)データ

訪日外客数推移(2012年~2016年):訪日インドネシア人は何人来ているのか」

インドネシア市場の訪日旅行(インバウンド)データ

ここ5年間、訪日インドネシア人観光客数は伸び続けており、2012年においては101,460人だった訪日インドネシア人観光客数は、2016年には2.7倍以上となる271,014人を記録しています。
特に2016年には前年比+32%もの訪日インドネシア人観光客が日本を訪れました。

月別訪日外客数:訪日インドネシア人に人気なのは何月?

月別訪日外客数:訪日インドネシア人に人気なのは何月?

訪日インドネシア人のインバウンド市場においてハイシーズンとなるのは12月です。ここ5年連続で12月にもっとも訪日数が増えており、訪日インドネシア人の誘致・集客を考慮するのであれば、この時期を重点的にプロモーションをかけるのが得策です。

インバウンド消費額推移(2012年~2016年):インドネシア市場全体の規模は?

インバウンド消費額推移(2012年~2016年):インドネシア市場全体の規模は?

訪日インドネシア人観光客によるインバウンド消費額は、2016年に370億円規模まで成長しました。直近で数値が明らかになっている2014年の190億円と比較すると2年間で約2倍まで成長したことになります。

一人当たりインバウンド消費額推移(2012年~2016年):訪日インドネシア人は1人いくら使う?

一人当たりインバウンド消費額推移(2012年~2016年):訪日インドネシア人は1人いくら使う?

一人当たりの旅行支出は、ここ3年で増減を繰り返しており、もっとも訪日インドネシア人観光客が旅行中にお金を使っていたのは2015年。ひとりあたり訪日旅行で147,149円を使っていました。直近の2016年には一人当たりの旅行支出は、再び落ち込みました。(136,619円)
順調な客数・インバウンド消費額の伸びと一人当たりの旅行支出額の増加に関係性はあまりないようです。
*2012年、2013年の訪日インドネシア人の一人当たりのインバウンド消費に関しては数値が出ていないため、2014年より3年分を紹介しています。

旅行支出内訳:訪日インドネシア人は何を買い、消費している?

旅行支出内訳:訪日インドネシア人は何を買い、消費している?

訪日インドネシア人が、訪日旅行中に使ったお金のうち、もっとも大きな割合を占めたのは宿泊料金でした。宿泊料金は、全体の34.5%を占めています。また、他のアジア圏の国と同様に、ショッピングに充てたお金は全体の1/4となっており、大きな割合を占めています。

人気のお土産ものランキング:訪日インドネシア人は何をお土産に買っていく?

  費目 購入率 購入者単価
1位 菓子類 54.4% 8,515円
2位 その他食料品・飲料・酒・たばこ 53.5% 10,582円
3位 服(和服以外)・かばん・靴 45.5% 21,352円
4位 化粧品・香水 25.4% 12,118円
5位 和服(着物)・民芸品 19.2% 14,216円
6位 医薬品・健康グッズ・トイレタリー 14.1% 6,260円
7位 カメラ・ビデオカメラ・時計 13.8% 22,923円
8位 マンガ・アニメ・キャラクター関連商品 11.2% 13,303円

(参照)観光庁 訪日外国人消費動向調査 平成28年より

訪日インドネシア人は、日本で日常用品を主に購入しているようです。購入率の高いもの上位4つには、基本的に生活で利用するためのものがランクインしています。購入率こそ下がりますが、「カメラ・ビデオカメラ・時計」「マンガ・アニメ・キャラクター関連商品」など比較的購入者単価が高い費目も上位にランクインしています。また、訪日インドネシア人のショッピング動向に関して、特筆すべき点は「服・かばん・靴」に対しての満足度が高い点です。訪日インドネシア人のうち38.6%が同費目をもっとも満足したと回答しました。

買い物場所ランキング:訪日インドネシア人はどこで買い物をしている?

  買い物場所 購入率
1位 百貨店・デパート 62.8%
2位 観光地の土産店 47.7%
3位 スーパーマーケット 47.1%

(参照)観光庁 訪日外国人消費動向調査 平成28年より

訪日インドネシア人の間で、もっとも人気のショッピングスポットとなったのは「百貨店・デパート」でした。62.8%が百貨店・デパートを利用しました。「観光地の土産店」「スーパーマーケット」に関しても全体の約半数の訪日インドネシア人が利用したと回答しました。

年齢・性別構成比:訪日インドネシア人で最も多い属性は?

年齢・性別構成比:訪日インドネシア人で最も多い属性は?

2016年に訪日したインドネシア人のうち52.9%は男性、47.1%は女性でした。男性の方がわずかに多い結果になっています。
年齢別にみてみると、20歳~39歳がもっとも大きな割合を占める層になっており、2016年の訪日インドネシア人の約半数がこれらの年代に当てはまる結果になっています。さらに性別にみてみると、男性でもっとも多かったのは30歳から39歳、女性でもっとも多かったのは20歳から29歳でした。それぞれ2016年に訪日したインドネシア人全体の17.3%を占める結果になっています。

滞在日数:訪日インドネシア人は何日間訪日旅行する?

滞在日数:訪日インドネシア人は何日間訪日旅行する?

観光庁の「平成28年 訪日外国人消費動向調査」によると、訪日インドネシア人の平均泊数は15泊となっており、観光目的の場合、7日から90日間、日本に滞在するインドネシア人が多いことがわかります。(64.1%が7日から90日間日本に滞在)

訪日経験:訪日インドネシア人は初訪日・リピーターどちらが多い?

訪日経験:訪日インドネシア人は初訪日・リピーターどちらが多い?

2016年に訪日旅行をしたインドネシア人のうち、48.2%は訪日リピーターでした。約半数が訪日リピーターとはいえ、初訪日であると回答した人との割合とほぼ半々であり、訪日インドネシア人のインバウンド市場に関しては、リピーター率が高いとは言えないでしょう。

旅行形態:訪日インドネシア人は団体旅行と個別旅行どちらが多い?

旅行形態:訪日インドネシア人は団体旅行と個別旅行どちらが多い?

インドネシア人が訪日する場合、個別手配にて訪日する割合は78.5%となっており、団体ツアーもしくは個人旅行パッケージを使う割合よりも多い結果になりました。
一方、観光が目的になると個別手配(≒FIT)が占める割合は低下し、団体旅行が占める割合は29.5%まで上昇します。団体旅行は一定のインドネシア人観光客にとってまだまだ需要のある旅行形態であるといえるでしょう。ビジネス目的の訪日時は、他国籍の訪日客と同様にほとんどが個別手配にて訪日する傾向にあります。

日本の観光情報の収集:訪日インドネシア人の訪日旅行の情報手段は?

日本の観光情報の収集:訪日インドネシア人の訪日旅行の情報手段は?

近年、旅マエの訪日外国人はインターネットを利用して情報を集める傾向にあります。しかし、訪日インドネシア人においては「自国の親族・知人」「日本在住の親族・知人」など、人との対話を通じた観光情報を重視しているようです。上位3つのうち、2つが知り合いの口コミを通じたものでした。
旅ナカに関しては、他国出身のの訪日外国人と同様、スマートフォンがもっとも役に立った情報源であったようです。全体の約60%が同選択肢を回答しました。加えて、割合こそ下がりますが、観光案内所もトップ10にランクインしています。

インドネシア市場のアウトバウンド(海外旅行)データ

インドネシア人の海外旅行者数の推移(2012年〜2016年):インドネシア人の海外旅行需要は?

インドネシア人の海外旅行者数の推移(2012年〜2016年):インドネシア人の海外旅行需要は?

2012年から2013年の急激な増加率と比較すると、海外に旅行したインドネシア人の数の伸びは鈍化していますが、2012年~2015年の間、海外に旅行するインドネシア人は一貫して増え続けています。(2016年は客数データなし)

インドネシアで人気の海外観光地ランキング:訪日旅行の競合となる国は?

  国名 過去五年間で最多の外客数
1位 マレーシア 2,827,533人(2014年)
2位 シンガポール 3,088,859人(2013年)
3位 サウジアラビア 936,562人(2015年)
4位 中国 621,970人(2012年)
5位 タイ 595,015人(2013年)

(参照)JNTO 訪日旅行データ ハンドブック 世界20市場 2017年

インドネシア人にとっての人気の観光地は、東南アジアや中東、東アジアです。ここ5年間で最も多くのインドネシア人が訪れた観光地はマレーシアです。2014年には最多となる280万人のインドネシア人がマレーシアを訪れました。サウジアラビアを旅行先として選ぶインドネシア人も多く、ランキングでは3位につけています。 日本は、インドネシア人にとって7番目に人気の観光地です。近年の訪日インドネシア人観光客の増加を加味すると、日本のランキングはこの先上がっていくかもしれません。