ラグビーワールドカップ2019日本大会の日程 | 対戦組み合わせ・開催地・欧米豪に向けた効果の高い施策とは?

ラクビーワールドカップ2019開催まであと2ヶ月となりました。昨日、日本ラグビー協会の清宮副会長が会見し、2021年秋に新リーグを立ち上げる構想を発表したこともあり、今後日本でもますます人気を博していくことが予想されます。

今回のワールドカップは、日本の東北から九州まで各都市で試合が開催されます。世界各国のラグビーファンがこの試合日程に合わせて日本にやってくることが予想されます。試合が開催される全12都市では観光需要が高まるでしょう。

今回は、ラグビーワールドカップ2019の日程やそれに伴うインバウンド需要について解説していきます。

ラグビーワールドカップ2019日本大会

ラグビーワールドカップは、ラグビーユニオンのナショナルチームの世界一を決定する世界選手権大会です。今年2019年は、日本での開催が決まっており、9月20日が開幕です。8月1日には開催50日前を迎え、東京駅八重洲地下街での「ラグビーワールドカップ2019日本大会展」が予定されています。イングランド発祥とあり、ヨーロッパやオセアニアでび南アフリカ、アルゼンチンで人気の競技で、開催期間には観戦を目的とした訪日外国人が増えることが予想されています。また前回大会では日本が活躍し、今回も活躍が期待され...

ラグビーワールドカップ2019の日程は?

ラグビーワールドカップは4年に1度開催され、各国の代表チームが戦い世界一を決める大会です。

2019は日本開催となり、9月20日の日本対ロシア戦で開幕し、11月2日の決勝戦で閉幕となります。

4つのプールに分かれ対戦

▲ラグビーワールドカップ対戦表:ラグビーワールドカップ2019公式HP

プールとはリーグ戦を行うグループのことを指します。

予選では、計20チームが4つのプールに分かれて対戦します。各プールでは総当たり戦で、勝ち点の高い2チームが決勝トーナメントに進出します。

日本はプールAで、アイルランド・スコットランド・ロシア・サモアと対戦します。特にアイルランドスコットランドは、日本よりも世界ランキングが高いため厳しい戦いとなるでしょう。

なお、プールAの各国世界ランキングは、以下となります。

  • アイルランド:3位
  • スコットランド:7位
  • 日本:11位
  • ロシア:20位
  • サモア:16位

日本の試合日程は?

日本代表チームの試合は、9月20日(金)のロシア戦、28日(土)のアイルランド戦、10月5日(土)のサモア戦、13日(日)のスコットランド戦までの4試合が予選の日程です。

試合は東京→静岡→愛知→神奈川と比較的移動が少なく、選手にとって負担が少なくなっています。試合間の日数も空いているため、万全の態勢で臨めるでしょう。

前回南アフリカ戦にも勝利した日本代表チームの活躍に注目が集まること必至です。予選で上位チームには入れれば準々決勝へ進出することができます。

プール戦後の日程は?

各プールの上位2チームは、準々決勝に進出します。準々決勝からは、トーナメント戦になります。

準々決勝は10月19日(土)・20日(日)の二日間で、大分あるいは東京の会場で行われます。日本はプールAなので、東京会場での試合となります。

準決勝の敗者は、3位決定戦へ、勝者は決勝戦へ進出します。

3位決定戦は11月1日(金)に東京スタジアムで、そして決勝は11月2日(土)に横浜国際総合競技場で開催されます。11月2日(土)の決勝戦の勝者で世界一が決まり、全日程が終了となります。

ラグビーワールドカップはインバウンド需要を大幅UPさせるのか?

2020年には東京オリンピックが開催されるため、インバウンド需要の増加が予想されています。

ラグビーワールドカップも世界的なスポーツイベントですが、ラグビーワールドカップによってインバウンド需要は高まると言えるのでしょうか。

そもそもスポーツツーリズムの需要が高い

スポーツツーリズムとは、「スポーツに関連した旅行・観光」を指します。具体的にはスポーツ観戦だけでなく、それに関わるスポーツ関連グッズの販売やイベント等も含まれます。近年、スポーツを通じた観光業の盛り上がりが注目を集めています。

ラグビーワールドカップでは、北は北海道から南は九州まで全12都市で試合が行われます。

その経済効果は大きく、チケット収入の見込みだけでも約290億円といわれています。この金額は、2002年のサッカーワールドカップ日韓大会のチケット収入約250億円を上回る数字です。スポーツツーリズム需要の高まりを示す数字といえます。

以下の記事では、スポーツツーリズムについて詳しく解説しています。

スポーツツーリズムと観光の関係/インバウンド誘致の事例・失敗例や課題は?

スポーツツーリズムとは、スポーツ観戦のための旅行、それに伴い周辺の観光地に足を運ぶことや、スポーツ選手と交流するための旅行など、スポーツに関わる旅行のすべてを意味します。国内や海外への旅行が一般的になり、旅行の目的も多様化してきている中、現地体験を重視する「コト消費」の流行も顕著となっています。こうした中で、スポーツツーリズムの可能性にも注目が高まっています。スポーツツーリズムの推進は、これまで以上の旅行者の誘致や地方の活性化の可能性も秘めています。日本では、2019年は9月にラグビーワー...

日本各地に広がる開催都市、地方活性化に期待

▲ラグビーワールドカップ2019開催都市一覧:日本政策投資銀行
▲ラグビーワールドカップ2019開催都市一覧:日本政策投資銀行

すでに述べましたが、ラグビーワールドカップは全12都市で開催されるため、地方活性化が期待できます。ラグビーワールドカップに絡めた観光プロモーションが効果的でしょう。

また、インバウンド対策が不十分だとせっかくのインバウンド需要の高まりを上手く活かせず終わってしまう可能性もあります。後述する対策を行ってスポーツツーリズムの恩恵を受けていきましょう。

各地の観光活性化、ラグビーワールドカップ後も続く?

ラグビーワールドカップが地方都市で開催されることにより、「観光インフラ」の整備が進められています。ただ設備を充実させるだけではなく、サービス面での改善が進められているため、訪日外国人の満足度が高まり観光活性化が続いていくと予想されます。

また、観光業に関わる人材がラグビーワールドカップを経験することで、観光に関する新たなノウハウを獲得できるでしょう。

ラグビーワールドカップの開催後、2020年の東京では、同じく国際的イベントであるオリンピックが開催されます。立て続けに開催される世界的スポーツイベントは、インバウンド需要を促し、地域の活性化へと繋がりますが、そのための環境整備や集客のための施策は欠かせないでしょう。

ラグビーワールドカップに向けてやるべきインバウンド対策と事例

ラグビーワールドカップは開催まであと2ヶ月と、日程が近付いてきています。インバウンド需要の大きな波にのるためにも、インバウンド対策を講じる必要があります。具体的なインバウンド対策と事例について紹介します。

ラグビー好きが多い国:オーストラリア人にウケるのは「信頼性」と「ユーモア」

オーストラリアでは、ラグビーが国民的人気スポーツです。このことから、ラグビーワールドカップ2019でも多くのオーストラリア人が日本を訪れると言われています。オーストラリア人の特徴を抑え、インバウンド対策の参考にして下さい。

オーストラリア人は個人主義でマイペースな国民性です。

また、オーストラリア人はユーモアを好む傾向があります。2人に1人が使っているFacebookなどのSNSを活用し、ユーモアのある広告を打つのが効果的です。とはいえ、大げさな表現は信頼を失うことになるので注意して下さい。

欧米豪に向けた情報発信には口コミサイトが有効

▲欧米豪の旅行情報源:日本政府観光局(JNTO)統計より作成
▲欧米豪の旅行情報源:日本政府観光局(JNTO)統計より作成

欧米豪向けのインバウンド対策として「VFR」の活用が注目を集めています。VFRとは「Visiting Friends and Relatives」の略で、「友人や親族訪問を目的とした旅行」を意味します。

日本政府観光局(JNTO)が発表した「訪日外国人消費動向調査」によると、欧米豪の旅行者は「訪日旅行前に役立った旅行情報源 」で日本在住の親戚や知人を参考にする割合が多いという結果が出ています。このことから、日本向けのプロモーションが結果的に欧米豪へのプロモーションに活かせるといえます。

また、訪日外国人に役立った情報源として、「口コミサイト」を参考にする割合も高いです。欧米豪で人気の口コミサイトをチェックすることで、どういったモノやコトが人気を博しているのかといったインバウンド需要がみえてくるでしょう。

ラグビーワールドカップに向けたインバウンド対策事例:九州・山口

ラグビーワールドカップ開催に合わせて、今年9月に「祭りアイランド九州」が山口で開催されます。「祭りアイランド九州」は、官民一体となった観光プロモーションイベントです。

九州各地では多種多様な祭りがあり、同イベントを通して訪日外国人に様々な祭りを紹介します。

訪日外国人に九州・山口の魅力を知ってもらい、観光客の誘致を促進することが目的とされています。ラグビーワールドカップの日程に合わせることで、多くの集客が期待でき、今後の観光客増加に繋がる取り組みといえるでしょう。

訪日外国人へのアピール、ラグビーW杯観戦だけで終わらせていいの?九州・山口が本気で取り組む「祭りアイランド九州」熊本から周遊観光を推進

ラグビーワールドカップ2019の開催時期に合わせて、今年9月に「祭りアイランド九州」(英語名:Matsuri in Kyusyu)が開催されます。ワールドカップ観戦で訪れる訪日外国人観光客に九州・山口の魅力を発信し、周遊観光を促進させるのが狙いです。「祭りアイランド九州」が提案する広域周遊ルートをふまえ、日本の地域の魅力発信に向けた新たな取り組みを見ていきましょう。目次九州の「祭り」をキーワードに地域の魅力を国内外に発信熊本地震からの創造的復興とインバウンドの欧米豪市場の需要取り込みが狙い...

ラグビーワールドカップの日程をおさえ、欧米豪に向けたインバウンド対策を

ラグビーワールドカップは、ラグビーの世界ナンバーワンを決める大会であると同時に、インバウンド需要を促すビックイベントです。東京だけではなく、地方都市でも試合が行われるため、地域活性化の起爆剤となるでしょう。

また、ラグビーワールドカップの日程に合わせて、欧米豪などの出場国の人々を中心に訪日外国人の増加が予想されています。欧米豪の訪日客がよく目にする口コミサイトなどをチェックし各国のトレンドの分析が、インバウンド対策のヒントをもたらしてくれるはずです。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!