東京オリンピック聖火ランナーになるには?聖火リレー・過去実績・ルート・2020年の選考基準

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

新型コロナウイルスパンデミックを受け、東京オリンピック五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。

2020年に開催される東京オリンピックの幕開けとして、準備が進められているのが聖火リレーです。

オリンピックにまつわるイベントの由来や意義を理解しておくと、オリンピックの観戦でもより一層盛り上がること間違いなしでしょう。また、オリンピック大会は、世界に向けて日本の先進技術をアピールするかっこうの場でもあります。今回の成果リレーではトヨタ自動車が自動運転技術や人工知能(AI)を搭載した次世代型の電気自動車(EV)の特別モデルを提供することを発表しており、スポーツの試合だけでなくこうした演出にも注目が集まっています。

この記事では、聖火や聖火リレーの基礎知識と、聖火ランナーになるための選考基準を解説します。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

聖火リレーとは?

はじめに、そもそも聖火リレーとはどのようなものなのかを紹介します。

ギリシャと開催国をつなぐ炎

ギリシャ・オリンピアで太陽光を使って採火されたギリシャ・オリンピアで太陽光を使って採火された聖火によってギリシャ国内と開催国をつなぐ、聖火リレーがオリンピックの1つの大きなイベントとなっています。

この炎を、平和・団結・友愛のを表すシンボルとし、オリンピックが開催されることへの関心と期待を呼び起こす大きなイベントと位置づけられています。

近代オリンピックでは、1924年に開催されたパリ大会まで聖火はなく、1928年のアムステルダム大会の際にスタジアム外に塔を建設し、そこに聖火を灯し続けるという案が出されたことをきっかけとして、現在のような聖火リレーが行われています。

64年オリンピックでのルートは?

アジアで初めて開催された東京オリンピックでは、

8月21日ギリシャで聖火リレーがスタートし、以下の都市を経由して、沖縄に到着しました。

イスタンブール(トルコ)→ ベイルート(レバノン)→ テヘラン(イラン)→ ラホール(パキスタン)→ ニューデリー(インド)→ ラングーン(ビルマ)→ バンコク(タイ)→ クアラルンプール(マレーシア)→ マニラ(フィリピン)→ 香港→ 台北(台湾

沖縄には9月7日に到着し、その後、国内でのリレーへと繋いでいきました。

聖火リレーの空輸距離は1万5,508km地上リレー総距離が732kmとなり、区間にして870区間にのぼります。東京オリンピックの国内聖火リレーは、当時アメリカ領でありつつ、日本体育協会にも加盟していた沖縄でスタートし、その第1走者は宮城勇氏が務めました。

64年大会のランナー

東京オリンピック聖火ランナーには、輪島大士、貴ノ花利彰、三遊亭小遊三、谷沢健一、山崎裕之が選ばれており、いずれも当時は中学生もしくは高校生だったものの、のちに著名人として活躍している方ばかりです。

また最終ランナーを務めた坂井義則は、1945年8月6日に広島で生を受けたと言う理由から、聖火リレーを締めくくるという重役を任されたとされています。

2020オリンピックの聖火リレーはどうなるか

2020年に開催される東京オリンピックでは、どのような聖火リレーがおこなわれるのでしょうか?日本で開催される世界的なイベントに込められて想いや、スケジュールを解説していきます。

聖火リレーコンセプトは「Hope Lights Our Way=希望の道を、つなごう」

東京2020の聖火リレーコンセプトは「Hope Lights Our Way」であり、日本語訳では、「希望の道を、つなごう」となっています。

新たな時代への突入を意味する一大イベントであることから、支えあい、認めあい、高めあう心でつなぐ聖火の光が新しい時代の日の出となり、人々に希望の道を照らしだすという想いが込められています。

SNS映えを目指す聖火リレー

大会ごとに実施されている聖火リレーですが、世界的に注目を集められる取り組みも数多く採用されています。IOCは今回の聖火リレーを「開催直前の大会の興奮と期待感を創出する特別な機会」と定義し、若者世代にアピールするためにインスタグラムなどで「SNS映え」する演出を求めています

リレーはスポンサーロゴをあしらった数台のトラックが大音量の音楽で先導し、車列が数百メートルにも及ぶ壮大なスケールとなり、ルートを「一筆書き」にすることで、その価値を高め、通過地点には世界遺産や伝統芸能がふんだんに盛り込まれています。

聖火リレーのルート

2020年に開催される東京オリンピックの聖火リレーは、福島県のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジで3月26日に幕を開けます。その後、日本全国857市区町村で実施され、オリンピックの象徴である聖火が121日間もの期間をかけて、日本全国を巡る予定になっています。

また、3月12日ギリシャ古代オリンピア市聖火採火式がおこなわれ、

3月19日ギリシャアテネ市にて聖火引継式→宮城県:航空自衛隊松島基地に到着し、復興の火展示場所→宮城県石巻市 の石巻南浜津波復興祈念公園→宮城県仙台市仙台駅東口エリア→岩手県の三陸鉄道・SL銀河→岩手県大船渡市のキャッセン大船渡エリア→福島県福島市福島駅東口駅前広場→福島県いわき市のアクアマリンパーク→福島県楢葉町・広野町のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジと経由し、

3月26日のグランドスタートが予定されています。

聖火ランナーは公募で決まる!

最後に聖火ランナーになるための方法を解説していきます。東京オリンピックを見ている側ではなく実際に参加してみたいという方は、公募される聖火ランナーの情報にキャッチアップしておきましょう。

聖火ランナーの役割

今のところ聖火ランナーは1人あたり200メートルほどを走り1万人以上の参加になることが見込まれています。

聖火リレーのスポンサーとなっている、日本コカ・コーラ、トヨタ自動車、日本生命、NTTの4社と各都道府県がそれぞれ行い、早い企業では6月17日に、都道府県は7月1日から募集が開始されます。

ランナー選定の考え方

聖火ランナーの選定には、国籍や障害の有無、性別、年齢を加味し、バランスに配慮するという考え方がベースとなっています。

安全な運営のために2008年4月1日以前に生まれたという条件があるものの、車いすに乗る人や障害のある人も応募でき、1人で走ることが難しい場合でもサポートする人や補助犬をつけることで参加することができます。

選定基準にも復興、不屈、違いを認め合う包容力、祝祭による一体感など、聖火リレーが多くの人々に開かれたイベントにするための工夫が凝らされています。

応募方法と流れ

聖火ランナーは6月17日の日本コカ・コーラの募集からスタートし、ほかの3社が6月24日から募集を始めています。7月1日からは都道府県の募集が始まり、8月31日が締め切りとなります。

最大で5回の応募が許されており都道府県のうちの1つと、スポンサー企業のすべてに同時に応募することができます。

聖火ランナーを希望する理由や自己PRなどの要項を発表し、その推薦を受けた大会組織委員会が最終的なランナーの決定を行い、12月以降から決定の連絡および、走る場所や日時は組織委員会から指定される流れとなっています。

聖火リレーを利用して情報を発信していく

聖火リレーにはオリンピックを全国に発信するという大きな想いが込められています。この目的を達成するための一つの方策として、2020年に開催される東京オリンピックでは、「SNS映えする」さまざまな取り組みが用意されています。

走行を鑑賞する楽しみも当然ありますが、走者としてSNS映えするコンテンツ作りに参加することは、2020年のオリンピックならではの体験となることでしょう。実際に聖火ランナーとして参加してみたいという方は、できるだけ早い段階から応募方法などの情報を確認しておきましょう。

【7/16開催】【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※


外食店舗、支援サービス、業界のトップ企業が集結!

さらに、有名飲食店や外食産業を牽引する企業による特別基調講演も開催。

成功企業のリアルな戦略や、これからの外食業界を生き抜くヒントがここに詰まっています!

最新のトレンドを知り、トップ企業の成功ノウハウを学びたい方

業界の最前線で活躍する企業とつながり、新たなビジネスチャンスを掴みたい方にぴったりのイベントです。

今こそ、業界の未来を共に創る一歩を踏み出しませんか?

皆さまのご参加をお待ちしております!

<応募者特典>

  • イベント登壇企業の各種お役立ち資料
    ※口コミアカデミー内でのアーカイブ配信は予定しておりません
  • 本イベントのアーカイブ動画(1週間)

<本セミナーのポイント>

  • 有名飲食店&業界をけん引する企業の基調講演
  • - 成功企業の戦略や実例を直接学べる貴重な機会!
    - トップ経営者や専門家が語る「成長の秘訣」と「業界の未来」
  • 外食業界の最新トレンド&成功ノウハウが手に入る
  • - 変化の激しい市場で勝ち残るための最前線情報をキャッチ!
    - 業界をリードする企業が実践するプロモーション戦略やDX事例を公開!
  • 外食業界を支える最新サービス&ソリューションの紹介
  • - 飲食業界の課題解決につながるアイデアが満載!
    - 効率化や売上向上につながる最新ツール・サービスを知るチャンス

詳しくはこちらをご覧ください。

【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※【7/16開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに