【海外の反応】ワールドカップ各国代表&サポーターが日本へ敬意を込めて清掃、日本の当たり前が世界を変える

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先月(2019年9月)から開催中のラグビーワールドカップが盛り上がっています。

ラグビー日本代表は9月28日の元世界王者アイルランドとの一線で白星をあげ、13日のスコットランド戦でも勝利を収めました。日本は初めて「決勝トーナメント」へ進出します。

大会の公式ツイッターアカウント等では、各国代表やサポーターによる清掃活動への感謝や称賛が伝えられています。

日本の清掃や環境保全に対する意識の高さに、海外からは高く評価されているだけでなく、世界の手本となっている事実があります。

ラグビーワールドカップ、また昨年のサッカーワールドカップでの日本の行動と世界の反応を紹介します。

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ラグビー試合後の粋な計らい ロッカー掃除

ラグビーワールドカップの日本語版公式Twitter(@rugbyworldcupjp)は先月24日、試合後に複数の海外チームがロッカールームの清掃をしたことを伝え、感謝の意を表しています。

ラグビー選手がロッカールームを掃除する様子
▲[ラグビーワールドカップの日本語版Twiiter公式アカウントの投稿]:編集部スクリーンショット
Twitter:ラグビーワールドカップ日本語版Twiiter公式アカウントの投稿(https://twitter.com/rugbyworldcupjp/status/1176379184781746176)

サッカー日本代表のワールドカップロシア大会での行動が話題に

これは2018年のサッカー「FIFAワールドカップロシア大会」で、日本代表が逆転負けを喫したにもかかわらず、試合後にロッカールームを清掃したことに対するお返しとも見られています。

当時海外メディアでも取り上げられ、世界中で話題になったこの行いは、今回のラグビー日本大会でも多くの外国人選手に影響を与えたようです。


ラグビー選手のロッカールーム
▲[Radio2020のTwiiter公式アカウントの投稿]:編集部スクリーンショット

Twitter:Radio2020の投稿(https://twitter.com/Radio2000ZA/status/1014393408587288576)

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日本への「尊敬」清掃で表現、ファン間の交流も

この流れは選手たちに限ったものではありません。海外で広く報道された日本人の行いは、サポーターまで魅了しています。「感謝」「尊敬」を清掃で表すというムーブメントを生み出しているようです。


ラグビーの試合会場のゴミ拾いをする人
▲[会場のゴミ拾いをする姿を動画でシェア、称賛するTwitter投稿]:編集部スクリーンショット

Twitter:ゴミ拾いの様子を動画でシェアする投稿(https://twitter.com/clubs2hire/status/1180036572923781120)

BBCは日本の清掃習慣を称賛、ラグビーチームに影響を与える?

英BBCは日本人の「綺麗好き」は学校教育によるものだと説明し、世界では賞賛される行いが実は日本では「あたりまえ」のことであると伝えます。

「サッカーの試合後の掃除は、学校で習った基本的な習慣の延長だ。子どもたちは教室や廊下を掃除する」と、大阪大学のスコット・ノース人間科学教授は説明する。

ノース教授は、「日本のサポーターは掃除とリサイクルの必要性を高く意識しているだけでない。W杯のようなイベントで実践することで、自分たちの生き方への誇りを形にして示し、我々とシェアしている」と指摘した。

出典:【サッカーW杯】日本のサポーターがまたやった 試合後のごみ拾い(BBC)

こうした報道の影響かどうかはわかりませんが、多くのラグビーチームでも「清掃活動」を推進しているようです。

きれいに片づけられた更衣室
▲[イングランドのラグビースクールのTwitter投稿]:編集部スクリーンショット


Twitter:イングランドのラグビースクールのアカウントからの投稿(https://twitter.com/EngRugbySchools/status/1056831636556398592)

ロッカールームを清掃する子供
▲[ロッカールームを清掃する様子のTwitter投稿]:編集部スクリーンショット

Twitter:アイルランドのラグビーチームの投稿(https://twitter.com/UlsterBranch/status/1029382468342829056)



ロッカールームを清掃するラグビー選手
▲[ロッカールームを清掃する様子のTwitter投稿]:編集部スクリーンショット

Twitter:試合後のロッカールーム清掃の様子を伝える投稿(https://twitter.com/JenniferDeegan5/status/1123578232467361793)

「日本式」で敬意を表現する各国代表

現在開催中のラグビーワールドカップでは、世界の選手が日本のおもてなしへのお返しとみられる行動を取っていると、各メディアが報じています。お返しの気持ちが伝わるよう、「日本式」で表現されているのが特徴です。

独自の文化をもつ日本に対して、ラグビー南アフリカ共和国代表・スカルク・ブリッツ選手はボールを手渡してくれた女の子に「会釈」で応え、さらにピッチを退く際にも「お辞儀」で後にしました。

さらにオールブラックス(ニュージーランド代表)とカナダ代表も試合終了後に「お辞儀」で観客の声援に応え、アイルランド、ウェールズ、イタリア、ウルグアイ、サモア代表なども試合の中で取り入れているそうです。

日本文化では「反社会勢力」のイメージが根強い「タトゥー」に対して、日本の文化的背景を尊重し公共の場では目につかないようにするといった各国代表選手の計らいも報じられています。こうした日本社会への配慮に満ちた判断は、日本社会に大きな印象を与えました。

【RWC】日本×サモア戦直前!サモア選手、タトゥー隠す配慮が話題・サモア首相も観戦来日・豊田スタジアムの対応

先月20日から開催されているラグビーワールドカップ2019日本大会ですが、明日10月5日の夜にはサモア戦が開催されます。 これまでのところ日本はロシア、アイルランドの2試合で勝利を収め、明日の試合では観客の一層の盛り上がりが予想されます。 各国代表の選手たちは試合以外にも日本滞在を楽しむ様子が報道されています。プレーについては、日本の高温多湿な気候によるボールコントロールの難しさを感じていると言います。明日対戦するサモアも、こうした点に注力して練習に取り組んでいると...

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本当に評価の高い観光地とは

スポーツの国際大会の開催地は、世界からファンが集まり、インバウンドの商機も高まります。

国内事情や国民の振る舞いは、ニュースやSNSを通じて他の国へと伝えられる可能性も高く、中には今回のように好意的な文脈で広く知らせられることもあります。

観光立国としての歩みを進める日本では、今後ますますたくさんの訪日外国人を迎えることになります。相手の立場にたった「おもてなし」は、それが心からの振る舞いであればあるほど、相手に大きな感動を与えるでしょう。そしてそれはひるがえって、日本の評価を高め、また経済の振興ももたらしてくれるはずです。

これからは、観光業に従事していなくとも、訪日外国人と接する機会が増えていくでしょう。今大会では各国代表選手は日本の文化的基準に合わせた振る舞いで、思いやりを表現してくれています。街中に増える訪日外国人と接する際には、相手の文化基準に合わせた親切さを表現できるよう、一人ひとりが学んでいく必要があるのではないでしょうか。

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<参照>

CNN日本語版:敗退の日本代表が更衣室を掃除、感謝のメモも 世界から賞賛の声

ロイター日本語版:W杯組織委、ロッカー清掃に感謝

訪日ラボセミナーレポートのご紹介&最新版インバウンド情報まとめ

訪日ラボでは、インバウンド対策に課題を抱えるご担当者様向けに、お悩み・課題解決を支援すべく、最新レポートの公開や無料のオンラインセミナーを実施しています。

【セミナーレポート】「桜シーズン」に向けたインバウンド施策のポイント


2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

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そこで訪日ラボでは、「『桜シーズン』に向けたインバウンド施策のポイント」と題したセミナーを開催しました。
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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