音声翻訳機ポケトークWの評判 | 初代と機能比較・メリット・デメリット・導入事例も紹介

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ポケトークは2017年に音声認識によるリアルタイム翻訳ができるツールとして発売され話題になりましたが、2018年に初代ポケトークに続くポケトークWが発売されて以降、さらに注目を集めています。

また近年では、インバウンドアウトバウンド旅行者だけでなく、企業、店舗において導入される事例も増えてきています。

この記事では、ポケトークWの機能、評判と、ポケトークポケトークWを使用したユーザーの口コミやレビューをまとめます。そのメリット・デメリットと、インバウンド対応のための導入事例についても紹介します。

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ポケトークとは

ポケトークとはソースネクストが販売する音声翻訳機音声認識によるリアルタイム翻訳で人気を博しています

売上台数としても音声翻訳機全体の97.5%という圧倒的なシェアを誇ります。

発売当初は海外旅行者や訪日外国人による利用が多かったのですが、近年では企業や店舗において多言語対応の手段として導入されるケースも増えています。

2018年9月に発売"ポケトークW"

ポケトークは2017年12月に発売されましたが、2018年9月には2代目となるポケトークWが発売されました。

ポケトークWでは話した言葉を認識して外国語に翻訳することができ、なおかつ翻訳した文章をテキストや音声で相手に伝えることが可能です。

双方向翻訳に対応しているポケトークWでは日本語から外国語への翻訳、外国語から日本語への翻訳ができ、74言語に対応しています。

初代ポケトークとの違いは?

翻訳の精度は高かったものの操作性には改善の余地があった初代ポケトークに比べ、ポケトークWではタッチパネル対応による直感的な操作や音声言語切り替えが可能になりました。

タッチパネル対応に伴いディスプレイを1.3インチから2.4インチに変更しており細かいタッチ操作によるストレスもありません。

また、翻訳性能においても対応言語数が63から74に増えたことや翻訳速度が7.5倍になったことで性能が向上しており、初代ポケトークでは3G通信であった通信回線も4G/LTEへの対応によって高速化されています。

ポケトークWの評判は?メリット、デメリットを紹介

ポケトークWの評判については従来のポケトークに比べさらに高い評価を得ているといえますが、一方でデメリットがあることもまた事実です。

続いてはポケトークWのメリット、デメリットについて解説します。

3つのメリットを解説

以下では、ユーザーの声をもとにポケトークWの3つのメリットについて紹介します。

  1. ポケトークWではスピーカーがパワーアップしており雑踏や騒音の中でも使用できるほどの大音量になっています。
    音量レベルは簡単に設定可能なため、TPOに応じて適切な音量に変更して使用できます。
  2. タッチパネル形式で画面上の文字をタッチすることで大抵の操作をこなすことができます。
    そのため、スマホやタブレットの操作に慣れている人であれば説明書なしでも利用できるほど、直感的操作が可能です。
  3. グローバルSIMを搭載することにより海外旅行先でも電源を入れるだけで利用可能です。
    小難しい通信設定などもなく機械に疎い方でも心配なく利用できます。

こんなデメリットも

ユーザーの声を調べてみると、ポケトークWの利用時はこのような点には注意が必要なようです。

  1. 多義語の翻訳の際には主語、目的語を入れるなどして補う必要があります。
    たとえば値切り交渉のシーンで「まけてください」と伝えたい時に「負けてください」と翻訳してしまうことがあります。
    多義語を単語のみで使うと正しく翻訳できない可能性があるため、主語や目的語を補う必要があります。
  2. 初代ポケトークにはイヤホンを挿すためのステレオピンジャックが搭載されていましたが、ポケトークWでは廃止されています。
    新たにBluetoothに対応しているため、語学学習などでイヤホンを使用したい場合にはBluetooth対応イヤホンを使用する必要があります。

ポケトークを導入した企業すでに複数、その評価は?

ポケトークは外国人利用者の多い企業や店舗、交通機関において、多言語対応実現のため導入されています。

インバウンド対策としてポケトークを導入している店舗と導入後のポケトークの評価について、2つの事例を紹介します。

1. 5台のポケトークWを導入:小田急プラネット

紹介する導入店舗は新宿駅直結の大型商業施設、小田急プラネットです。

新宿のアクセス力、駅直結の地の利、人気ブランドが揃う店舗ラインナップから訪日外国人客の利用も多く、インフォメーションカウンターや免税手続きカウンター、エレベーター案内において多言語対応をするために5台のポケトークWを導入しています。

特に免税手続きでは旅行で日本を訪れた外国人観光客と長期滞在の居住者によって異なるなど、説明が複雑で誤解なく伝えるのが難しいのですが、ポケトークWがあればスムーズに対応できると評価されています。

また、ポケトークWの存在は従業員にとっても心強く、外国語を話せない従業員も物怖じせずに声かけや外国人対応ができるというメリットもあります。

2. 細やかな接客に成功:大国屋PEEK-A-BOO銀座SIX

都内に9店舗を展開する美容室「PEEK-A-BOO(ピークアブー)」の銀座SIX店ポケトークを導入しています。

同店舗では外国人の顧客が多く、ポケトークの導入以前は美容室における文化の違いや求めるヘアスタイルのニュアンスがうまく伝わらず十分な満足度を得られないことがあったそうです。

たとえばシャンプーを水で流すのが一般的なニューヨークで生活していた顧客に対してはニューヨークと同様に水で流し、女性の美容代を恋人や夫が払う文化が根付いている台湾人客の会計ではパートナーの迎えを待って会計を行うなど、ポケトークがあることによってより細やかな心配りのある接客ができるようになります。

また、スタイリストの経験、髪の長さ、薬剤の種類によって異なる美容室の料金体系を誤解なく詳細に伝えるためにポケトークは必要不可欠な存在となっています。

ポケトークの活用でインバウンド対応に差をつける

初代ポケトーク、またそこから大きな進化を遂げたポケトークWの両機種は、個人・法人に関わらず、多くの利用者から高い評価を受けています。

近年では企業や店舗でのインバウンド対応の一環としてポケトークを導入するケースも増加しており、その利便性は情報の正確な伝達だけでなく、従業員の働きやすさや顧客の満足度にもつながっています。

今後もポケトークWの導入は、外国人顧客を抱える企業や店舗にとって大きなアドバンテージとなるでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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