• ポイントは4月・7月・12月 :春夏冬バランスよく訪日客数が増加
  • 日本はインドネシア人にとっても気軽に旅行できる国に :旅行消費額は減少も客数は5年連続で順調に増加
出典:観光庁 平成28年 訪日外国人消費動向調査

インバウンドにおけるインドネシア市場の特徴とは

2016年の訪日インドネシア人観光客数は 約27万人 を記録しています。2016年、訪日インドネシア人は一人当たり 136,619円 を訪日旅行時に使いました。訪日インドネシア人による日本国内での消費額を合わせると 370億円 となりす。

訪日インドネシア人のインバウンド市場で、知っておくべきポイントは 「4月・7月・12月にかけて訪日客数が増える点」「インドネシア人にとって訪日旅行が新たな人気アクティビティとなりつつある点」 の2つです。それぞれ詳しく解説していきます。

訪日インドネシア人のインバウンド市場の2つの特徴を解説

①ハイシーズンは4月と7月と12月:春夏冬とバランスよく訪日客数が増加

訪日インドネシア人観光客数が増える時期は、4月と7月と12月です。 2016年の場合、この時期に向けて訪日客数が増加し訪日客が集中しており、訪日インドネシア人を集客・誘致するのであれば、この時期に向けてプロモーションをかけるのが得策です。一方、全国籍平均の場合、同時期において訪日客数は横ばいで推移しているため、4月と7月と12月にピークに訪日客数が増える訪日インドネシア人市場は、魅力的なターゲットになるでしょう。

②訪日旅行は庶民にも手が届くアクティビティに?

訪日インドネシアの一人当たりの旅行支出額は、減少傾向にありますが、訪日客数は5年連続で順調に伸び続けています。以前であれば、物価水準の違いから訪日旅行は一部の富裕者のインドネシア人のみが可能でした。しかし、近年の経済発展により、以前行きたくても行けなかった 庶民層にも、訪日旅行は手が届くアクティビティになりつつある ことが伺えます。インドネシアでは親日度も高いこともあり、このまま市場は順調に推移していくと考えられ、注目のインバウンド市場であるといえるでしょう。

インドネシア人の特徴

インドネシア人の性格・国民性

インドネシア人の性格・国民性には、一般的に以下のような特徴があるといわれています。

  • 話好きである
  • インドネシア人は基本的に話好きです。コミュニケーションは挨拶から始めましょう。
  • 楽天的
  • インドネシア人は基本的にものごとを深くまで考えません。ユーモアがあり、元気な人が多いです。
  • 「大丈夫」が口癖
  • 「大丈夫」「たいしたことないよ」を表す「Tidak apa apa」という言葉はインドネシア人の間でよく使われる言葉です。インドネシア人には、問題があってもそこまで考え込まない傾向があります。
  • 時間にルーズである
  • インドネシア人は基本的にマイペースであり、時間をあまり守らない傾向にあります。

インドネシア人と接するうえで気を付けておきたいマナー

インドネシアには敬虔なイスラム教徒が多いため、インドネシア人と接するときにはイスラム教の慣習に沿った行動を心がけましょう。その他には、以下のようなことに気を付けましょう。

  • モスクなどイスラム系の寺院を訪れる際には、靴を脱ぎ露出の多い服装は控える
  • プライドを傷つける行為であるため、人前で怒らない
  • 不機嫌な様子を意味するため、両手を腰に当てるポーズは控える
  • 野蛮な行為と受け取られるため、食事の際には器を持ち上げない
  • 豚肉は宗教上基本的にNG
  • 食事の際はハラルフードを提供する

インドネシア人の親日度・日本語学習者数

電通の全社横断プロジェクト「チーム・クールジャパン」による調査によると、インドネシアは「親日度ランキング」において7位にランクインしており、比較的親日度は高いものであると予測できます。(*1)2016年に行われた前回の調査では、インドネシアは9位であったため、親日度が向上したという見方ができるでしょう。 インドネシアには、2015年時点で4,540人の日本語講師、2,496の日本語教育機関が存在しています。(*2)学習者は2015年時点で745,125人です。日本語を学ぶインドネシア人は増えており、2015年時点でインドネシアは、世界で2番目に日本語学習が多い国となっています。(*3)

<参照>

  • (*1)電通 チーム・クールジャパン:「ジャパンブランド調査2017」の結果より
  • (*2)国際交流基金:日本語教育の実施状況 インドネシア(2016年度)
  • (*3)国際交流基金:2015年度海外日本語教育機関調査結果(速報値)2016/11/10

インドネシア人のスマホ事情:人気の機種やSNSは?

インドネシア人のスマホ事情:人気の機種やSNSは?

インドネシアでもっとも使われているOSはiOSです。全体の79%がiOSを使用しています。その他をAndroidやBlackBerryやWindows Phoneが分け合う形になっています。 インドネシアで人気のSNSとして1位にランクインしたWhatsApp Messengerは、日本でいうLINEのような主要メッセージアプリとして多くのインドネシア人に使われています。また、日本と同様にLINEもコミュニケーションアプリとして一定のユーザーを獲得している模様。Android端末においては、Facebook関連のサービスが上位を占めています。Instagramは2番目に人気のSNSとなりました。

インドネシアのイベント・祝日カレンダー(2017年・2018年)

2017年2018年
新年1月1日(日)1月1日(月)
イムレック(中国暦新年)1月28日(土)2月16日(金)
ニュピ(サカ暦新年)3月28日(火)3月18日(日)
聖金曜日(キリスト受難日4月14日(金)3月30日(金)
※ムハンマド昇天祭4月24日(月)4月13日(金)
メーデー5月1日(月)5月1日(火)
ワイサック(ブッダの生誕記念日)5月11日(木)5月29日(火)
キリスト昇天祭5月25日(木)5月10日(木)
パンチャシラの日(インドネシア建国5原則の日)6月1日(木)6月1日(金)
政令指定休日6月23日(金)~6月24日(土)未定
イドゥル・フィトリ(断食明け大祭)6月25日(日)~6月26日(月)6月15日(金)~6月16日(土)
政令指定休日6月27日(火)~6月30日(金)未定
独立記念日8月17日(木)8月17日(金)
イドゥル・アドハ(犠牲祭)9月1日(金)8月22日(水)
ヒジュラ正月(イスラム暦新年)9月21日(木)9月12日(水)
ムハンマド生誕祭12月1日(金)11月20日(火)
クリスマス12月25日(月)12月25日(火)
政令指定休日43095未定

インドネシアの歴史

7世紀ごろ、ヒンドゥー教や仏教を信仰する王国が栄え、ボロブドゥールや、ムンドットなど現在でも高い評価を受ける遺跡がこの時代に建造されました。同時期には、東南アジアでもっとも強大な王国であるスリウィジャヤ王国が栄え、以降600年にあたって隆盛を極めました。 その後、13世紀にはヒンドゥー王国であるマジャパイトが東ジャワで台頭。200年にわたってインドネシア全域とマレー半島の一部の統合し繁栄を極めました。また、13世紀にはイスラム教が流入しインドネシア各地にイスラム王国が乱立する状態になりました。 同時期には、ムスリム商人や中国商人がインドネシアにて交易を行っていましたが、次第にヨーロッパ諸国とのかかわりが強まっていきます。17世紀にはオランダがジャワ島のバタヴィアに本拠地を設け、植民地化に乗り出します。ジャワ戦争やパドリ戦争、アチェ戦争などオランダの植民地化に対して現地では反乱がおきますが、19世紀前半には強制栽培制度が開始されます。その後、数十年にあたってオランダの植民地支配は続きましたが、独立運動が活発化し始めます。インドネシア独立運動はスカルノを中心として進められ、第二次世界大戦後にインドネシア共和国が誕生しました。

インドネシア宗教観

インドネシア政府では、5つの宗教の信仰を認めています。イスラム教、プロテスタント、カトリック、ヒンドゥー教、仏教、儒教がそれにあたります。全てのインドネシア人は、パスポートやIDカードを発行する際に、いずれかの宗教の信仰を申告しなくてはなりません。無宗教であることはインドネシア人の間では、あまり良い印象を持たれません。そのため、インドネシアでは宗教は比較的生活に身近なものであるということが言えるでしょう。 インドネシアにおいて最も多くの信者を抱える宗教は、イスラム教です。人口の87.2%がイスラム教を信仰しています。プロテスタントは6.9%、カトリックは2.9%、ヒンドゥー教は1.7%を占めます。

<参照>

  • Indonesia Investments:Religion in Indonesia
  • Statistics Indonesia (Badan Pusat Statistik):Population Census 2010