在日外国人の就業実態
ディップ株式会社は7月16日、ディップ総合研究所において「在日外国人の就業実態」についての調査結果を公表。日本での就業意欲は高いものの、理想と現実にはギャップがあることが分かりました。
「特定技能」に興味あり・9割
同調査は、現在日本で就業している中国人、ベトナム人、フィリピン人から150サンプルを集計しています。
在日外国人の就業先も全体の76.0%が「特定技能」対象の業種となっています。「特定技能」制度を通じて働くことに興味があると回答した外国人は94.0%。留学生は80.0%が日本での就職を希望しています。
課題が見えてくる、理想と現実のギャップ
「日本で働く当初の目的・理由」と「実際に働いて良かったこと」を集計し、そのギャップを比較しています。
良かったことの1位は「本国より年収が高い」ですが、当初の目的とのギャップは0.6ポイント。「治安が良い」「清潔である」などのギャップは9ポイント以上と高くなっています。
全体として働いてみて良かったと感じている割合が高くなっていますが、「最先端の技術を学べる」のみは期待を下回りました。
一方、「働いてみて困ったこと」は、「就業時間が長かった」「言葉の壁があった」などがあります。ほかにも、「休暇が取りづらかった」「文化になじめなかった」など、就業後のフォローに対する課題が明らかになっています。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
ディップ株式会社のプレスリリース
https://www.dip-net.co.jp/