大阪の最新グルメスポット「座ウラ」がインバウンドを引き寄せるワケ

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インバウンド誘客が好調な大阪では、「ウラ難波」に続く人気のグルメスポット「座ウラ」訪日外国人観光客にも注目されています。

今後も新規ホテルの開業が予定されており、インバウンドの受け入れ態勢がさらに進むことが期待されるエリアです。

今回は、大阪のインバウンド事情をふまえ、「座ウラ」のインバウンド人気と今後の展望について考えていきます。


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大阪のインバウンド拡大は好調

大阪の訪日外国人観光客数は、5年間で約3倍にまで成長しています。2018年は大阪北部地震や台風21号により関西国際空港の被災が発生しましたが、前年比3%増の114万人6,000人を記録し、5年連続の増加となりました。

大阪の好調なインバウンド拡大には、関西国際空港を発着するLCC便の増加をはじめ、あべのハルカスや海遊館・USJといったレジャー施設の充実などが寄与していると言えるでしょう。

さらに初めての訪日旅行に人気の東京と関西を結ぶゴールデンルートに位置しており、東京や京都とあわせて訪れるケースも定番となっています。

「ウラなんば」に続く「座ウラ」のインバウンド人気

大阪は日本で随一のグルメスポットとして、インバウンドの間でも話題です。米国のニューヨーク・タイムズ紙の「2017年に訪れるべき52の場所」というランキングに大阪が選出され、食い倒れの街として紹介されました。

近年では難波駅東側の「ウラなんば」と呼ばれるエリアが、日本人の若者に注目され始めたと同時に、インバウンドも増加していきました。「ウラなんば」のブームに続き、今ホットなグルメ・飲みスポットとされているのが「座ウラ」です。

「新歌舞伎座の裏」という意味の「座ウラ」は、南海難波駅の北側の、御堂筋と千日前通りに囲まれており、訪日客でもアクセスが便利な中心地に位置しています。ミナミの顔として親しまれた新歌舞伎座は2009年に閉館しましたが「座ウラ」の名前は今もなお残っています。

かつては「難波新地」と呼ばれる花街だった「座ウラ」は、駅を中心に百貨店や大型家電量販店などが立ち並ぶにつれ、年齢や所得層を問わずあらゆる人が出入りする場所と変化しました。近年では、ユニークな個人店や若者向けの居酒屋が増加し、地元民だけでなく、大阪グルメや気さくな大阪らしさを体験しようと世界中から観光客が訪れます。

飲食店側も「座ウラで成功すれば、どこででも成功する」とし、飲食店のレベルの底上げにもつながっているようです。

12月には新たにホテル開業、インバウンド対応を強化へ

「座ウラ」のインバウンド人気を後押しするように、12月には歌舞伎座の跡地に「ホテルロイヤルクラシック大阪」が開業します。

ホテルのデザインは、新国立競技場を設計した隈研吾氏が手がけ、新歌舞伎座の意匠を継承した、唐破風を基調とする華やかな外観が特徴的です。客室はスイート9室を含む全150室となっており、342人が宿泊可能です。

宴会場や会議室も用意され、海外から訪れるビジネスマンも利用できます。「ホテルロイヤルクラシック大阪」は、「座ウラ」に足を運ぶ訪日外国人観光客の拠点となることが期待されます。

地域ではインバウンド向けに店舗を紹介する「座ウラマップ」を作成しており、「座ウラ」の魅力発信の役割を担います。

まとめ:大阪・関西万博に向けて高まるインバウンド需要に対応へ

世界的にグルメ都市として認知が拡大する大阪では、2025年に大阪・関西万博が開催されます。今後インバウンドのさらなる増加が見込まれるため、宿泊施設の建設など、受け入れ態勢の強化が進んでいる状況です。

「ホテルロイヤルクラシック大阪」のようなインバウンドとローカルを繋ぐ拠点ができることで、地域を巻き込んだ交流で地域の活性化やインバウンド消費の拡大が期待できるでしょう。


<参照>

・産経新聞:変わる「座ウラ」ホテルウラに大阪・ミナミ

・食品産業新聞社ニュースWEB:大阪のインバウンド拡大が継続 G20サミット、ラグビーW杯、万博など世界的イベント続々、「食」で世界を魅了へ

・Braight Lab:5年間で約8倍になった訪日外国人の大阪での消費額

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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