ツーリズム(観光事業)は、世界的な成長産業と言われています。特に、インバウンド・ツーリズムは、日本の成長産業のひとつであり、注目が高まっています。これからのインバウンド・ツーリズムには、マーケティングやDMO等を中心とした地域との連携が必要です。
今回ご紹介するセミナーは、「インバウンド・ビジネス戦略」の出版を記念したセミナーです。
今年6月、グローバルマーケティングを行う株式会社iNTOの代表取締役社長 小松﨑友子氏が、著者のひとりとして執筆を担当する「インバウンド・ビジネス戦略」(日本経済新聞出版社監修:池上重輔 早稲田インバウンド・ビジネス戦略研究会)が出版されました。
日本のインバウンド・ビジネス戦略の方向性を提示する内容で、本セミナーでは同書のコンセプトの普及、および今後の研究活動のパートナーとの新たな連携を目的とした内容となっています。
日本の持続的な発展のために、インバウンドの波をいかに活用できるか、また世界的な成長産業と言われるツーリズムにおいて必要となるパラダイムシフトとは何かといったことを主題に、議論を展開します。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
【9/20@早稲田大学】「インバウンド・ビジネス戦略」出版記念セミナー
「インバウンド・ビジネス戦略」目次
- はじめに――持続的成長のためのインバウンドにおけるパラダイムシフト
- ツーリズムを取り巻く環境――機会と課題
- ツーリズムを考察する視点
- ツーリズムのイノベーション
- インバウンドの戦略――連携と創造
- インバウンド・ツーリズムのマーケテイング
- ツーリズム生態系のICTプラットフォーム基盤
- ツーリズム・コンテンツとストーリー戦略
- <エリア事例>アジア:東アジア4カ国・地域を中心とした訪日市場動向と戦略
- <エリア事例>フランス、アムステルダム:観光大国フランスと観光急進都市アムステルダムに見る「暗黙的観光資産」
- <エリア事例>アートツーリズムによる観光まちづくり
- <テーマ事例>プレミアムツーリズム戦略:ナパバレーのワインツーリズム
- <IR事例>観光産業における統合リゾートビジネス
- インバウンド・ビジネスのリーダーシップ
- ツーリズムリーダー育成の現状と今後
本書の中で、株式会社イントゥの小松﨑友子氏は第9章「<エリア事例 >アジア:東アジア4カ国・地域を中心とした訪日市場動向と戦略」を担当。今回のセミナーでもパネラーとして、「世界が求める日本のインバウンド・ツーリズム」と題して各著者とパネルディスカッションをします。
ツーリズムを考察する視点、ツーリズムのイノベーション、戦略などに加え、本書の内容を紹介しながら、今後の日本のインバウンド・ビジネス戦略に関する議論を展開していきます。
【こんな方にオススメです!】
- 企業・組織のインバウンド担当の方
- インバウンドツーリズムの知識を深めたい方
- 本書を実際に読んだ方
【このセミナーで得られるもの】
- 本書籍内容に対する理解の促進
- 今後の日本のインバウンド・ビジネス戦略について知識が深まる
- 早稲田インバウンド・ビジネス戦略研究会との交流が出来る
開催概要
日時:2019年9月20日(金) / 18:00~20:30
会場:
①セミナー:早稲田大学 国際会議場 1階 井深大記念ホール(18:00~19:00)
定 員 :300名【無料】
②懇 親 会:早稲田大学 国際会議場 3階 第1会議室 (19:10~20:30)
定 員 :100名【3,500円】
対象:インバウンド・ビジネスに関係する実務家、および本分野に興味を持つ実務家
主催:早稲田インバウンド・ビジネス戦略研究会(早稲田大学グローバル・ストラテジック・リーダーシップ研究所)
プログラム
◆基調講演 「インバウンド・ビジネス戦略」
池上重輔 (早稲田大学 大学院経営管理研究科 教授)
◆パネルディスカッション 「世界が求める日本のインバウンド・ツーリズム」
モデレーター: 池上重輔
パネラー:寺﨑新一郎(立命館大学経営学部 准教授)
井上葉子(日本大学商学部 准教授)
倉光一宏(NEC公共ソリューション事業部)
八木京子(江戸川大学社会学部 経営社会学科 准教授)
小松﨑友子(株式会社iNTO代表取締役/PRプロデューサー)
工藤由佳(フリーランスライター)
桐山満啓(株式会社グリーンヒルズJAPAN 代表取締役社長、Bloomberry Resorts Corporation Phillippines Manlila)
渡辺哲也(株式会社電通)
【登壇者プロフィール】
株式会社iNTO 代表取締役社長 小松﨑友子

大学卒業後、広告代理店を経て PR プロデューサーとして独立。新商品発表会や記者会見などの PR イベント、テレビ・新聞をはじめとしたメディアとのコラボレーションによる PR、映像を活用した PR を数多く手掛ける。企業の本質的な価値を見出し発信する戦略が成果を上げ評価を得る中、2010年10月株式会社 iNTO(イントゥ)を創業。
東日本大震災後、これからは海外への積極的な情報発信が必要と考え、中国・香港・台湾での活動を開始。2012 年に東京を中心とした関東を舞台とした日中合作映画「初到東京(邦題:東京に来たばかり)」とのタイインプロモーションを実現。同作品は 2012年3月、北京・上海を中心とした中国全土 31 都市で 3,000 スクリーン以上で公開し大きな反響を得る。
2013年9月香港にて訪日観光PRイベント【夜景サミットin香港】を開催。香港の旅行代理店と香港メディアに対して日本の夜景観光の魅力を発信。
2014 年香港法人を設立、2019年台湾法人を設立。観光庁「広域観光周遊ルート専門家派遣事業」の香港・台湾の PR とマーケティングの専門家として活動している。
2017 年 ジャパン・ツーリズム・アワード『メディア部門賞』受賞
2017 年・2018 年度 観光庁「広域観光周遊ルートに関する専門家派遣事業」香港・台湾専門家
2019 年度 観光庁「インバウンドの地方誘客促進のための専門人材派遣事業」香港・台湾専門家
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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