【海外の反応】アジア初開催ラグビーW杯「最高」に仕上げた日本のおもてなし&選手と観戦客の日本満喫の様子まとめ

公開日:2019年11月15日

日本代表の歴史的勝利やニュージーランド代表オールブラックスの敗退など、大きな話題がいくつも持ち上がったラグビーワールドカップが終了しました。

初めて大会の会場となった日本は、ワールドラグビー会長から「謙虚で歴史的なホスト国」と称されています。

日本はなぜこのような高い評価を得られたのか、SNS投稿や海外の評価や声から紹介していきます。

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3つの取り組みが象徴、日本のホスピタリティ

今大会で、各国代表選手たちのプレーや番狂わせと同じように人々の心を動かしたのが、日本のホスピタリティー、つまり「おもてなし」です。

特に注目を集めた3つの事例を紹介します。

1. 千葉県柏市では子供達がニュージーランド代表の「ハカ」を披露

ニュージーランド代表が事前キャンプを実施した場所、千葉県柏市では地元の子供たちが「ハカ」を披露しました。「ハカ」とはニュージーランドの先住民族マオリが継承している歌と踊りのことで、ニュージーランド代表が試合前に士気を高めるために踊ることで有名です。

キャンプのため柏に到着予定だったニュージーランド代表の到着が遅れたことで披露することになったそうです。この時披露されたのは「柏ハカ」という、柏市ラグビー協会と交流があるオークランド市ラグビー協会コーチでマオリ出身のカール・ポキノさんが制作したもので、柏オリジナルのものでした。

この様子は各国メディアや大会公式Twitterで取り上げられ、国内外に広く知られるところとなりました。


柏市のYouTubeチャンネルに投稿された動画は46万回以上再生され、日本語以外のコメントも寄せられています。

ニュージーランドでもこの様子は報道されています。報道が伝えるヘッドコーチのコメントには、日本への感謝と期待が込められていました。

Coach Steve Hansen said the team was grateful for the warm welcome.
"A fantastic welcome, mind-blowing really," Hansen said.
"Just so many people. Seeing the kids and the enjoyment of their faces was really exciting.
"We look forward to having a really good week here and enjoying the people, getting some good training in."

https://www.tvnz.co.nz/one-news/sport/rugby/watch-japanese-kids-perform-impressive-haka-welcome-all-blacks-rugby-world-cup から引用)

2. 北九州では、子供達がウェールズの聖歌で歓迎

次に紹介するのは、北九州で事前キャンプを行なっていたウェールズ代表との交流イベントでの出来事です。

集まっていたファンのうち10名ほどの少女たちが、ウェールズの聖歌「カロン・ラン」を歌いました。

ウェールズ代表の公式ツイッターアカウントでは「我々の心に響く!Domo arigato, Kitakyushu(ドウモアリガトウ、キタキュウシュウ)」との言葉とともに実際のシーンがシェアされました。

このツイートにはたくさんのコメントが寄せられ、イギリスの公共放送のBBCが反応するまでになりました。


同じくウェールズ代表には日本人から受け取った手紙が、日本人が忘れがたい大会を作った実例として公式Twitterに投稿しました。

3. サモアNational Anthemを歌う日本人客

10月5日に行われた日本vsサモアの試合などで歌詞カードを見ながら他国の国歌を歌いあげる日本人客が大会公式Instagramに投稿され、話題となりました。

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Swipe to zoom in 🔎 Japan fans 👏 #RWC2019 #IREvSCO

Rugby World Cup 2019(@rugbyworldcup)がシェアした投稿 -

これは元日本代表主将の広瀬俊朗さんが発起人となった活動「スクラムユニゾン」の一環で行われたものです。

日本の歓迎をあらわす形として発案されたものです。決勝戦では両チームの「国歌」の歌詞を横浜市が2万部印刷して配布するなど、自治体による支援もありました。

日本のおもてなしに応えてくれた世界の代表選手達

日本の「おもてなし」は世界でも有名なホスピタリティです。そのおもてなしに応えるような行動をしてくれた外国人も話題になりました。

オールブラックス発案!試合後の「お辞儀」

普段の試合では自国を応援することが当たり前ですが、今大会では日本人が各国のユニフォームを着て応援する姿が多く見られました。

黒の服を着てニュージーランドを応援する日本人に感謝を伝えたいと、南アフリカとの試合後ピッチに整列しお辞儀をしたことが話題となりました。

もともとラグビーには「ラグビー憲章」で示される「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」という五つの中心的な価値や、「ノーサイド」の精神があります。

対戦相手はもちろん、仲間、審判、運営スタッフ、観客への尊敬を忘れず、プレー中に審判への抗議がほとんどないことなどには、こうしたラグビーの精神がしっかりと表れています。試合が終われば敵、味方がなくなり、相手を尊重する姿が多く見られます。

ニュージーランド代表から始まったこのお辞儀は他のチームにも広がり、決勝戦では南アフリカ代表もお辞儀をする姿が見られました。

イタリア&ナミビア両チームはロッカールーム清掃で感謝を表現

9月21日の試合後にフランス代表、22日のイタリアvsナミビア戦の終了後に両チームがロッカールームを掃除して帰ったことが大会公式ツイッターで取り上げられました。

選手はわざわざ掃除道具を貸してもられるように依頼し、ロッカールームの床に落ちた芝などを集め、最後にはペットボトルなどが入ったごみ袋と掃除道具も1か所に整理したうえでその場を後にしたそうです。

こうした振る舞いは、サッカーW杯で日本代表が行なったロッカールームの清掃にちなんでいます。イタリア代表のミケレ・カンパニャーロは取材に「日本人はいつも親切に助けてくれて、きれいにしている。感謝を示す一つの方法」と答えており、日本式でおもてなしへのお返しをしてくれたようです。

SNSに見られた笑顔&真剣な表情…日本を満喫した海外選手たちを紹介

各国の代表選手は試合がない日や、事前キャンプ中に日本各地で日本を満喫したようです。

SNSの投稿には、各国からの旅行者が日本に来た際に魅力を感じられるものについてのヒントが隠れていると言えるでしょう。

ニュージーランド代表が銀座の歩行者天国で記念撮影

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Crew 🤙

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富士急でジェットコースターを楽しんだフランス代表

お寿司の握り方を学んだ南アフリカ代表

茶道や弓道を体験したイングランド代表

サモア代表の選手と家族、約30人が野球を初観戦

観戦で来日した外国人も日本を満喫

読売新聞調べによると、10日~19日が過半数を占め、20~29日間も21人にのぼりました。

観戦以外の時間には、全国各地の観光名所に足を運ぶ人も多かったようです。広島平和記念資料館や京都府の寺社巡り、富士登山といった史跡や自然環境だけでなく、温泉体験、すしやお好み焼き、ラーメンに代表される日本食に期待して来日した人も見られました。

同調査では一割程度が「英語がもっと通じるかと思った」と想像とのギャップについて述べています。

日本の「おもてなし」どこが評価?振り返り今後に活かす

ラグビーワールドカップ日本大会は、選手からだけでなく、観戦客からも非常に高い評価を得ることに成功したようです。

各国代表のSNSでの発信や各国の報道からは、評価された点はどこなのか、また改善できる点はどこなのかを見出せます。外国人観光客が日本に期待してくれていることや快適な環境について理解を深めることが、これからの日本の観光業界に求められていると言えるでしょう。


<参照>

https://www.yomiuri.co.jp/rugbyworldcup/20191107-OYT1T50000/

https://www.yomiuri.co.jp/rugbyworldcup/20191105-OYT1T50040/


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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